帰りの電車の中。
ツイートを見て、瞳に涙を溜めた。
7年前、絶望というには生ぬるい心境の中、答えを求めて、本屋でいろんな本を漁った。
そこに答えがあるとは思わなかった。
事実、答えはなかった。
完全に心を閉ざしていた。
世の中のあらゆる悲しい事件、事故をニュースで聞いても、人が亡くなったニュースを聞いても、
「それがどうした」
という物の見方しかできなかった。
ある程度の感情の欠落があったのかもしれない。
そんな中、ひとつの本に出会った。
主人公はねこだ。
名はちこらと言った。
将来に不安を感じているイマドキの大学生・ちこらが、凹んだり、悩んだり、人と出会ったりしながら、今よりも自分らしく生きるための方程式「脱・肩ヂカラ」を学んでいく物語だ。
その過程で、ちこらは自分の周りに壁や溝を作って、独りになろうとする。
寂しいのに、自分から独りを選ぶのだ。
自暴自棄になりかけた自分と重なった。
邂逅。
寂しいけど、どうしたらいいのかわからない自分への道標。
「なんで俺が本の中にいるの?」
ボロボロ泣いた。
答えではなかったけど、そこには道標があった。
そして今日、仕事帰りの電車の中で、Twitterを見ていた。
本との邂逅を思い出した。
涙を必死に堪えた。
7年前は25歳だった。
若かったな。
今は32歳だ。
歳を取ったものだな。
7年間、まだ必死で何かに耐えていたのか。
今もまだ何かに耐えているのか。
いろんなことを考えてしまったら、涙が溢れそうになった。
いい大人が、電車の中で泣くなんて、恥ずかしい。
泣いてないけど。
歳を取ると涙脆くなってしょうがねえや。
ツイートを見て、瞳に涙を溜めた。
7年前、絶望というには生ぬるい心境の中、答えを求めて、本屋でいろんな本を漁った。
そこに答えがあるとは思わなかった。
事実、答えはなかった。
完全に心を閉ざしていた。
世の中のあらゆる悲しい事件、事故をニュースで聞いても、人が亡くなったニュースを聞いても、
「それがどうした」
という物の見方しかできなかった。
ある程度の感情の欠落があったのかもしれない。
そんな中、ひとつの本に出会った。
主人公はねこだ。
名はちこらと言った。
将来に不安を感じているイマドキの大学生・ちこらが、凹んだり、悩んだり、人と出会ったりしながら、今よりも自分らしく生きるための方程式「脱・肩ヂカラ」を学んでいく物語だ。
その過程で、ちこらは自分の周りに壁や溝を作って、独りになろうとする。
寂しいのに、自分から独りを選ぶのだ。
自暴自棄になりかけた自分と重なった。
邂逅。
寂しいけど、どうしたらいいのかわからない自分への道標。
「なんで俺が本の中にいるの?」
ボロボロ泣いた。
答えではなかったけど、そこには道標があった。
そして今日、仕事帰りの電車の中で、Twitterを見ていた。
本との邂逅を思い出した。
涙を必死に堪えた。
7年前は25歳だった。
若かったな。
今は32歳だ。
歳を取ったものだな。
7年間、まだ必死で何かに耐えていたのか。
今もまだ何かに耐えているのか。
いろんなことを考えてしまったら、涙が溢れそうになった。
いい大人が、電車の中で泣くなんて、恥ずかしい。
泣いてないけど。
歳を取ると涙脆くなってしょうがねえや。