ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

もうすぐパレードだ!8/13土曜日

2005-08-10 01:23:53 | Weblog
東京レズビアン&ゲイパレード2005
お盆に休みも取れたし、俺も参加準備の最終段階!
初めて参加の彼氏と共に相当楽しみにしてる。

俺は3回目の参加になる。
初めての参加は2001年のパレードで実際に歩いた。
代々木公園を一歩踏み出したときは、この一線を越えるのだ!
みたいな何だか妙にドキドキ緊張した思い出がある。

参加3000人を超えるすごい人数なものだから、
自分がいるフロートからはパレードの全体像がつかめなくて、
周りからどのように見られているのかも気になった。

それで2回目2002年は沿道で応援しながら周りの様子を伺ってみた。
今回もビデオ撮影しながらレインボーの旗を振って応援しようと思ってる。
1回目でも思ったけれど沿道で応援してくれる人がいると、とても心強く感じた。

パレードの参加は3000人までと警察に届けているそうで
それ以上は歩けないとか。

だけど沿道の応援には規制人数は無いのだ。
ぜひパレードを楽しみながら応援しよう!
何千人もの仲間が歩道もいっぱいにして、
渋谷の街をレインボー一色に染めたらすごい迫力だろうなと思う。

レインボー旗を持ったり歩いたり出来ないなって思う人は
沿道で眺めてるといいよ。意識が変わるから。


今日ネットでパレードのこと調べていたら
フリー百科事典のウィキペディアにゲイパレードや性的指向、2丁目、
カミングアウトと結構な数のゲイ用語が載せられていることを発見。
パレードの項など2003・4年と開催できなかった理由まで載せてあった!(すごいな)
また、東京レズビアン&ゲイパレード2005の名称で
なぜレズビアンが先なのかは当時の実行委員会内でのジャンケン勝負だったのだとか!(そんなことまで)

今回の日程、実行委員会の工面でようやく場所取りできた日程がお盆だったのだろうけれど、やっぱり地方参加の者には先立つものがキツイ。
前回まではなぜかグットタイミングで飛行機のバーゲンセール中だったりして非常に助かったんだよね。

まあ、そういうことは別として親に今年のお盆は東京行ってるからって話したときに思ったことがある。
ゲイはお盆とか結婚式、お葬式とかいった「家」のイベントごとは得意ではないと思う。得意どころかどちらかと言うと苦手じゃない?

「家」というものに抑えられて、カミングアウトも出来ずにいたりする人は多い訳で、俺にとっても自分らしく生きられない大きな壁、抵抗勢力!「ブチ壊してやりたい」と今まで何度思ってきたことか。

その「家」の定例イベントであるお盆に田舎に帰らずゲイパレードに行っちゃうというのも、ナントモなもんだなーってね(笑)

俺んちは特にイベントらしいことは無かったみたいで文句は言われなくて良かったけど・・・
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映画「アイランド」を観た

2005-08-09 01:11:19 | Weblog
2005夏映画の「アイランド」を見てきた。
汚染された地球の生き残り達は隔離された世界で無菌生活を行っていた。
皆は毎晩自分の名前が発表されるのを待つ。
ゆういつ残されたパラダイス「アイランド」への移住の当選発表。
面白くも無い生活に疑問を感じた男は施設の外に侵入してみる・・・

そこで見たものは、実は自分はクローン人間で
本物が病気や怪我の場合の代替部品であったのだ!
地球の滅亡もアイランドへの移住もすべて大嘘、そこは死を意味していたのだ。
生きるために施設を抜け出し本物とかいう自分に会いに行くのだが・・・

俺の好きなテーマのSFモノ。
「ブレードランナー」「AI」「甲殻機動隊・イノセンス」「マイノリティリポート」自分とは何なのか?という究極の命題を突きつけてくる。

難しそうな話だけれどとっても分かりやすく、
それにスンゲースピード感に満ちた度迫力のアクションシーンの連続で魅せる魅せる!
マトリックスリローデットの高速道路シーンの連続といったところ。
ヒャーたまらん気持ちよさ!楽しめます。

画像は高速道路走行中にこんなとんでもない荷物を突き落とすシーン!強烈・・・妙に興奮

去年か、クローン猫が出来たというニュースがあった。
溺愛していた猫が死んで、死んだ猫からクローンを作った。

毛並みの模様も、なんと癖もそっくり。
飼い主は猫がよみがえったと喜んでいる、
多分言葉をしゃべるわけでなし、
一緒にいて本当によみがえったと言っていいほどの感覚なのだろう。

そのニュースを聞いて思った。
クローン猫は前の猫と経験が違うだけで本質は変わらなのではないか?
別次元上の自分の一生と捉えれば分かりやすいだろうか?

未来に向けて進行中である自分の未来は分からない、
その経験によりどう自分が変わるのかも分からない。
自分とは「今」この今でしかない。
となってくると、クローンは記憶(経験)のない生まれ変わり
ということではないのか?

どちらが本物なんてことは無意味でどちらも本物。
長い短いを別としてそれぞれの経験が積み重なっていって自分がある。

命のいとおしさとは経験のいとおしさであるということか・・・。

映画では人間は徹底的に自分は自分を守ることを考えていく。
本物?もクローンも自分自身の命を守ろうと必死になる。
当然なのだろうが恐ろしいほどの本質であった。
そのためには容赦をしないのだ。
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古代オリンピックは全裸でおこなわれた!?

2005-08-07 00:46:08 | Weblog
古代オリンピックは全裸でおこなわれた!?

今日から世界陸上が始まった、
なんかテレビ見てたらこの本のこと思い出したんだ。
織田君も超興奮で番組やってるよねー、何を興奮してるのやら・・・(笑)

古代オリンピックは4年に一度の「ハッテンの祭典」でもあったらしいのだ!!??
夢みたいな(こりゃ!)興奮の様子を妄想を掻き立てる文章で表現してくれてるのがこの本

「驚異の古代オリンピック」トニー・ペロレット著
 河出書房新社 2004年7月出版 ISBN4-309-22417-2 

トレビアの泉でもオリンピックは裸で競技していたことは取り上げられていたが(へー)
そのことについてこの本ではそれは詳しく記されている。

スポーツジムの元になったと思われる選手の集まる練習場「ギムナシオン」では全裸で練習している若者を年長者は物色し??年長者としての導きをしたのだとか(なんじゃその導きって!)
興味深い一冊だぞ。同性愛も自然なことであった時代や社会があった。
でもキリスト教の影響などで価値観を変えられていった様子がうかがい知れる。

興味ある人はぜひ!!
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隠れていること

2005-08-06 02:41:16 | Weblog
ゲイは社会通念からの抑圧で自分の事を隠すように仕向けられていて、それは自分を見失ってしまうかもしれないほどに自分を偽ってしまう。

本当の自分は奥の奥へ仕舞い込み、異性愛者の振りをして生きいていく。
社会は当たり前のようにそう求めてくるように感じるし、
ゲイの存在を、一個の個人である人間の存在を平気に抹殺する。

そんな社会でゲイであることを隠して何が悪い?とは思う。
自己防衛ってやつだ。

自己を表現するのにゲイとヘテロ(異性愛)を使い分ける、
ジキルとハイド!

人間さまざまな顔を持っているのだから、
ゲイであることをそんなに重要なことと考えないで
個性の一部くらいにとどめて理解したのでよいじゃないか!
とかもっともな風に自身の欺瞞を正当化する。

生きる知恵なのだろうが、それではノンケ社会の思う壺だ。
なんで俺が社会をふまえて自分を殺して生きていかねばならないんだ!?!?
おかしいじゃないか!!と思うんだ。

普通にゲイが存在するってことを表現してみたらどうだろうってね。
そこから始まるのじゃないか?って。

実は俺たち自身が恐ろしがっていて自分をひた隠ししているけど
本当にカミングアウトしたら社会から抹殺されるのかな?
本当にそんな恐ろしいことを身近な人間にできるのかなー?ってね。

ゲイ自身が社会を変えて切り開こうとしない限り都合のよい社会など来ない。
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ゲイは身近に存在するぞ!

2005-08-05 01:00:48 | Weblog
怪しい存在だと思っていたゲイはいつも隣で働いている仲間であった。

最初は驚いたり、今までの価値観がドサドサ揺らいだ人もいたかもしれないね。
ここはそれぞれで考えてもらうしかない。
さまざまな人がいることを考えてもらわないとね。

俺が想像してた不安、社内で排除されるなんてことは無かった。
思えばカミングアウトしてなかったころの方が
いじめられている意識があったように思う。

実際のところ他人は人のことに興味が無い。
ふーんって思う程度。
不明だったことが解決してすっきりしたくらいのようだ。
飲み会の席などでゲイに興味のある人ががいろいろ聞いてきたりするくらいで、それもざっくばらんに話すことが出来るしイキイキとした会話になる。

裏で変なこと言われてないか?
それはは分からないよ、
カミングアウトしなければゲイ疑惑を憶測で話されているだけ。

それにね、仕事の裏で話していることなんて本当にくだらないことだよね?
そりゃ仕事でムカツイタ相手なんかにはもうボロクソに言うもんだよ。
それは家庭のことや浮気でも借金のこと童貞かそうで無いか…何でもいいんだ。

裏で言われることを気にしても仕方ないのじゃないかな?
堂々としていれば下らない事をしゃべっている人が堕ちて行くもんさ。

俺も仕事をして自分の立場をある程度作ってからカミングアウトした。
よく様子を伺い、小出しに情報を与えて実験し、最終的に判断した。
その方法はそれぞれの立場で違って当然だろう。
カミングアウトは終わりではない、スタート地点でしかない。

俺の会社は平均年齢が28歳くらいで、まあ若い方。
同僚も若いのが多い。それぞれ家庭作っていく人も多いだろう。
当然息子や娘がゲイやレズビアンとして生まれる人も必ずいると思う。
中には当人で隠れている人もいるだろう。

これからだって同僚たちは会社外でゲイやレズビアンに遭遇する人もいるだろう。
俺を見て何か考えてくれているといいと思う。

ゲイはすぐ近くにいると分かったら、まっとうな人なら差別的発言や行動はしないものだ。

いないと思っているから平気でひどいことが言える。

そういった想像をさせるきっかけのためにもカミングアウトを身近にしていく人が増えていくことは、俺たちが生きやすい社会になる上で必要だと思う。
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リーマンゲイの逆襲!?

2005-08-04 00:42:12 | Weblog
俺が会社でカミングアウトしたときのことを少し書くね。

20代の前半、まだまだ駆け出しリーマンの頃、先輩方にいじられた。
特に俺はオネエ言葉もしゃべってなかったのに、やっぱ女性の影も見えないし、
発想や物腰にノンケくささが見えなかったのかな?
それともゲイ特有の微笑をたたえていたんやろか?? 

そう、「ゲイ疑惑!」みたいなものが巻き起こった。
疑惑ったって、困ったな、そのまんまなんだけどなー。

疑惑・・そりゃ格好のお茶飲みネタ!
酒の肴!

まだまだ自己の鍛錬が足りてない俺だったが、
自己否定はどうしても出来なかったので否定するでなく
曖昧な答えをしていた。

だって、俺は仕事先においていづれはカミングアウトすることを企んでたからね。
その時のために辛抱した。

そして自分自身を鍛錬していくことに。

人のプライベートを茶飲話にして楽しみやがって・・くそお!
それをマジ話にしたらどうなるやろうか?

そうだ、ゲイの逆襲だ!
そうすりゃ茶化した話にはなんねーぞ!
明確な人権問題として真正面でぶつかる気概だ!

そんなことも模索しながら20代後半になり仕事もある程度出来るなと
判断したところでカミングアウトした。

それはササーッと社内を駆け巡ったよ・・・。

そして疑惑は収拾した。
するとね、一目置かれるようになったんだ。

あの人ゲイかもね、そんな茶化し話ではなくなった、
自分のことを自信を持って自己主張する。そういった強さには周りも踏まえるものなんだね。

多くのヘテロにしても自分自身の生き方が自信に満ち溢れているわけじゃない。

今まで俺に追及してきたものをそっくり相手に帰していく!
サーどうする。俺とどう付き合うんだい?すぐ隣にゲイはいるんだよ。
実態の見えない怪しい生き物でもないよ、一緒に働いているぞ?
本人目の前にして差別発言は出来ないぞ?

ここからはこっちが強気だ!

カミングアウトに追い込んで茶化してたその人たち、その責任を取ってもらおうじゃないか!

受けいられるかどうかだって?

それは俺が試しているのだ!
さあて君たちは受け入れるしかないのだけどどうする?
人権問題だぞ?会社の仲間は仲良し集まりではない、
あの人は嫌いだから仕事したくないってことは通用しないぞ。

俺の存在を認めないというのなら、俺だって君の存在は認められないぞ!!
そんな気を張ったところは十分あったけれど、気負わないようなそぶりで
カミングアウトしてみた。
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キングダム・オブ・ヘブン

2005-08-02 01:27:17 | Weblog
理想の王国。リドリー・スコット監督の最新作を見た。
彼の作品はスタイリッシュで好きだ。
映像が本当に美しく作りこんでいていつも唸らされる。

昔はスモーク炊きまくる彼独特の絵があった、
今なお何か変わった絵にしようと工夫してくる、
毎回新しい映像に挑戦してるらしい。

最近は空中に雪か綿が飛びまわってるのを多く見かける、
なにせその作りこんだ映像美がたまらないんだ。

エイリアン・ブレードランナーに始まるSFの金字塔作品は俺にとっては重要な位置づけ、
最近ではグラディエーターの「ドノンケ」リーダーの悲哀は深かった。

物語も楽しいが絵が楽しい、引き込まれる。
今回の作品はブラックホークダウンの歴史版って感じで戦闘シーンに異常なこだわりを持って撮影、

これだけならば「ロード・オブ・ザ・リング」に始まる最近流行のコスプレもの(「トロイ」「アレキサンダー」などなど)で飽き飽きしてくるところを映像美と物語で一味変えている。

何かってキリスト教の司教たちを馬鹿にしている。
十字軍の戦いのイノセンスを小気味いいほど馬鹿にしてワクワクする。

「トロイ」「アレキサンダー」で感じていたのだが、「戦争をすることに対する短慮さ」を平気で見せつけられることにかなりゲンナリしてたのだ。

この映画では戦うことへの疑問を描いていてとても救いを感じた。

だって最近アメリカの横暴の影響か、力で解決しないといけない場合もあるのだ!
なんてことがまかり通ってるんだもん。

これだけの戦いをしてまで、殺人をしてまで手に入れたい聖地とは?宗教とは?
といった命題をちゃんと突きつけてる点に久しぶりにホッとした。

病気のエルサレム王(写真)が全身包帯、顔には仮面といういでたちで
いっさい顔の表情など無いのだけど、体全体で凄み感を表現していたのがすばらしかった。

彼は最後まで顔も分からないけどエドワードノートンが演じていたらしい。
ひょろっと人形のような風体で病気の身体を無理し、
なんとか馬に乗り精一杯に凛としている様が荘厳で目に焼きつく。
なんか自分をぐっと抑えたエルサレム王に俺はすごく興味がわいた。
なんかゲイの孤独に似てたのかな?

主役のオーランドブルームは「トロイ」での見事なヘタレぶりが印象強かったため、俺としては今回もあんまり変わらない気がして、いつ情けないキャラに変貌して戦場を逃げ出すのかと冷や冷やして見てしまった。

というか実際に重大なチャンスを放棄しちゃうんだよね、
それでまた不幸が… やっぱエルフの金髪じゃないと駄目なんかな~。

それとイスラムの王、サラディンが渋いのよ 必見
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盛り上がってきたパレード気分!

2005-08-01 01:23:19 | Weblog
今年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の会場では3年ぶりに開催する東京パレードについても大変盛り上がっていた。
今年の実行委員長のおかべさんも忙しく活躍されていた。

トークセッションやベアーパパの前座?司会での堂々としたおしゃべりっぷりには尊敬するな~と感心しきり。高校の教師をされているとか、
勤務先で正式なカミングアウトはしてないとおっしゃっていたが、
事情は良く理解できるし、日頃よりの活躍ぶりを思えば十分オープンリーゲイ!そのもの。

社会とのカミングアウトの間の取り方も段階をもって様子を見ながら小出しにしようと模索されている様子。大事なことだと思う。
隠れゲイとは明らかに違うよ。

教育関係の立場の人が切り開いていこうとしている。
有難いな~と思った。

今度は8月のパレード!!俺もパレード初参加の彼氏を連れて参加するぞ、
ぜひ体感させてやりたいんだ。
なんとしても時間を工面して行ってやる!と心に決めたのだった。

今度のパレードは8/13土曜日。
お盆で地方参加のものには大変日程的にも金銭的にもつらい頃だけど、
何といっても3年ぶりの大イベント、参加せずにはいられない!

今日とりあえず長距離バスのチケット2枚押さえて来た。
松山~東京は13時間だ!!
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