日常のことばたち

時々落ち込むこともあるけれど、いまを生きるんだ。

歳取ると涙脆くなってしょうがねえや

2011-11-04 23:13:47 | 日常
帰りの電車の中。

ツイートを見て、瞳に涙を溜めた。

7年前、絶望というには生ぬるい心境の中、答えを求めて、本屋でいろんな本を漁った。

そこに答えがあるとは思わなかった。

事実、答えはなかった。

完全に心を閉ざしていた。

世の中のあらゆる悲しい事件、事故をニュースで聞いても、人が亡くなったニュースを聞いても、

「それがどうした」

という物の見方しかできなかった。

ある程度の感情の欠落があったのかもしれない。

そんな中、ひとつの本に出会った。

主人公はねこだ。

名はちこらと言った。

将来に不安を感じているイマドキの大学生・ちこらが、凹んだり、悩んだり、人と出会ったりしながら、今よりも自分らしく生きるための方程式「脱・肩ヂカラ」を学んでいく物語だ。

その過程で、ちこらは自分の周りに壁や溝を作って、独りになろうとする。

寂しいのに、自分から独りを選ぶのだ。

自暴自棄になりかけた自分と重なった。

邂逅。

寂しいけど、どうしたらいいのかわからない自分への道標。

「なんで俺が本の中にいるの?」

ボロボロ泣いた。

答えではなかったけど、そこには道標があった。



そして今日、仕事帰りの電車の中で、Twitterを見ていた。

本との邂逅を思い出した。

涙を必死に堪えた。

7年前は25歳だった。

若かったな。

今は32歳だ。

歳を取ったものだな。

7年間、まだ必死で何かに耐えていたのか。

今もまだ何かに耐えているのか。

いろんなことを考えてしまったら、涙が溢れそうになった。

いい大人が、電車の中で泣くなんて、恥ずかしい。

泣いてないけど。

歳を取ると涙脆くなってしょうがねえや。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泣きそう

2011-11-04 20:57:10 | 日常
帰りの電車の中。

やばい。

泣きそう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする