次々押し寄せる戦闘シーンに、もういい加減やめてくれと叫びたくなる。
現場で戦うものたちにとっても、いかに戦争はくだらないことか・・。
最前線に送られた彼らの多くは何かしら社会的にいじめられた人たち。
パン屋をしていた彼は、洋風だ!と憲兵に睨まれ、商品を壊され、
鉄の供出だといって釜も鍋も持っていかれた。終には自分まで戦地に送られた。
赤紙を持ってくる隣組も容赦が無い、婦人会の女性は
「私の家族もお国のために頑張っているのだからあなたも苦労しなさい!」
とすがる妻に厳しく言い放つ。
元憲兵だった彼は、憲兵仲間と同じような厳しい国民監視が出来なかったが
ために憲兵を辞めさせられ最前線に送られた。
軍国少年としてすくすく育った彼は、自分の信念と思っていた国に裏切られる。
鬼畜英米と思い込んでいた敵はつかまえて見れば自分たちと同じような若者で
大切に握っていた手紙には自分たちの親と同じような子を思う内容が書かれていた。
軍人たちはアメリカ帰りの司令官の言うことを聞かない
ただ華々しく散っていくことだけを考えている。
硫黄島を守る1日は本土にいる家族にとっては大いなる1日と徹底抗戦するが
そのことが日米ともに大変な死傷者を出すことになる。
すべてが無意味。
前編日本語でまるで日本の映画のようだ。
この作品をアメリカが作ることの凄さ・・・
日本人捕虜を殺してしまうなどのシーンも盛り込み、アメリカ人としての
正義も揺さぶる。
お互いに何の利も無い・・そう強く訴えているすごい映画だ。
最近の日本で描かれる映画では「愛するもののために戦った」とかのコピーが
目立つが、まったくもってそんなことはくだらない!と「父親たちの星条旗」
とこの2部作は言い放っている。見事だと思う。多くの人に見てほしいと思った。
安倍首相が年末休みにこの映画を家族と連れ添ってみたそうで
いい映画だったと言っていたそうだ。
どこを見て素晴らしいと言っているのか気になるところだ。
首相いわく、手紙に家族への思いが込められていたと感想を述べていたが
美しい家族、理想の家族には相当な憧れを持っているといわれる安倍首相。
究極の家族愛の確認が別離からくるとすれば、
戦争によってそれが確認できることに感動したのではあるまいな?
この映画に描かれたようなことが、最悪の状況の段階を指すのだろう。
この映画のような最悪の状況には一足飛びには進展しないだろう。
しかし、今だって日本は戦争に加担している。
「戦争はだめだ」これは今の日本人にも共通しているものであろうが、
後方支援の名の下に自衛隊はインド洋で動いている。
その先にある遠くの町で、日本も加担している戦争が続いている。
自分が手を下さなければいいのか?
国民が徴兵されるようなことにならなければいいのか?
自分が平穏でいられればいいのだろうか?
アメリカでも、いくら3000人もの兵士が死のうとも、多くの国民には他人事。
そんな想像力の欠如したことに日本もなるのかな?
それは国際社会において恥ずべき国の立場であると思う。
ひとかどの国とは認められないだろう。
今大きく転換している日本、今こそ映画やドラマでは、
どうやって日本が戦争にひた走っていき、国民は気がつかぬ間にそれに加担し、
後戻りできなくなったか?そこを徹底的に描き再確認すべき時ではないかと思う。
「硫黄島からの手紙」
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
現場で戦うものたちにとっても、いかに戦争はくだらないことか・・。
最前線に送られた彼らの多くは何かしら社会的にいじめられた人たち。
パン屋をしていた彼は、洋風だ!と憲兵に睨まれ、商品を壊され、
鉄の供出だといって釜も鍋も持っていかれた。終には自分まで戦地に送られた。
赤紙を持ってくる隣組も容赦が無い、婦人会の女性は
「私の家族もお国のために頑張っているのだからあなたも苦労しなさい!」
とすがる妻に厳しく言い放つ。
元憲兵だった彼は、憲兵仲間と同じような厳しい国民監視が出来なかったが
ために憲兵を辞めさせられ最前線に送られた。
軍国少年としてすくすく育った彼は、自分の信念と思っていた国に裏切られる。
鬼畜英米と思い込んでいた敵はつかまえて見れば自分たちと同じような若者で
大切に握っていた手紙には自分たちの親と同じような子を思う内容が書かれていた。
軍人たちはアメリカ帰りの司令官の言うことを聞かない
ただ華々しく散っていくことだけを考えている。
硫黄島を守る1日は本土にいる家族にとっては大いなる1日と徹底抗戦するが
そのことが日米ともに大変な死傷者を出すことになる。
すべてが無意味。
前編日本語でまるで日本の映画のようだ。
この作品をアメリカが作ることの凄さ・・・
日本人捕虜を殺してしまうなどのシーンも盛り込み、アメリカ人としての
正義も揺さぶる。
お互いに何の利も無い・・そう強く訴えているすごい映画だ。
最近の日本で描かれる映画では「愛するもののために戦った」とかのコピーが
目立つが、まったくもってそんなことはくだらない!と「父親たちの星条旗」
とこの2部作は言い放っている。見事だと思う。多くの人に見てほしいと思った。
安倍首相が年末休みにこの映画を家族と連れ添ってみたそうで
いい映画だったと言っていたそうだ。
どこを見て素晴らしいと言っているのか気になるところだ。
首相いわく、手紙に家族への思いが込められていたと感想を述べていたが
美しい家族、理想の家族には相当な憧れを持っているといわれる安倍首相。
究極の家族愛の確認が別離からくるとすれば、
戦争によってそれが確認できることに感動したのではあるまいな?
この映画に描かれたようなことが、最悪の状況の段階を指すのだろう。
この映画のような最悪の状況には一足飛びには進展しないだろう。
しかし、今だって日本は戦争に加担している。
「戦争はだめだ」これは今の日本人にも共通しているものであろうが、
後方支援の名の下に自衛隊はインド洋で動いている。
その先にある遠くの町で、日本も加担している戦争が続いている。
自分が手を下さなければいいのか?
国民が徴兵されるようなことにならなければいいのか?
自分が平穏でいられればいいのだろうか?
アメリカでも、いくら3000人もの兵士が死のうとも、多くの国民には他人事。
そんな想像力の欠如したことに日本もなるのかな?
それは国際社会において恥ずべき国の立場であると思う。
ひとかどの国とは認められないだろう。
今大きく転換している日本、今こそ映画やドラマでは、
どうやって日本が戦争にひた走っていき、国民は気がつかぬ間にそれに加担し、
後戻りできなくなったか?そこを徹底的に描き再確認すべき時ではないかと思う。
「硫黄島からの手紙」
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/