記憶の中のメキシコ

1979年の最初にメキシコを訪れそれから何度となく渡航していましたが、最後に訪れてから早10年が過ぎてしまいました。

ルイス・バラガンの自邸 屋外のカーテン

2006-08-10 | ルイス・バラガン
気候の違いは、生活習慣の違いとなり、ものの考え方の違いになり、建築の部分にもそれらが現れてきます。メキシコでは壁の無い屋外の部屋の様な空間をよく見かけました。そんな空間には、布張りのソファが置かれ、夕方時に友人とビールを飲みながらおしゃべりするような空間として活用されていました。

これが日本であれば、布張りソファを外に置くなんて、砂ほこりで汚れてしまうとか、雨で湿気てしまうとかでありえない話ですが、メキシコでは気にしない様です。日本の様に湿気もなく、木々や草花があれば砂ほこりもさほどたたないのでしょう。

こんな習慣からなのか、arq.バラガンの自邸の大きな窓には、屋外側に大きなカーテンが取付けられています。内側には、窓の下部分だけを覆うカーテンがありますが、こんな発想も日本では絶対出てこないと思います。


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