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おだにゃら記

地元小田原市中心のフィールドワーク備忘録。
歴史、神社仏閣、あとはいろいろ。


鎌倉殿の13人 韮山大河ドラマ館と北条の里ウォーク

2022年03月12日 23時31分00秒 | 博物館、イベントなど
韮山駅前の「韮山文化センター(韮山時代劇場)」
で開催中の 鎌倉殿の13人 大河ドラマ館に行ってきた。

大河ドラマ館は「おんな城主直虎」以来。


韮山駅のすぐ前に建つ立派な文化センター



大河ドラマ館入口。入場料400円。
コロナ対策のため入場制限しておりこの行列。
日曜日だったせいか20分ほど待った。








目玉はメイキングや出演者インタビューなどの映像コーナーかな。
なかなか面白かったけど、全体的にちょっと狭い。
今年の大河ドラマ館は鎌倉にもあるので仕方ないにしても狭くて物足りない感が。

それでもスタッフ達の対応が親切で、気持ちよく見学できた。



文化センターに車をとめたまま
パンフの「北条さんぽ 政子コース」を歩いた。



文化センターから東西に延びる広い遊歩道。
周りに何もない開放感。歩きやすい。





河津桜はほぼ満開。



成福寺

8代執権北条時宗の子による再興なので、ドラマの時代よりは少々先になる。




とても丁寧な説明板が複数ある。
この寺の説明板だけで北条氏の歴史はバッチリかも。



国史跡 堀越御所跡

たしか昔、「ほりごえ」ではなく「ほりこえ」だと聞いたんだけど…
詳しいことは忘れてしまった。



こちらは室町時代の史跡なのでドラマよりはだいぶ先。

小田原市民としては、若き日の伊勢新九郎を想ってワクワクしてしまう場所。



北条政子産湯の井戸。

全国に歴史上有名人の産湯はとても多いけど、なぜそんなに産湯が重要視されるのか不思議。



このあたりはまとめて守山中世史跡群という。

この中に国宝が1件と国指定史跡が3件ある。
韮山駅の反対側には北条早雲の居城韮山城や、しょっちゅう撮影に使われる重要文化財の江川邸、そして世界遺産の韮山反射炉。

韮山ってすごい。



狩野川を挟んで向こうが江間氏の領地。
八重さんが矢を放つ姿が目に浮かぶ。


長くなってしまうので続きは後日に。




つながる歩ける 小田原城総構

2022年03月08日 23時11分00秒 | 小田原城
 

城山公園。
地元の高齢者は森林公園と呼ぶ。(わたしも)
 
以前は鬱蒼とした暗い雰囲気で、日中でも一人で来ることは憚られた場所だったが
数年前から木々の伐採と整備が進み
「海と城の見える丘」として生まれ変わった。
 


こんなにスッキリ。
 


海と城の新展望。
初日の出もよく見える。
 
 
 

城山公園の周囲では小田原城の総構が良好に遺されており




なかでもこの東堀は有名。
 
 
 

こちらの西堀は長いこと藪に覆われた私有地だったのだけど、ある時から一気に整備が進み2017年に公開された。
 


公開された西堀の圧巻の迫力。
当時、綺麗になっていくのが面白くて何度も様子を見に来ていた。
 

いつの間にかこんな図が貼ってありまして
 


上の図目線で西堀から総構(本筋)に接する部分を見たところ。
 
2017年公開の時はここまで整備されてなくて、もちろんこの先には進めなかったのだけど
 

横に歩けるようになってる…


なんと「大外郭の会」の皆さんが
地主さんの了解を得てコツコツと整備してくださっていたのだ。素晴らしい。
ありがとうございます。
 
 
(大外郭の会が作成配布してる小田原城総構散策MAP に加筆)
 
おかげで以前はプツプツと途切れていた総構スポット(西堀、稲荷森、山の神堀切)が繋がって
そのまま堀跡を歩きながら見学できるようになっていた。スゴイ。幸せ。
 
 
このお茶畑も空堀を利用して作られている。
畑に入らないようにマナー良く歩こう。
 




こんなの置かれてた。
 
 

稲荷の森へ。




昔は堀の上から眺めるだけで一部しか歩けなかった美しい笹林。
全部歩きながら巨大な堀の様子が実感できる。楽し過ぎる。



稲荷の森を出ると視界が開けて
 
 

山の神堀切へと続く。
 
 

ここまで綺麗に草を刈るのは本当に大変なこと。
大外郭の会の皆様に大感謝です。
 


続けて歩けるのはここまで。
西堀から20分くらいの楽しい総構散策。
 


山の神堀切以東は道路を歩く。
この道は白秋童謡の散歩道でもある。
 
 

道路下のこの畑も総構の堀に作られている。
農家の方々が土地を守ってくれたからこうして今も堀の形が残されている。
 


白秋の道から見た谷津の風景。
遠くに天守閣が見える。