大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

先生の話は面白いけど…ノートに書いていたら、話が聞けません。(キッズ学習室:☆さんが学校の先生と話し合ったこと)

2022年05月16日 | ぽぽろキッズ学習室

ぽぽろキッズ学習室です。

中学生の☆さんが、ぽぽろで話してくれたことを紹介します。


〈社会の授業についてなんだけど……〉

  • 書くことが多い
  • 授業のスピードが早い
  • 待ってくれない
  • まだ書き終わっていないのに、黒板の字を消してしまう

そこで、☆さんは行動しました。

社会の先生に、☆さんの考えを伝えたのです。

「社会の勉強は、好きなのに……」
「先生の話も、好きなのに……」

「本当は、話は面白いから、しっかり聞きたい!」

でも、
聞いていたら書けない!!
書いていたら、聞けない!!

「授業中のノートを免除してほしいです」

先生は答えました。
「わかった、返事は少し待ってね」

結果……

先生は、☆くんの願いを受け入れてくれました。

クラスメイトのノートを、先生がコピー。
☆くんは、そのコピーを家に持って帰り、ノートに写しました。

それまで、学校での不満、先生への不満を学習室で吐き出していた☆さん。

こんなことをつぶやきました。

「先生も人間は悪くないからなあ。」
「先生は、教えないといけないことが多いから大変やな。」

真面目で一生懸命な☆さんらしい言葉です。

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<ぽぽろキッズ学習室について>

  • 読み書き障がいのお子さんが対象です。
  • 基本月2回、約1時間、個別でプログラムを通して向かい合います。
  • プログラムは、NPO法人SKCキッズカレッジ(前滋賀大キッズカレッジ:読み書き障がいに関する研究や実践を行っているところ)と同じものです。
  • スタッフはSKCキッズカレッジの研修を受けています。
  • 漢字を覚える学習ではなく、プログラムを通して読み書きの困難さと向き合いながら自分の力で自分なりの方略(やり方)を見つけ出すことを目指しています。

「大阪発達支援センターぽぽろ」は、大阪市鶴見区今津北にあります。
障害児の放課後や長期休業中の居場所づくりを目的とする放課後等デイサービス事業、療育支援を目的とする児童発達支援事業、の2事業を実施しています。

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育部門です。

ぽぽろキッズ学習室のInstagramはここ→キッズ学習室Instagram
アカウント名(poporokids)


読み書き障がいのしんどいところ

2022年05月16日 | ぽぽろキッズ学習室

正しい字を書けるときもあれば、書けない時もある。

線が一本多いのか少ないのか、自分の字があっているのか間違っているのかがわからない。

この不確実さが読み書き障がいの一番しんどいところだとも言えます。

〈書字の写真(上)は、掲載の許可を得ています。〉

 

自分の書いた字があっているのか間違っているのかわからない。

とても不安です。

自信をどんどん失っていきます。

大人はそばで見ているとつい教えたくなりますが、本人は間違いを指摘されても同じような間違いを繰り返してしまうので、頭の中はさらに混乱していきます。

できない自分を責める要因の一つになってしまいます。


<ぽぽろキッズ学習室について>

  • 読み書き障がいのお子さんが対象です。
  • 基本月2回、約1時間、個別でプログラムを通して向かい合います。
  • プログラムは、NPO法人SKCキッズカレッジ(前滋賀大キッズカレッジ:読み書き障がいに関する研究や実践を行っているところ)と同じものです。
  • スタッフはSKCキッズカレッジの研修を受けています。
  • 漢字を覚える学習ではなく、プログラムを通して読み書きの困難さと向き合いながら自分の力で自分なりの方略(やり方)を見つけ出すことを目指しています。

「大阪発達支援センターぽぽろ」は、大阪市鶴見区今津北にあります。
障害児の放課後や長期休業中の居場所づくりを目的とする放課後等デイサービス事業、療育支援を目的とする児童発達支援事業、の2事業を実施しています。

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育部門です。

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