ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

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映画「ダークシャドウ」を観てきました(ネタバレあり)

2012-05-31 23:14:59 | Weblog

The Moody Blues Nights In White Satin

なぜ、サテンの夜かと言うと映画のオープニングでまず流れるのがこの曲です

そのほかにも、エルトンの「クロコダイルロック」、カーペンターズ「トップ・オブ・ザ・ワールド」

舞台は1972年になっているので

60年後半から70年始めの洋楽がエッセンスとして流れます

当時の洋楽を知る音楽ファンには、かなり楽しめる映画でした

ベトナム戦争あたりのヒッピーの若者をちょっと茶化したような内容もあり

10、20代から30代よりも

40台後半から50代のおじさん、おばさんに受けるような内容でした

 

映画自体には何のメッセージ性もなく

ただただ娯楽の映画ですが

「面白かった~」で充分でしょう

 

この前、starチャンネルで

「サウンド・オブ・ミュージック」をやってたので観たけど

もう何回も観てる映画なのに

それはダークシャドウとはぜんぜん違って

なぜか、「マイ・フェバリット・シングス」の場面でも

この曲、コルトレーンの18番だな~とか思うと

感動して泣けてくるし

ドレミの歌のシーンでも

凄いな~この有名なドレミの歌なんだよな~

と、またウルウルしてしまいました

また、お父さんのエーデルワイスも泣かせるし

この映画3時間近くあるんだけど

どのシーンも全く無駄が無い

どちらかと言うと監督が編集しすぎてるような

もっとナチスに追われるシーンなどスリルや感情を

持たせてもいいと思えるぐらい無駄が無い

名作中の名作だな~って思いました

Julie Andrews - My Favorite Things (with lyrics)

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価格破壊に待った!という話と Ben Folds Five

2012-05-29 00:32:22 | Weblog

少し前に高速バス事故がありましたが

そこの社長が昨日逮捕されたようです

確かに最近、大阪から東京まで行く高速バスの料金が

戦争状態だったからねぇ

自分も何年か前何度か利用したものですが

寝ながらすべるように走るバスって最初乗った時怖かった

こういう事って以前にもあったしね

 

その僕のバスは二人の運転手がおられて交代されてたので

それを見て少し安心したように記憶してる

自分だって仕事に疲れて帰る道すがら眠気と戦う時は多い

なるべく5分でもちょっと車を寄せて仮眠するようにしていますが

それが出来なくなる眠気ってあるんですよね

車を使う人で経験のある人って多いと思う

判断力も低下するんですよ、あれは本当に怖い

 

でもね、やっぱり価格の破壊って限度があると思うのです

ましてや、バス会社も仲介旅行社に値段を叩かれてますから・・・

自分もピアノの運送の仲介をよくやりますが

最低のラインって作業をするおじさん達のためにも守ってやろうと心がけてます

だって二人の大人が吊り上げのついた車を所有して使って

1台のピアノを「腰」を悪くしながら運ぶのですよ

それなりの料金を払ってやらないと、あんな仕事僕には出来ませんから

それでも自分が紹介してる時はシビアには値段決めたりするのですけど(^^;;

仕事が入らなければ、運送のおじさん達も食えません

でも、やっぱり守ってやらないといけないラインってあると思うのですよね

そこギリギリでやってもらってます

 

調律にしても同じ事で、客に分かりにくいものだから

手を抜いて安くすれば良いではみんなが不幸です

だからやる気になれる最低の価格はもらっています

でも、安い方ですけど、それでも価格競争はしないと決めています

適当にやって一回きりの仕事ならやらない方がマシですから

技術者の意地ってありますよね

なにかとデフレ、価格破壊の世の中ですが

良いものを見極める力を持ちたいものですが

近頃では、消費者主義的なものを謳ってた会社が

変な仲介業まで手をだしています

ある人が言うには野菜の質も落ちてるって

ああこれ、という御伽噺ですから~~~笑

 

話は代わって先日、お客様より

「ベン フォールズ ファイブ」というバンドを教えてもらって

それに今、はまっています

このバンド演奏力半端ない凄い!それにお洒落

いいですね~こんな風にピアノが上手になりたいわいな!

Ben Folds Five - One Angry Dwarf & 200 Solemn Faces | Directed by Peter Demetris


ピアノの故障の予防(原因のひとつ)

2012-05-20 03:46:01 | Weblog

「図1」

ピアノのハンマーは長い木製の棒の先に固定してあります

この棒をハンマーシャンクと言って硬い木ではあるのですが年数を経ると

やはり木ですので、反ったりしてきます

図1のハンマーの左のセクションの右から2番目のハンマーの向きが

微妙ではあるのですが、左に傾き始めています

 

「図2」

指で垂直になるように捻っています、本来図1のようでなく図2のような角度でないと

図1の状態で何度も弦を叩いているとシャンクに負担がかかり

音も悪いのも勿論のこと、センターピンやクロスやあらゆる所に負担が生じます

動きがルーズになってブレが生じたり、故障の原因になります

これを熱したコテのようなもので垂直になりように修正しておく必要があります

 

「図3」

図3が修正後のハンマーの状態です

非常に微妙なところで写真でも分かりにくいところですが

こういう事をピアノの負担になる前に修正しておくようにしています

楽器のケアというのは、そうやって事前に故障しないように

また症状が出たら速やかに直しておく事を心がけています

時にはそれがお客様にさえ気づかれていないかも知れないけど

それがプロフェッショナルであると思うのです。

 

話は代わって、BSにスターチャンネルというのがありますが

そこから8月まで1ヶ月の料金で視聴できるので加入してほしいと

何度も電話が掛かってたので、それならと加入致しました

それで先日「ラヴ・アクチュアリー」という映画を久々に観ました

この映画は大好きな映画なので何度も観ていますが

やっぱり良かったな~編集の勝利でもあるし

それぞれの役者さんが売れっ子揃いでもあるのだけど、役者がやはり良い

ヒュー・グラントやコリン・ファースが二人の良い味が出てる

ブリジット・ジョーンズでのコンビだけど、この映画の方が少ししか出てないけど

存在感があるし、やはりそれだけ凄い役者さんなんだろう

最後にビーチボーイズの「神のみぞ知る」が流れるんだけど

ボーイズファンの僕はこの曲の色んな背景も知ってるのもあるし、映画も良いし

うるうるしてしまいます


ピアノの黄ばんだ鍵盤を張替えしました

2012-05-12 06:44:17 | Weblog

ヤマハのピアノの鍵盤の多くは鍵盤の上面の素材とサイドの素材が違うので

サイド(木口)の鍵盤部が上写真の上の鍵盤のように黄ばむケースが多い

これを張替え出来ます

上写真の下の写真のように新しい木口鍵盤を貼り付けます

もっと分かりやすいように別の写真を見て貰いましょう

 

説明でもあるように上写真の3本のような黄ばみが全体にありました

写真を撮った時にはもう全鍵盤交換が終わっていたので

一時的に3本だけ古い鍵盤を簡易にテープで貼り付けて

写真を撮っております(貼り終えた後、綺麗に剥がしました)

下の写真のように全体にスッキリ綺麗になります

 

この部分は見た目に非常に効くので

交換すると「古くなった感」がかなり軽減し

全体もワックスがけしてやると新しくなったようにも見えます

ピアノへの愛着が深まりますよ

黄ばんだ鍵盤でお悩みの方、是非実施して見られては?

費用は当社では材料費込みで1,5万円程度です

交換のため鍵盤だけ3日ほど預かりします


政治家は旗振りましょうよ

2012-05-10 00:39:25 | Weblog

と言っても白旗ではないです

今の日本の首相の野田さんは増税にご熱心で
消費税増税に政治生命をと申してますが
社会保障を支える為の増税なのか多いに疑問ですが
お金が回りゆかんというのは間違えではないでしょう

でも、それだけなので国民にウケていない
やはり何か未来に新しい像を示し
希望の旗を振らないのは政治家として失格だと思う
お願い事を述べるだけが政治家の仕事じゃないので

たとえ夢に終わるものであっても希望の旗を振るのが
大切な大切な仕事
日本がこれからどう世界で稼いでゆくのか
どのように経済をまわしてゆくのか
夢や希望を与えるのがトップという位置にある人の重要な役目でしょう

なぜ、「メタンハイドレート」や
「レアメタル」、関東の「地下ガス資源」を近年中に採算ベースに乗せ
「資源国日本」とすると旗を振らないのだろう?
それが不思議で仕方ない

実現可能な話でもあるし若者だって
日本の将来に夢が持てる
子供だって幸せな将来があるかも知れない
そう思えれば、子供も産みやすい

それと電気自動車などのハイテク社会をリード
それしかやはり日本人の生きる道は無い
研究費につぎ込めるように出来るのも
燃料費の削減があれば可能だから

 

突然話は変わりますが
今日はカワイのk2型というピアノの調整をしてきました
カワイのHPを見て知っていたのですが
カワイは合成樹脂の使用をやめ
カーボンファイバーを大胆に導入しました
この効果であの樹脂の重ったるさから開放され
木製の元来の部品の軽い重量を実現してました

これには感心いたしました
あの乳白色の樹脂の重みや
フェルト類との接着性の悪さには
ほとほと呆れていたので
こういう技術改善は良い事だと思います
あの劣悪だったキャッチャースキンも
丈夫なものに変わっていました

こういう製品の改良こそ日本の製品を救うものだと思う
企業さん地道な改良頑張りましょう
企画力だけでなく製品の丈夫さ壊れにくさ
これをやはり地味に追求するのは
時間は掛かりますが必ず評価に返ってくると思う
あまり海外で作りなさんな
良いもの重要なところは日本でしか