ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

黒ひゲイ危機一発、商品名変更へ

2006-01-18 01:06:36 | Weblog
論争を巻き起こした「黒ひゲイ危機一発」問題
トミー側から前向きに解決案があって抗議していたセクシャルマイノリティ教職員ネットワークもその内容を評価して決着したようだ。

トミー社の回答(抜粋)
このゲームのコンセプトである「救い出す行為」を消費者に浸透させる必要性を感じるので、それを周知させる方策を進める。具体的には

1、製品パッケージ上に「救い出す」ゲームである表記を追加
2、ホームページ上で「救い出す」コンセプトを説明
3、今後製造する商品名を「黒ひゲイ危機一発」から「黒ヒゲ危機一発レイザーラモンHGバージョン」とし、「救い出す」ゲームと追加表記
4、今年1月発売予定の「黒ひゲイ危機一発ファスナーアクセサリー」製品のパッケージを変更し「黒ヒゲ危機一発ファスナーアクセサリー・レイザーラモンHGバージョン」とする

玩具を通してセクシャルマイノリティの子供も含むすべての子供たちの健全な子供文化の育成に努力する。とのこと

今回の騒動を通じて、黒ヒゲ危機一発というゲームそのものに問題があるかもしれないというムードに危機感を感じたようだ。

S的な(いやMな?)意識をもったゲームであることは間違いないもんね。
いくら説明したとしても、外国の人なんかがこのゲームをぱっと見てどう思うか?と思えばちょっと問題あるゲームだとは思うだろうねえ。
そういうことに無神経にゲームを楽しんでいた我々もちょっと反省すべきだろうね。

今回の騒動で「このゲームのどこが救い出すゲームなのか?」という問題点についてゲイ差別を超えて問題視する必要性をトミーは感じたというところか?
救い出すコンセプトをどのような表現で表記するのか気になるところ。
また、「黒ひゲイ」は店頭にあるものは売られ続けるわけだけど、このハードゲイバージョンが製造されるほど売れるものなのか?

なにより「黒ひゲイ」という我々を茶化した印象の商品名を変えるという回答を得たことはなかなかの成果といえるように思う。

そもそもレイザーラモンを批判すべきでは?という意見もあった。
それはそれで、ゲイのイメージを卑しめないように努めるようとかレイザーラモンHGに意見していっても良いかと思う。

俺たちゲイだってヘテロ社会と同じように、いろいろな意見があって当然だと思うんだ。

セクシャルマイノリティ教職員ネットワークのサイトにトミー社とのやり取りが載っています。
http://homepage3.nifty.com/stn/
コメント
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