10音の日本語ソネット練習。
今回は訳詩です。
今、著作権の切れた、古い英語のソネットの訳詩を行なっているところです。
当然ですが、いわゆる「逐語訳」なんてするつもりはありません。
言葉の魔力に翻弄されずに原詩の持つ味わいや格調を、どう母国語にて
表現するか。 翻訳詩を作る者は詩人たるべきか。 などなど。 思う事は
沢山あるのですが、まずは訳詩というものに対する思いのたけを
述べてこれから良い詩があったらどんどん訳してみるぞ、という
決意表明のようなものとします。
日本語ソネット練習 - 訳詩
意をくみて訳を練る
原詩の味 霊妙
逐語訳は 珍妙
如何せん 考える
新しき美を創る
其の気概が少々
表現力の飛翔
神秘の世界を観る
古(いにしへ)に工夫あり
言語を究(きわむ)る技(わざ)
借りずして何を為さん
詩が宿せし理(ことはり)
情と共に有り いざ
母国語であらわさん