ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

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レコードの変換を頼まれて (Wheatland)

2014-04-27 21:13:05 | Weblog

少し前に伺ったお客様より

レコードをCDにして貰いたいと頼まれ

いくつかレコードを頂いてきました

おおよそ、ジャズとフュージョンです

その中にオスカーピーターソンの「カナダ組曲」というアルバムがあり

オスカーピーターソンはなんか「Cジャムブルース」の入った列車のジャケットのアルバムと

「プリーズリクエスト」しか聴いた事が無かったし、代表作でもないと思うけど

このカナダ組曲はなかなかの名盤でした。

中でもこの「Wheatland」は気に入りました

ちょっとビルエヴァンスの「ワルツフォーデビー」のような可愛らしい曲です

気に入ったのでネットのCDレンタルにあったのでCDも結局借りました

レコード変換の意味があったのだろうか?とも思いますが

ただCDを聴くと、このアルバムはピアノをモノラル録音していて

ベースを右、ドラムを左に振ってステレオにしているという代物です

最後の曲のみ、なぜかピアノをステレオ録音しています。

音も少し割れる感じがあって、ミキサーさん、へたくそだな~

 


低音弦の全交換

2014-04-24 00:34:20 | Weblog

10年以上調律のブランクがあったピアノ

他には特別問題は無く、ピアノも良い物だったけど

低音部の巻き線と云われる弦が12本以上「ボン線」と言われる

響きが劣化してしまっている状態にあった為

通常、低音の弦交換は交換して1年以上、音が狂い落ち着かない為

あまりやりたくないのですが、今回は思い切ってする事となりました

まず、中音の6本だけ、低音部を外さずに交換してしまい

その後、低音部を15,6本外して、まとめて交換してゆきました

低音部を全部外して一気にやってしまっても、おそらく問題ないのだろうけど

もしものバランスの変化による傷害が起こっては困るので慎重に3分割ぐらいで行いました

こんな感じです。この要領で完成しました

約半日交換に要しました。ついでにチューニングピンも磨きながら

全体に整音をしたら良いイメージが出てきましたが

何日かたった方がもっと馴染むとおもいます