先日のマーヴィン・ゲイの「what's going on」の続き的なもので
今回はBeachboysの「サーフズ・アップ」を取り上げたいと思います
ビートルズにも影響を与えたビーチボーイズのブライアン・ウィルソンの音楽
その最高峰の曲がこのサーフズ・アップだと思います。確か66年?おおよそBeatlesのサージェントと同時期ですよね
ビーチボーイズはサーフィンロックの代名詞的存在ですが、65年あたりから曲調が変わってきます
でも、底辺にあるのはメロディの力とコーラスハーモニーの力
バンドの大切な要素としてコーラスがあると思うのです
ビートルズはハーモニーがピカイチですからね、ドゥービーブラザーズにせよ、クイーン、イーグルスにせよ上手いし
ピンクフロイドやイエス、フリートウッドマックも下手では無い、そこそこコナシてますしね
さて曲ですが、コード進行が当時のロックとかの枠を超えてます、分数コードだし(低音が根音を指定してないコード)
メロはそこまで音を飛ばしますか?ってくらい、(歌えてへんやん!って突っ込めるレベル)ぶっ飛んでます
歌詞もダイク・パークスは何を言ってるのか分かりません、トランペットの白鳥ですから、、ドミノ倒しで云々
でも、ビートルズより先に行ってやろうと思うと、こうなってしまうのでしょうね
なにせ「カモメの鳴き声のノイズで全C調のコードチェンジ無し」や「ナンバー9、ナンバー9のミュージックコンクレートですからね~」
ビートルズもぶっ飛んでますから
でも、この「サーフズ・アップ」のメロは深々と美しい
この後ロック界はサイケデリックを卒業し、プログレッシブというクラシック的な構成を持ったものや
よりハードなロックテイストを持った音楽へと進んで行きます
それと同時にブライアン・ウィルソンの精神病も進んで行くのです
しかし、このヴァージョンは僕の持ってるCDのヴァージョンと少し違ってる
ヴォーカルは「カール・ウィルソン?」ちょっと声が違うように聴こえる
ビーチボーイズでは、カールの声が一番美しい