ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

「ドラムライン」ビートに狂う!の巻

2006-02-25 00:31:24 | Weblog
アメリカの大学マーチングバンドを描くコテコテのスポ根青春映画なんですけどね、すごいです。

最初っから最後までビートが鳴り捲り。
マーチングバンドってこんなに凄いの?って興奮鳥肌立ちまくり。

そしてラストに向かうにつれ、さっきのシーンよりさらに興奮する演奏が次々押し寄せてね。

クラブ同士の闘いなんてもうアクション映画かと思うくらいで。
すばらしいです!
すっきりいい気分になりますよ。

スチームドラムのオーケストラとかも好きだからハマった。
アメリカのマーチングバンドと言えば俺が始めて興奮したのは82年のロサンゼルスオリンピック開会式で
数千人ものマーチングバンドを見たときだ。
そんなことを思い出しながら見た。

全体で1つの音を作る。
この技をつけるために、それはそれは大変な体育会系の、軍隊調の特訓を受けるわけです。
いつもはあっけらかんと個人の実力だけで勝負してますよ、努力なんてしてません~みたいなアメリカですが、
もう日本では見失ったかと思うほどの管理された徹底的な訓練。

この映画見る前には、同じ動きをし、人文字を作り・・北朝鮮のアレとは何が違うのだろうか?
紙一重なのだろうか?なんて思いもヨギッタ。

イラク戦争のこともあって、アメリカが国中で戦争を肯定する状況を見てると、
アメリカも北朝鮮も実は紙一重ではないのか?なんて思ってたのだ。

やっぱり根本的に違う。
やらされている訳じゃない。
北朝鮮の皆さんもそうだろうけど、日本人にも無い大人な意識って奴かな?
自分を持って自らの意思でやっているエネルギーが満ち溢れている。

全体行動をしながらも、全体を壊さない遊び心のあるカッコいい動きをいちいちしてキメテくる。
もう堪らなくかっこいい。
俺の好きな憧れのアメリカを見た気がした。

マーチングバンドのシーンがこの映画のほとんどを占め、物語としてはベタなスポ根定石どおりでありながらもあなどれない、部下の扱い方とか愛情の示し方とか、妙に勉強になりましたよ。

どんなに気に入らない部下でも切り捨ててはいけない、合理的なはずのアメリカにある良心に感心してしまった。

ビデオで見るならぜひとも大きなスピーカーをつないで!
次々押し寄せるバンドのビートに悶絶してください。
コメント (4)
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