ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

同性愛に関する座談会の感想

2006-11-07 00:17:07 | Weblog
先日行った松山市人権啓発課の人権指導員さんたちを交えた座談会。

同性愛者をはじめとする性的マイノリティの現状を話してきましたが、
数日たっての感想や疑問を書き出してもらうようお願いをしましたら
早速手配していただけました。
お忙しいのに皆さんそれぞれ熱心に書いていただけておりました。

感想のほかにも、どのように啓発していくと良いか?
指導員の立場でどんな啓発が出来そうか?
人権啓発課として何が出来そうか?
などもコメントしていただけるようにお願いしていました。

##以下抜粋##

・差別の根源は偏見である。性的マイノリティの啓発でもこの偏見を取り除く
ことが必要だ。このようなテーマの学習会を折にふれて開催し知ること理解す
ることにつとめなければならない。
・指導員としてほとんど学習不足の分野で、啓発も不十分であった。
今回の話でよりよく理解できたつもりである。
今後もよく学んで学習会の中で受講者とともに学びたい

・性の多様性についての偏見や差別は非常に多いと思われる。無理解からくる
ことが多いだけに学校教育とか社会教育で連携していく必要がある。
・学校での性教育、保健所での学習、公民館での取り上げなどが考えられる。
最初は出前講座や外部講師などが啓発していくことが必要だろう。
・指導員の立場では身の回りの人権の中に性的マイノリティの問題を入れること
しか出来ない気がする。
・人権啓発課の方針や重要課題に性的マイノリティや性同一障害を入れる必要が
ある。国や県、他の地方公共団体を参考にして啓発用のパンフレットを早急に
作る必要がある。
・座談会が無ければ興味関心がわかなかったと思う。性についてはまだまだ
タブー視されているだけにいろいろな場で専門的な講演の場をまず多く開くこと
が大切だ。

・指導員としてどのように伝えていくか、どのようにしたら理解してもらえるか
今後考えていきたい。
・一つ一つの質問に丁寧に答えてくださり、その誠実な対応を拝見してこの主張
を受け入れる人も多いのではないかと思いました。

・生き方には様々あり、その人固有の価値観があると思う。自分の生き様を
カミングアウトした後と前では考え方の違いがあり、自由に生きたいと思う
気持ちが楽になると思います。少数者であり社会的にはまだ認めようとしない
傾向があると思います。差別や偏見に立ち向かっていくあなたの生き方を理解
していくように!と思いました。

・勇気を持って理解者を今後も増やしていってください。

######

皆さん短い時間でよく理解いただけたなと改めて感謝しています。
心強く感じました。

気になるところとすれば、
カミングアウトは生き方の問題かもしれませんが、同性愛であることは
人生選択ではない。そこを次回は強調しておきたいですね。

さて、こういった勉強会の過程で、人権啓発課としての動きが見えて来て
もらえると良いのですが。考えていってもらいたいところです。

とりあえず、俺はいろいろな勉強会の場が用意されるなら、
積極的に出て行きたいと思ってますが・・
地道なことですね。
コメント
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