ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

息子の同性愛に向き合えない・・

2009-12-12 00:28:28 | Weblog
21才のころ、もうずいぶん前になるけど自分のことを親にカミングアウトした。

母親はどうしても納得できず、今なお苦しみ続けている。

「実は全部ウソ!、同性愛なんかじゃない」いつかそう言ってくれる日が来るのでは?
そんなことを妄想しながら、鬱らな思いになるのだという。

申し訳ないことだと思うと同時に、自分の根本を否定されているような、なんとも
それは寂しい気持ちになるものです。

カミングアウトしなければ母親を辛い思いをさせなくてすんだか?というと
事細かに詮索しがちで、子供の生き方にあれこれ口出しがちな母親のことを思えば
中途半端なことはさらに物事をややこしくしてしまったであろうと思えるのです。

もうどうにもならないことなのだと「諦める」ところにまでになった母親ですが、
それから何年も経っているのに、息子の同性愛のことは「なるたけ考えないようにする」
という対処方法によって、見て見ぬフリというか、棚上げにするというか・・・

思考停止状態でやりすごそうとするやり方は、一向に変わらないままなのです。

今度、2月に企画しているイベント「家族や友達からのカミングアウト、その時あなたは?」
は、こんな母親にぜひとも参加してもらいたいと思っています。
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/60711416.html

同じ思いを向き合ってきている他の親御さんたちと話をしてもらいたいのです。

今日、先日できあがったばかりのチラシを見せて誘ってみました。

やっぱり想定どうりの反応というか、チラシを手に取るのさえ拒んでる感じで、
コタツのすそに置かれたまま、手を出すことがありませんでした。

来て欲しいことを声に出しますが、なぜ向き合わなくちゃいけないのか?と今は頑なです。

ポツンと所在なく置かれたままのチラシは、自分が去った後で見てくれるのでしょう。
まだまだ話して解きほぐしていかなくちゃいけないようです。

なかなかだなあ~、と改めて寂しい気持ちになります。

でも、今回のイベントを機会に、
どうにも向き合ってもらえるように仕向けてみたいもんだと思っているのです。

開催日まで後2ヶ月で、どうなっていくものか?
自分たち親子にとって、とても大切な挑戦の日々になっていきそうです。

こんなきつい挑戦を突きつけてる息子って、やはり厳しすぎなんでしょうね(寂)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする