もどって、ちょっと小走りに、はぐれないように手をしっかとつないで人の中を歩き、TOHOシネマズなんば「ブラッドダイヤモンド」を鑑賞。
こんなに律儀に時間通りに来たというのに、映画のほうはいつ始まるのジャーーーって言うくらい、ほかの紹介ばっかりで、入るスクリーンを間違えたかと思ったりする。
この映画は社会派の非常に辛い現実、ダイヤモンド→宝石商→お金→武器→アフリカの内戦→内戦を制圧する軍の大佐がダイヤを密輸する商人を守り、→、またダイヤを英、米に流す。
ひとつの家族の命と愛を守って、悪の密輸商人(デカプリオ)が、善をなして死んでいく、ドラマティックな話です。彼の中にもアフリカの白人という大きな悲しみがあって、残忍な商人になった。
善人も悪人もなく、行いでそれが決まる、という言葉
自分の善の行いに微笑みながらアフリカの大地を見渡す場所で、死んでいった。
私は泣きました。
小さなわが息子を助けるため、必死の父、
悪の兵士に暴力を強制されて、心も悪に染まったその息子、
息子から銃口をむけられ、驚き、悲しみ、強くやさしく説得する場面は、
どきどきしました。
そして目を見開いて、息を呑み、
息子が涙を流して父に抱かれるところは、泣きました。
夫は泣いてる私に「泣く映画じゃないよ・・」という。
お父さんの愛には泣けた、
デカプリオにも泣けた。
すばらしいね、キャストも全部。