ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

ホモセクシャルの世界史

2006-06-17 02:11:25 | Weblog
ホモセクシャルの世界史(海野弘著 文芸春秋 2005年)という本を一応読破した!

500ページもある本で実に興味深く、読み応えのあるものだったです。

なんか凄いお腹いっぱいって気分になるよ。

古代から現代まで欧米の有名人たちのゲイ資質?ゲイ行動?を
それはもう博学に書いてあるですよ。

アキレウス、ソクラテス、テンプル騎士団、ダヴィンチ、ミケランジェロ、
カラヴァッジオ、ルイ13世、シェイクスピア、バイロン、オスカーワイルド、
ランボー、コクトー、クラークゲーブル、ケーリーグラント・・・・

俺は少年のころボーイスカウトに入隊してたのだけどね、
その創始者ベーデンパウエル卿は少年好きで、その延長線上に
ボーイスカウトを作ってた。

ボーイスカウトにあるゲイイメージの発信?を納得!!??

そして20世紀の迫害と虐殺の歴史、1970年ころからのゲイリブ運動と読み応えあります。

いい勉強になりました。

興味深い記述に
「なぜ、男は1対1の友情を避けるか?

ホモと思われたくないから、同性愛を恐れるあまり親友も作れない・・・」

やはり、ヘテロだと思っている人にもそれぞれの割合でゲイ性ってものはある
でしょうから、自分の奥底にあるゲイ性に恐れおののいているみたいです。

しかし、凄いタイトルですね~
著者の博覧強記にもびっくりですが、ゲイに向けられた視線がとても優しいです。

松山ではコミセン図書館にあります。今は俺が借りてます!
コメント
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