おだにゃら記

地元小田原市中心のフィールドワーク備忘録。
歴史、神社仏閣、あとはいろいろ。


いろいろと珍しい 久野の子ノ神社 

2022年11月18日 11時56分00秒 | 神社

小田原市に子之神社は2社ある。

(神奈川県神社庁登録外や境内社などはわからない)
 
ひとつは以前書いた石橋の子之神社
 
もうひとつが久野の子ノ神社。
之ではなくてノの字。
 
 
通りから奥まったところにあるので気づきにくい。
葬儀社前に「子の神入口」という趣深い名のバス停がある。葬儀社駐車場脇を下り山王川を渡り
山道に入るとやがてアッと声が漏れてしまうような鳥居の景色が見えてくる。
 
 



 

鳥居をくぐると
もはや狛犬だったのか何なのかわからない可愛い子が迎えてくれる。
 




寄進者の名前がずらりと並ぶ手水鉢
 
 


壁が半分・・・?横は格子になってて風通し良すぎるオープンな社殿。
珍しい。
 
祭神は天之児屋根命。
藤原氏(中臣氏)の祖先の春日神として春日系の神社に祀られている。
もちろん他の神社にも祀られているけど、天之児屋根命だけというのは珍しいかもしれない。
 






オープンな社殿の内部には古い絵馬がいくつも。明治の年号が確認できる。
壁が半分なので雨降ったら濡れちゃいそうだけど大丈夫?
 
他にも奉納品を記した札がたくさん貼ってある。

律儀な感じで珍しい。
 


社殿横の壁には境内社のためのスペースが設けられている。
これは初めて見た。
 
色々と珍しい子の神様。
 
 

反対側の壁にも。
情報がないので何が祀られてるのかは不明だが大事にされていることはよくわかる。
 

こちらは普通の境内社。
祀ってあるものは不明だけど。
 
 
 
社殿裏に咲いていたマルバフジバカマ
 
明治時代に強羅公園から広まったといわれる帰化植物。
最近は小田原の森林でも多く見られるようになった。群生してると綺麗。
 
 

神社の周りはこんな林。
 
 

ランチは市立病院近くの「そば処 更科」
 
エビが2本も入っててボリューミーな天ざる。
最近は天ざるばかりのわたし。