大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

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やしま学園高等専修学校見学会

2010年05月22日 | 専攻科・学ぶ作業所
 20日は総勢22名でやしま学園高等専修学校の見学会をさせていただきました。
 身を乗り出して青年期教育とやしま学園高等専修学校のャ潟Vーについて熱く語っていただいた校長先生、ありがとうございました。
 全国専攻科教育研究会などを立ち上げ、大阪において唯一の専攻科を設置して先駆的な役割を果たしてこられました。

 高校生活の3年間は「集団の中に入る」、次の2年間(専攻科)は「自分と向き合う」ことが目標。
 ゆったりゆっくり進路を選び取り、自律の力をつけていく。それが本当の学力、学び方につながる。
 青年期は「仲間・友だち」「学校、家庭以外の活動」が不可欠。
 学校とは一人一人を大切に教育を保障する所。個々の認知特性(WISC検査の下位項目のしんどい面)は知っておく必要があるが。たとえば、計算ができてもお金の使い方が身についていなかったら何にもならない。「働くこと」「豊かに遊べること」「生活する」この3つが身についていないと社会に参加できない。インクルーシブな社会をつくっていくためには運動しなければだめだ…。

 だいたいこういうような話だったと思います。
 
 これは今回、私どもの見学の申し出を受けて調整していただいたA先生。

 ぽぽろの2冊目のパンフにも執筆いただいた先生です。
 やしま学園の歴史や専攻科ができたいきさつ、どんな力を身につけさせたいか、リアルな生徒さんたちとの生活をこれまた熱く語っていただきました。
 「社会に出ても失敗するもんだという前提に立った考え方を持っているとうまくいくと思います」という最後の言葉が印象的でした。私もそう思います!!

 「10名程度」の約束が22名にも膨れ上がったということは皆さんの関心の高さを表していると思います。それにも関わらず、快く見学を受け入れていただいたやしま学園高等専修学校の生徒さん方、先生方、ありがとうございました。


 関連情報です。

 6月29日(火)午後6時半から堺市内(会場未定)で堺市、松原市の関係者による第一回の「学ぶ作業所づくり懇談会」(仮称)を開催します。ご関心のある方はぽぽろにお問い合わせください。松原市における学ぶ作業所づくりについての意見交換会です。この取り組みを発展させ、学ぶ作業所を実現する地域の運動も掘り起こしていけたらと考えています。

 第4回卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい実行委員会  日時:2010年6月10日(木)午前10時半~12時半
  会場:ぽぽろプレールーム
  ※ お車でご来場の方は建物の裏側の駐車場にお入れください。玄関側の駐車場はパルコープ集会所ご利用の方用です。車イスの方はご連絡ください。


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