素敵な結婚式場のピアノの調整

今日音でプロデュースするウェディングプランナー会社（オフィス・カレント）さん
http://www.office-current.co.jp/top.htmlの依頼で
京都東山の高台寺や二年坂や清水寺通ずる道の近くにある「SODOH」
http://www.pds-w.com/sodoh/という結婚式や
イベント会場、イタリアンレストランなどの施設にあるピアノの調律に行ってきました

結婚式場の部屋に通されそこにあるピアノの調整を始めましたが
まぁ～窓から見える風景の素晴らしい事！！！！
自分も京都生まれの京都育ちなので京都を愛する人間ですが
「こんなところで式を挙げてみたい」と思いました
相手がまず問題なのですけど、ｗ

建物の作りも明治風の建物で暖かみがあり会場の空気が落ち着いてるって感じがしました
料理は見る事が出来ませんでしたが
これで美味しい料理を出してくれるなら最高ですね
今回は出席者の方のピアノ演奏があるそうなのですが
オフィス・カレントさんの所属される演奏家の方に
ピアノとフルートなどで彩ってもらうと更に素敵な式になるでしょう

初めてのピアノなので、入り時間より３０分早く入らせて貰いました
今回はそれでも時間がギリギりでバランスをとりあえず取り直す
それと調律をするという作業に終わりましたが
２回，３回とやってゆくうちに自分のピアノになってゆくようにしたいです
鍵盤などの処理もしてあげたいのですが
ちょっとホコリがたつので難しいかな～
あまりの会場の素晴らしさにサービス過剰になってしまった

ヤマハ鍵盤ニューアイボリーは大変

ヤマハは象牙の使用が出来なくなったので
ニューアイボリーという特殊な鍵盤を
Ｃ３以上のグランドや一部の縦型ピアノで使用している

状態が良いとすべりが心地よくまた上質感もあって
非常にカッコいい白鍵盤なんだけど
手入れが非常に難しい
ユーザーさんは弾き終わったらこまめに拭く必要がある
というのも
丁寧に扱わないと表面が曇ってきて粉が噴いたようになる

市販の鍵盤クリーナーなどは絶対に使用してはいけないし
コンパウンド系で磨いても綺麗にならない

この鍵盤を復元するには鍵盤を磨く機械で
石膏のような専用の磨き粉を付けて速い回転数で磨くしかない
（写真のように右が曇った鍵盤、左が磨いた鍵盤）

これを１台全部の白鍵盤を磨いてると非常に時間が掛かる
今日は何度も伺っているお得意様なので
調律作業の中でサービスで磨き作業をしました
普段は有料になる仕事ですが（２万とか取るみたい）
定期調律をしっかりやって貰ってるユーザーさんから
別料金で頂くのはどうかと思うし
とりあえず１回はサービスでと思ってやりましたが

なんかもっと扱いやすい素材の鍵盤を開発してくれないかな～

ついに購入、待って良かった

Alan Parsons Project "TIME"


アランパーソンプロジェクトのアルバム２枚
「アンモニアアヴェニュー」とこの「タイム」の入った
なんとかという打ち込むのが面倒なタイトルのアルバムを２枚
アマゾンで注文しました

それも、７９０円だったのが１００円ＯＦＦになりましたとの事
ラッキー！

ついでにケイトブッシュの情報を探したら
１２月にデビューアルバムから３枚目までかな？
リマスター版がついに発売になるようで
ちょうどリマスターで聴きたいな～と思った矢先

ええもんは、ええのですね～

日本シリーズ１，２戦テレビ中継なし

まず思うのは
確かに「ロッテＶＳ中日」って・・・

でも巨人ＶＳ中日の視聴率も低かったそうで
「落合の野球は強くても面白くない？」
でも、落合采配に歯が立たない
原、真弓監督はどうなんだろう？

メジャーの放送が始まって
日本の野球人気が落ちたのか
サッカーの台頭なのか
テレビ自体の問題なのか

野球が人気がある必要は無いのだけど
昨日も名古屋ドームはほぼ満員で
試合も面白かっただけに・・・
また阪神ファンやロッテ、ホークスファンというのは熱い

どこに視聴率低下の原因があるのかな～と不思議

それと視聴率ってどこまで信用できるのかな
そういう機材を取り付けた家なんて知らないし
１０００分の１の何軒かの傾向が
その１０００倍とか単純に計算できるものなのかな・・・

中学３年の子がプロの詩を盗んで

中学３年の子がプロの詩を盗んで
コンテストで優勝してたそうで
そのオリジナルの詩があったので読んだ

確かに凄い詩だわ、中学では書けんよね
人はみな同じような生き方をしてるのかもな～



以下転写


「穴」　Kazu.

なにをそんなに怯えているのか
　ここはわたし以外には誰もいないというのに
　なにをそんなに憂いているのか
　今宵は満月　月の光が満ちているというのに

幼子の覚束ない行進のように
わたしは背を押されて躓く囚人の列にいた
罪状は知らされず
理不尽な拘束のまま
わたしには穴を掘る罰が科せられていた

だから今日一日　穴を掘った
(明日もまた一日中　穴を掘らねばならぬ)
なぜ穴を掘ることがわたしを甦生させるのか
その穴と刑との因果関係を量ろうとするのだ
が
わたしの声は声にはならず伸吟するばかりで
そして自分が発した声ではない声を耳にして
いっそう後悔するのであった
それはわたしがわたしを生かす唯一の道が
罰としての穴を掘り続けることでしかない
ことを自覚するからであった

　なにをそんなに怯えているのか
　ここには穴を掘るための道具がないというのに
　なにをそんなに憂いているのか
　今宵月明かりに影だけは醒めているというのに

夜中
どこからかまた伸吟する声に目覚めた
日中の喧騒に掻き消されていたものが
夜のしじまに浮かびあがってきたものか
なにかがどこかで傷ついている
もしかしたら
昼間わたしに掘られた穴が
深いところで病んでいて
ひっそりと泣いていたのかもしれない

遠い日
下校時に君と別れたいつもの街角に
今日　掘削機のメスが走り
喪服の女　禿頭の僧侶
野良犬にいたるのでが一様に躓いていた
あの日もちょうど
穴は今日のように掘られていて
君とわたしは一緒にその深淵を覗いていた
君はわたしよりいつも満月のように明るくて
一瞬
わたしは君を突き落としたい衝動に駆られていた
(あの日からずっとわたしの内の深いところに穴がある)

　なにをそんなに怯えているのか
　なにをそんなに憂いているのか

昨日　君の訃報を知った