ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

NHK紅白・OZMAのそれから

2007-01-15 00:32:00 | Weblog
NHKもね、散々利用しておいて切り捨てるとは・・。

でも一番気になるのはこの事件をこれほどまで大きなものにしてしまう風潮だと
思うんだ。

あのパフォーマンスがくだらないものであることは百も承知
くだらない!嫌いだ!で済む話なのに。
どうしてそこまで目くじらを立てなくてはならないか?

過去何人かの出演者が紅白と言う大きな、そして特別なステージにおいて
アナーキーなパフォーマンスをやってきた。

そこには何か世の中への反骨精神を感じるものでもあったろう。
それがOZMAにあったか?どうか?なんてこともくだらない話でしょう。

全部承知で出場させ、騒いで紅白の宣伝をしてもらったNHK。
すべての責任を押し付け逃げた。

「俺たちを出場させたことをNHKは後悔するだろう!」とのOZMAの予言
どおりのことにはなっている訳だけど。

しっかりしてくれよNHK、そりゃないやろ?と思うところだ。

なにより、今の世論圧力が、NHKにあんな幕引きをさせるしかおれないように
追いやっていることに不安を感じている。

「お祭りなんだからいいじゃないですか。多くの人が見るとは言ってもショー
なんですから。表現の問題ですからそこまで極端に締めつけるのはどうかと思う。
良い悪いは、ぜひ家庭内でお話する機会にしてください。」

てな調子でNHKが抑えてもらわなくちゃ・・。

だって、1000件程度のクレームでしょう?確かに多いかもしれないけど
大きな声を出したものにばかり合わせてて良いのかな?

何か、窮屈な時代に向かっている現われだと思っちゃうのですが。
主流意見に反論できない「やわらかな全体主義」ってやつでしょうか・・。

性教育バッシングと同じものが匂うのです・・。

NHKはそもそも出場者を選ぶところから信念が無かったのだろうし、そこに
受信料問題の弱みに付け込まれて放送者としての主体をなくしボロボロです。

NHKがガタガタになって済む話で終われば良いけど、世の中の風潮を
悪い風向きに煽ってしまっていることは問題だなあ。

NHKに限らずマスコミの無能を感じてしまいます。

もう少し、俺たちマスコミはこういう国でありたい!
こういう社会でありたい!という信念持ってもらいたいな。

大衆の代弁者たるマスコミが無自覚で主体性をなくしたら
誰が大きな声で発言できるのか?

常に主流を探し漂っている大衆に、こびる必要も無いのです。
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HIV感染者の手記を読んで

2007-01-14 00:25:17 | Weblog
「ぼくの命はあとどれくらい」だろうか?・・

HIV感染をした人が書いているブログを読んでいる。

今では発病前であれば慢性病感覚で大丈夫、だなんて言われていますが
実際は簡単なことではないことなど、感染者の命の叫びが書かれてあった。

まあ、感染しても何とかなるさ・・なんて軽々しいものじゃない。

ブログには自分を責める言葉がたくさん書かれていて
何か声をかけてあげたいと思うけど、思い悩んでしまう。

考え続けています。

少しでもリスクの少ない行為をと、声をかけていこうと活動していますが
感染者がどう思うか?という点は本当に難しい。
簡単に抱えこめれるものでは無いことも思い知らされていくようだった。

エイズの問題は
「HIVに感染した人、そしてこれから感染するかもしれないすべての人」
この視点で考えるべきですね。他人事ではない。

不特定多数との性的交渉があったから、乱れた性生活だから・・
そんなことで割り切れる話では決して無いことは先日の毎日新聞の記事でも
書いた。http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/45156255.html

コンドームを徹底して使うことは簡単なようで実際は本当に難しいこと。
誰がいつ感染しても不思議ではない病気なのです。

いつ自分がその立場になるか分からないのですから。

「共に生きる」そこからだなあ。Living Together

ゲイもヘテロも関係なく、誰だっていろいろな形で少数派になり得るのです。
「共に生きる」ゲイのカミングアウトも同じ意味につながるのですね。

強いものはより強く、強い側になるために弱いものを作る・・
そんな情けない社会へと進んでいます。
こんな社会で皆が幸せになれるはずが無い。
そんな社会はNO!と言おう

Living Together宣言の賛同者が少ないそうです。
多くの人にこの考えを広めましょう。

意思表示の署名はこちらから
http://www.c-action.org/declaration/
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残業代がなくなる!でも立ち上がらない労働者

2007-01-13 00:25:58 | Weblog
「ホワイトカラー・エグゼンプション」こんな制度、馬鹿な話と思ってたら
政府は本当に始めるつもりらしいね。恐ろしい時代だ。

労働組合の弱体化の挙句は、やっぱりこういうことか?

経営側といっても同じ社員、もしくは社員だった人
そんな恐ろしいことは考えまいと今までは思っていたけど、経営側になれば
立場も考え方も違ってくる。

支出で多くを占める人件費は抑えたい。
自分の給与も減るのだけど会社が大きくなれば何らかの見返りがあるのだろうか
そう期待して自ら首を絞めるのか・・。自分の成果を上げる為とはいえ・・・

企業だけが太っていくなんて・・社員への還元より投資だって・・

何の為に組織の中で働いて、いらぬ人間関係に苦労してまでサラリーマンを
やっているのか、ここまで厳しい立場に追いやられるのであれば
サラリーマン稼業も考え直さなければ。

この制度も年収800万以上などと言う線引きで、高所得者限定だったはず
だけど、年収400万まで線引きが下げた形で検討してるみたいだよね。

ほとんどのサラリーマンが対象だろう。

先にはじめているアメリカでは、マクドナルドの副店長レベル
300万以上の人たちも対象になっているらしい。

アメリカの制度にあわせて世界中も働いてもらいたい!?
との意向で、政府にもアメリカから圧力がかかっているとか。

大きく残業代を減らす分は基本給が上がればいいけど、そうはいかない。
正社員は厳しい責任とわずかな給料。

派遣社員は正社員の立場が悪くなることを「それ見たことか!」などと
いっている場合ではなく、派遣の仕事は正社員にしわ寄せてやらせて
解雇されてしまうかもしれない。

ああ、正社員と言う階層を手に入れたところでも厳しい社会。

ここまでの競争社会に幸せはあるのか?
世界有数の豊かな国と言われたこの国は本当に豊かな心を育む国じゃないよね。

こんな時、ゲイだと身軽だから・・しがみついてまでは働きたくないな?とか
簡単に考えられる気楽さがあるっちゃーあるけど・・気休めだなあ。

革命が起きるまでいくのか?って、それまたいつのことやら・・。
マジでやばいです。

うーん、なんだか鬱屈した気分になる記事ネタが多いなあ・・
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携帯エリアの人口カバー率の不可思議

2007-01-12 00:35:23 | Weblog
携帯電話の通信エリアがどのくらい普及しているかを示す数値で
「人口カバー率」というのを聞いたことあるでしょ?

ドコモなんかは99.9%とかだそうです。
ウィルコムのPHSが90%・・・。

この「人口カバー率」
言葉だけを見ると、人が住んでいる所でどれくらいエリアカバーできているか?
なんて数値に思いますよね?

実はこの数値のトリックを最近知ったのですがねー

この「人口カバー率」ってものの出し方ですが、こうなのです。
各市町村の役場のある場所で携帯がつながるかを調べ、つながれば
その町では100%達成・・・そのように数えて出すんだって。

村役場でつながっても、山間部の住宅ではつながらないことは
たくさんあるでしょうけど、そんなことは関係なし。
役場でつながったかつながらないか?それだけで表すのだそう。

俺はてっきり住宅密集地?集落単位くらいでのカバー率だとばかり
思ってたのでだまされた気分!?

それも、この「人口カバー率」ってやつは、別に携帯各社が適当に作った
ものではなく総務省が作ったものなんだと。

で、100%が近づいた今となっては
100%つながるとは勘違いされたくない!?なんて心配をしてて
この表現を使うのをやめたくなっているんだとか・・・うーむ。

最近はますます訳分からない広告が多いですよね。
この間は公正取引委員会がソフトバンクやauに指導を入れたけど、
すでにいろいろなことが麻痺させられてしまっているような気がします。

消費者自身からの厳しい指摘がなくなってきているのかもしれませんね。
何度も何度も広告表現していくうちに
文句言う方も馬鹿らしくなっていって・・・?
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毎日新聞HIV感染者への取材記事

2007-01-11 00:33:09 | Weblog
毎日新聞で去年特集された「告知されて 6人のHIV感染者」という
記事をBASE KOBEの方からコピーを送っていただきました。

ネットで検索すると2004年にも同じような記事の特集があり、合わせて読んで
みましたが、今回の方がより身に詰まされる内容で迫力を感じる物となって
いたように思います。

2004年版はこちら(こちらも読んでみて)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/kokuchi/news/20041127ddn041040999000c.html

2006年の記事は残念ながらネットで読めないみたいなので抜粋で書くと

●一度だけのコンドームなしの性行為(子供を妊娠するため)で感染した女性。
思いつくのは夫のみ、やはり夫も感染していて、さらに浮気もばれる。
HIVは淫らな性行動をする人が感染するもの・・そんなイメージ付けが
感染爆発を広げている。この女性はたった一度の妊娠のための行為で感染した。
子供に感染しなかったことは本当にラッキーだったが元夫を恨んでいる。

●ゲイの彼は性感染症のことも元々詳しく、気にもして行動してきた。
9割9分コンドームを使用していたのに・・しないことがあった。自分を責める。
世間の関心とは反比例するように感染者は増えている。
不安な心を紛らわすかのように自分の経験を元に予防啓発の活動をしている。

●妊娠検査を機に感染が発覚の女性。昔付き合ってきた人からの感染のようだ。
結婚相手には感染してなかった。そして過去を詮索することなく支えてくれる夫。
出産する子供への感染が心配されたが、帝王切開などで注意すれば子供への感染
は相当数抑えられる。母乳は与えられない。
子供のおかげで感染者の母親は強く生きていける。
コンドーム、その場の雰囲気や妊娠しないと思えば使わないのは多くの人の意識
だろうと振り返る。

●友達から感染をカミングアウトされた。こんなこと聞かされた友達は堪らない
ものなのか?その友達への取材。誰にもいえない辛さはあった、でも本当につら
いのは彼女。支えてあげたい。

●入院検査で発覚した女性。昔付き合ってた男性は癌で死んだと聞いていたが
エイズだった。その彼のことは本当に好きだったから恨んではいない。
厳格な両親、性の話題はタブーだった。でも家族から性感染症の教育、家族での
話題があれば、行動を気をつけられたと思う。
感染は広がっているのに無知のままでいる子供たち、多くの社会人も。

●薬害エイズの被害者の高校生。会社や近所の人に知られると家族が差別にあう
のを恐れ薬害訴訟の和解後も隠している。性は不潔だと思う。薬害エイズと性感
染のエイズとは別物としたい。でも最近は治療に通院しても薬害のエイズは少なく
性感染の人であふれている。
俺たちとは背景が違う、と複雑に思いながらも予防セミナーを企画。
社会がどれほどつらいか分かるから・・

●夫がエイズ患者であることは死の直前1週間前だった。
夫の遺骨と自分自身にHIVが残った。無理解な家族は食事のお皿まで別にした。
ようやく向き合ってともに生きていく力が備わってきた。

多くの人が思い込んでいることと、この実態の差に読む人は愕然とされると思う。

読んだ人には他人事では済まされない気持ちがわいてくるに違いない。
9回も続く特集でもあり、良く行き届いた記事になっていたと思います。

感染をしないでおくにはセックスをしなければいい・・・
HIVのことに向き合うとそこまでに行き着いてしまうほどに難しいこと。

感染するような行為をした人が悪いといった圧力は、問題を他人事にするし
表に出にくくさせることで感染を爆発させる。

感染してないことは、ただラッキーなだけなのですね。
予防啓発は、せめて少しでもと感染を減らす努力でしかないのかもしれない。
感染した後の社会全体のフォローが大切だと思える。

記事の最後にあった、「日本にある”普通”という思い込みの危険」のことが
書かれてあった。

日本社会には、この「普通」ってやつが大きく横たわっている。

普通じゃないことを排除する、普通でありたいと普通を求めつづける日本社会。

普通と言う名の多数派でありたいと言う異常なまでの脅迫観念?
そのことが巡り巡って・・こんな不幸の連鎖になるのですね。
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お正月気分を引きずりたいけど

2007-01-10 00:09:17 | Weblog
本格的な仕事始め、容赦なく仕事の波にもまれますね。

久しぶりに長い休日気分を味わった年末年始と連休
ほとんどを彼氏くんと過ごしてました。

休み明けにテストのある彼が、休みが終わるあたりから驚くくらい真面目に
勉強してたこともあって、自分の用事も随分はかどりました。
とはいっても休みは際限なく欲しいのですけど(笑)

冬休みが終わりで一気に片付けようとするから・・
ため息と遠くの見つめる顔や頭を抱えたりと、俺が顔を向ける度に
態度にすべてを表して助けを求めてきてましたけど
「俺は何もしてられねーな~!いっつもギリギリでやるからなあ」と
茶化して俺は容赦なく俺の用事をしてました。

クリスマスの売れ残り?のスポンジケーキを買ったので
イチゴと生クリームをふんだんに使った自家製ケーキをコネコネやって
ました。二人でグシャッ!って、でかいのを食ったよ。

親元には特に頻繁に顔を出したわけじゃないけど、年末の挨拶をしたのと
妹が東京から帰ってきたので家族での食事会に参加した。

互いに何か突っ込んだ話をすることなく距離を持って?終了です。
お祖母さんが亡くなったこともあって親の兄弟が集まることも無く
本当に何もなし。

結婚してたり家族を持ってたりすると、互いの実家に挨拶に行ったり
居心地の悪い?親類付き合いとか、お年玉交換とか大変でしょうね。

本来は楽しい行事なのでしょうが、多くの人は苦労が多いみたいです。
その点ではゲイは気楽なもんだなあ、なんて思える時ではありました。

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他人事ではないワーキングプア

2007-01-08 03:54:24 | Weblog
年末年始にNHKや朝日新聞の特集で「ワーキングプア」のことを
何度も見かけることになった。

「働いているのに貧乏」その恐ろしい実態を見た。

皆不真面目なのではない、一生懸命に働いているのに異常なほど稼ぎが少ない。

年金だけでは病人の妻を養えないからと、80歳のおじいさんが
清掃作業の仕事に精を出す。それでも月に稼げるのは6万円。

若いときから腕のよい職人で仕事もしてきた、今も職人として働く70歳は
最近の仕事は単価を以上に減らされている。
中国などの安い労働に対抗できないからだという。

若者はフリーターとは良い響きだけれど、派遣・請負と言う名の末端労働。
技術も身につくことの無い、誰でも出来るが苦痛な仕事をフルにこなし、
現場までの交通費も出ない。実質の拘束時間を計算したら最低賃金を軽く下がる。
毎日ぐったりで本気の就職活動など出来る余裕も無く、蟻地獄。

何もサボっているわけじゃない、まじめに働いているのに・・。

生活保護でもらえる金額以下の収入しかないワーキングプア。
誰でも成り得る立場だ。

多くのフリーターでもそうだと思う。
時給750円でフルに8時間働いた計算しても月に12万(税金計算せず)
生活保護の支給額と変わらない・・
最低賃金が低すぎるのだ

では正社員だったらどうかというと、これまた・・・
何とか今のわずかな所得差を立場を守ろうとするのに精一杯。
正社員かそうでないかで階層のある格差社会とはいえ、えらい低レベルの争いだ。

会社は太る、大企業は太る、その社員は、そしてその下請けは・・・
このように余裕のない社会が出来上がってしまっている。

余裕が無いから他人をいじめる、下を見て幸せを感じろ!という恐ろしい
社会風潮の中で、過敏な子供たちは反応しているのだろう。

俺も働けているだけで幸せ、下見ればまだましな給与を
もらえているだけで感謝せねば・・?

このラットレースから抜け出したいな・・。
ああ、お金のかからない生活ってのを模索しておく事も防衛手段だろうか?

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「硫黄島からの手紙」を観て

2007-01-07 02:41:42 | Weblog
次々押し寄せる戦闘シーンに、もういい加減やめてくれと叫びたくなる。

現場で戦うものたちにとっても、いかに戦争はくだらないことか・・。

最前線に送られた彼らの多くは何かしら社会的にいじめられた人たち。

パン屋をしていた彼は、洋風だ!と憲兵に睨まれ、商品を壊され、
鉄の供出だといって釜も鍋も持っていかれた。終には自分まで戦地に送られた。

赤紙を持ってくる隣組も容赦が無い、婦人会の女性は
「私の家族もお国のために頑張っているのだからあなたも苦労しなさい!」
とすがる妻に厳しく言い放つ。

元憲兵だった彼は、憲兵仲間と同じような厳しい国民監視が出来なかったが
ために憲兵を辞めさせられ最前線に送られた。

軍国少年としてすくすく育った彼は、自分の信念と思っていた国に裏切られる。

鬼畜英米と思い込んでいた敵はつかまえて見れば自分たちと同じような若者で
大切に握っていた手紙には自分たちの親と同じような子を思う内容が書かれていた。

軍人たちはアメリカ帰りの司令官の言うことを聞かない
ただ華々しく散っていくことだけを考えている。

硫黄島を守る1日は本土にいる家族にとっては大いなる1日と徹底抗戦するが
そのことが日米ともに大変な死傷者を出すことになる。

すべてが無意味。

前編日本語でまるで日本の映画のようだ。
この作品をアメリカが作ることの凄さ・・・
日本人捕虜を殺してしまうなどのシーンも盛り込み、アメリカ人としての
正義も揺さぶる。

お互いに何の利も無い・・そう強く訴えているすごい映画だ。

最近の日本で描かれる映画では「愛するもののために戦った」とかのコピーが
目立つが、まったくもってそんなことはくだらない!と「父親たちの星条旗」
とこの2部作は言い放っている。見事だと思う。多くの人に見てほしいと思った。

安倍首相が年末休みにこの映画を家族と連れ添ってみたそうで
いい映画だったと言っていたそうだ。

どこを見て素晴らしいと言っているのか気になるところだ。
首相いわく、手紙に家族への思いが込められていたと感想を述べていたが
美しい家族、理想の家族には相当な憧れを持っているといわれる安倍首相。

究極の家族愛の確認が別離からくるとすれば、
戦争によってそれが確認できることに感動したのではあるまいな?

この映画に描かれたようなことが、最悪の状況の段階を指すのだろう。
この映画のような最悪の状況には一足飛びには進展しないだろう。

しかし、今だって日本は戦争に加担している。

「戦争はだめだ」これは今の日本人にも共通しているものであろうが、
後方支援の名の下に自衛隊はインド洋で動いている。
その先にある遠くの町で、日本も加担している戦争が続いている。

自分が手を下さなければいいのか?
国民が徴兵されるようなことにならなければいいのか?
自分が平穏でいられればいいのだろうか?

アメリカでも、いくら3000人もの兵士が死のうとも、多くの国民には他人事。
そんな想像力の欠如したことに日本もなるのかな?
それは国際社会において恥ずべき国の立場であると思う。
ひとかどの国とは認められないだろう。

今大きく転換している日本、今こそ映画やドラマでは、
どうやって日本が戦争にひた走っていき、国民は気がつかぬ間にそれに加担し、
後戻りできなくなったか?そこを徹底的に描き再確認すべき時ではないかと思う。

「硫黄島からの手紙」
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
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愛媛県知事選挙始まったけどさっ(悲)

2007-01-06 00:53:19 | Weblog
愛媛県知事選挙は仕事始めの1月4日に告示という、なんとも忙しい日程で
始まりました。

そんなことで俺たちのやっているアンケートも、年末年始を挟んだから
回答を急かすことが出来ないままに告示を迎えることになりました。

結局回答いただけたのは共産党系の立候補者のみです。

元県会議員の一人が、突然立候補したもんだから、こちらにも急ぎ
アンケートを送ったが、締め切りまでに回答は無かったです。

時間がなかったとはいえ、少しは今までとは違う意識を持っている人かなと
思って期待したけれど残念でした。

現職の知事には再三回答をお願いし、窓口もはっきりしないなか知事室を始め
後援会事務所などにも送付、いろいろなルートでお願いしたけど回答いただけ
なかったです。

とりあえず、質問内容と回答者の回答はこちらにあります。
アンケートの質問を思いながら、これからの選挙戦を眺めてみるのもいいかも。

ぜひご覧ください!!
松山・性的マイノリティに関する政策アンケート調査プロジェクト
http://blogs.yahoo.co.jp/project_gl05

しかし、政治家たるもの自分の立ち位置を明確にして
このようなアンケートにもちゃんと答えるべきだと思うけど、どうしたものか。

こうやって見てくると、ちゃんと答えてくる共産系の方々は
事務もしっかりしているのだろうなあと感心してきますが、
これを当たり前にして欲しいですよね。

こういうことを許してる市民も市民なのだろうねえー
答えないことが普通くらいに思い込まされているもんね。
マスコミからの情報だけでは何も分からないもん。

何も分からないままで選択させられる・・そんなあ

さて、俺が学生だったころに県議をやってた方に
県議と知事の関係を聞いたことがある

知事は絶対君主で県議はその駒にもならぬほどの吹いて飛ぶような存在
雲泥の差、知事の言うことを聞かないと仕事をさせてもらえない・・
と言っていたのを思い出す。

だから地方自治ではほとんどの議員が与党側になるのですね。
選挙のときも知事になるだろう人を応援しておかないと後が大変。

だから数の多い自民党などの中で知事を誰にするかが決まってしまえば
それに皆が従うしかなくなっていく。現職者の再選となればなおさら。

こうやって市民にはまったく選択をすることの出来ない選挙が行われることになる。

今回の選挙も知事の意向でお金のかからない選挙を目指していると言う。
聞こえはいいけど争いの無い選挙、県民を分断しない争点のない選挙のことだ。

今回は元県議が立候補することで共産以外の選択肢が出てきた。
しがらみの無い選挙をと訴えるという。
一人会派でしがらみが無いように見えるこの第3の候補も、与党側の立場でいた。

現職への批判票が相当数集まるかもしれないが、市民にはいまいち何物か
分からないし、大票田の松山では知名度がないので当選することは無いだろうとか。

現職としては、一定数以上の得票差をつけて
明確な信任を得た形にしておく必要があるとか。

もっと市民に判断をさせてもらえる選挙であってほしいが
そうさせないようにうまく出来ているなあとつくづく思う。

本当に馬鹿にされたものだけど、これで良いのでしょうか?
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あ~ぁ~紅白30%

2007-01-05 00:39:51 | Weblog
紅白の視聴率は前半30%、後半39%と史上最低ランク
あれほど視聴を促したけれど、もう限界かなあ?

DJ・OZMAの一件にしたって、すべては承知の上で選んだのだし
話題を取りたかったのでしょ?もともとライブとかでは使ってたボディ
スーツらしいし

何が馬鹿にされたって、OZMAが開チン宣言で番組前から騒ぎ
それに喝!と教育的指導をしたという北島三郎が、結局は紅白の実際の
OZMAの演目に登場しちゃう演出。

あーすべてこのために俺たち踊らされたなという気持ちだよね。
北島三郎も知らなかったとかいっているけど、だまされた?
それともOZMAの仕返し?

問題のボディスーツなんだけど、俺はこれ見てえっ?とは思ったけど
ボディスーツだと分かった途端につまらないなと思ってしまいました。

これはもしかして俺自身もおかしいのかな?
後の騒動を聞いて、逆にそんなに駄目なことだったか?と思ったのです。

スーパーボールの開会式で裸が出てきたくらいあり得ない事だ!!とか
いうけどそうなのか?うーんそうだったのか??

今回の紅白は地デジも始まったこともあって、ハイビジョンで見た。
きれいで感動したのだけど、画面もワイドに大きく、精密に映るため
NHKホールって狭いんだな?と思えてしまったのです。

技術が進展しすぎて?逆に迫力不足?
こんなことになろうとは・・

その後フジテレビでやってた東京ドームで所狭しとやってたジャニーズの
番組の方がスケールでかくハイビジョンの時代には合ってた?と思えたほど。

妙なことですね。

他の番組もそうだけど、今年の年末年始はイマイチ良い番組が無かったように
思う。せっかく買ったダブルチューナーのハイビジョンHDD-DVDは
大活躍とはいきませんでした(辛)・・・。

新しく始まるドラマに期待しようかなあ。

NHKといえば受信料未払い者30名に法的督促したやつ、うち5件くらいが
法廷闘争になっちゃったそうですね。

法的督促に選んだ30件、NHKの都合の良い選択でデモンストレーションだと
思ってら思わぬことになっているようです。

さあ、この裁判の結果がどうなるか見物だな。

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