記憶の中のメキシコ

1979年の最初にメキシコを訪れそれから何度となく渡航していましたが、最後に訪れてから早10年が過ぎてしまいました。

歳のせいか・・・・

2011-12-27 | コロンビア
そのホセ・ルイス氏を豊田市美術館へ案内した事があります。
ホセ氏は谷口吉生氏設計のその美術館をとっても気に入ったみたいで、東京に戻ったら谷口事務所を訪ねてみると言っていました。


そして豊田市内を車で走っている時、こんな事をいっていました。
「豊田と聞くと、僕は特別な思いがあるんだ。実は自分の父親はトヨタをメキシコに呼んだんだ。そしてメキシコ北部に工場を建設するためにいいろいろ手配していて、すべて順調に進んでいたのに・・・・、あるアメリカの大手自動車メーカーが、メキシコの政府関係者に裏から手を回し、それをすべてストップさせてしまったんだ。トヨタの人は誰一人それを知らなかった。」

そう言えば私がモンテレィに住んでいた時、新聞にトヨタの工場が出来ると大きく出ていた事がありました。いつ出来るのかと興味を持って見てたのに、結局出来ずしまい。そんな裏の話があったのか・・・・。

残念ながらホセ・ルイスの父親は今は亡くなっています。そしてメキシコの政権も今は他の政党に変わってしまいました。
トヨタはそれ以後、すでに新しい工場をメキシコ国内に造っていると聞きました。

もう全てが昔の事に変わってしまったみたいです。


つづく。


写真は、カリ発ボゴタ行きのエア・バスA320(アビアンカ航空)

歳のせいか・・・・

2011-12-26 | コロンビア
大学で学んだ以上に、メキシコで学んだ事は大きかったと感じます。
大学は4年間、メキシコは3年弱。

学費を払う事も無く学んだ事はメキシコの美意識、建築感覚、人付き合い、etc・・・。

もちろん楽しい事ばかりではありませんでしたが、今ではみんな良い思い出になっております。

メキシコの建築家の友人に、ある建築家が日本へ行くので、会うといいよと言われ、紹介してもらった人に会いました。
彼の名前はホセ・ルイス・コルテス。 モンテレィの工科大学で建築を学んだ後、デンマーク王立芸術院で都市計画の修士課程で学び、その後マサチューセッツ工科大学で都市計画の修士課程を修了したという学識高い人で、当時のメキシコ建築家協会の副会長で、イベロアメリカーナ大学の建築学部の学部長でした。

その後、彼には私の母校の大学での講演をお願いしたり、建築士会でも講演をお願いしたりと公私ともいろいろ話をしたりする様な間柄になりました。

最近会っていませんが、機会があればまた会いたいと思っています。

つづく。


写真は、コロンビアのカリの飛行場。

歳のせいか・・・・

2011-12-23 | コロンビア
歳のせいか、最近若かりし時の事をよく思い出します。

大学の先生の事、デザイナーで個性的で言いたい放題の先生の多い中で、謙虚でいて必要な時に必要な事だけ的確に話をされる先生がいました。そんな先生の発言は、我々学生も一番好感が持てて、結局私もその先生の専攻に進む道を選びました。

その先生の名は建畠嘉門先生。残念ながら64歳で亡くなられました。
先生のお兄さんは、日本を代表する彫刻家の建畠覚造氏、父親は彫刻家の建畠大夢氏。

建築家でいられた先生は、作家吉行淳之助氏や大江健三郎、脚本家の倉本聰氏の富良野の家、音楽家の故芥川也寸志氏の自宅、日本画家の加山又造氏の自宅など多くの文化人の住宅を設計されています。


まだ自分が若くて、将来に対する不安よりも夢の方が大きく、吸収力が旺盛な時にその先生に会えた事は良かったと思います。
大学でこれを学んだとか、これを覚えたとかいうのははっきり言ってありません。でも良い人に出会えたとか、良いものを見せてもらったとかはあります。お陰で良い物と良くない物の判別は何とかつけれる目は持てるようになりました。

つづく。

写真はアパートから見えた花火。

年末年始休暇

2011-12-22 | コロンビア
職場は先週の末から休暇に入りました。
私は今週から風邪でダウン、38度7分の熱にうなされ、やっと熱が下がってシャワーを浴びようと思ったらガスが無くて入れず。
聞けばカリ市全部ガスストップとの事。

料理は出来ず、シャワーは浴びれずとんだ年末休暇の始まりとなりました。

写真はアパートから見えた花火。
近くのショッピングモールで打ち上げていました。

クイ

2011-12-15 | コロンビア
今日、ある動物を見せてもらいました。

この動物、クイといいます。 調べてみたら天竺ネズミ科。
アンデスのインディオが家で飼っていて、食用にするという事は知っていましたが、コロンビアでも食べるとは知りませんでした。
もちろんカリのレストランではメニューで見たことはありません。

今日話しを聞いた人は、このクイをカナダ、中国、日本に大々的に輸出するプロジェクトを行うとか・・・・・
日本ではペットとして飼うことはあっても、食べはしないように思います。

ネズミの仲間とは言え、見ているととっても可愛い。
尻尾も無いので、モルモットとかハムスターの少し大きいのと言った感じ。

国によって食文化はいろいろあるけど・・・・
あぁ・・・、  食べられちゃうのか・・・・

12月のカリ

2011-12-09 | コロンビア
12月に入って、街でクリスマス用品を売っているのを多く目にするようになりました。

街の中心地を流れる川沿いにも、イルミネーションの飾りつけがされ、年末の装いに変わってきています。

写真はボゴタのウサケン地区。

広場に仮装した人たちが集まっていました。

コロンビアのフルーツ

2011-12-07 | コロンビア
コロンビアにはいろいろなフルーツがあります。

写真はピタージャ(pitalla)というフルーツ。

半分に切ってスプーンで食べますが、黒い種も一緒に食べます。

種もプチプチした食感でなかなかいけます。

味は、柑橘類のような酸味も無く甘いです。