清閑亭が3月いっぱいで公開終了になると聞いたので慌てて最後の見学に出かけた。
これからは市と民間業者による
清閑亭の敷地内には小田原城の三の丸土塁が残されており、国指定史跡となっている。
空堀の跡
これからは市と民間業者による
「小田原別邸料理 清閑亭」
が開業するそうだ。
となると今までのように屋敷に上がれないだろうし、庭の土塁跡も気軽に見学できなくなるかもしれない。
市外の友人や城マニアの皆さんに清閑亭はとても好評なだけに、
畏まった料理屋さんになることで人気観光スポットが一つ失われるのでは?とちょっと心配。
大倉男爵の板橋の別邸「山月」のように荒廃してしまうかもという懸念も。
清閑亭の敷地内には小田原城の三の丸土塁が残されており、国指定史跡となっている。
空堀の跡
向こうに見える建物は和菓子「菜の花」の工場。
初めて気づいたのだけど、
玄関脇に閑院宮家との境界を示す杭が置かれていた。
関東大震災で屋敷が倒壊するまで、ここ天神山には閑院宮家が住まわれていた。
今は面影は何も残ってないのでこれだけでも貴重だ。
それにしても
清閑亭が公開されたのは2010年からだったとは驚き。たった12年間の一般公開だったのだ。
もっと長いような気がしてた。
私はかつて城内高校に通ってたけど目の前にある清閑亭についてはほとんど知らず、
なんか大きなお屋敷があるなぁ程度の認識。
情けない高校生だった。