<ぽぽろキッズ学習室について>
「大阪発達支援センターぽぽろ」は、大阪市鶴見区今津北にあります。
- 読み書き障がいのお子さんが対象です。
- 基本月2回、約1時間、個別でプログラムを通して向かい合います。
- プログラムは、NPO法人SKCキッズカレッジ(前滋賀大キッズカレッジ:読み書き障がいに関する研究や実践を行っているところ)と同じものです。
- スタッフはSKCキッズカレッジの研修を受けています。
- 漢字を覚える学習ではなく、プログラムを通して読み書きの困難さと向き合いながら自分の力で自分なりの方略(やり方)を見つけ出すことを目指しています。
=============
キッズ学習室でのAくんの取り組み(一部)を紹介します。
(注:Aくんからは、ブログ掲載の了承を得て記事にしています。)
Aくんの課題は<仕事>でした。
〈仕事〉という課題を聞いて、彼はしばらくじっと考えていました。
「うん、わかった」
Aくんは粘土で彼の〈仕事〉のイメージを作り始めました。
(キッズ学習室では、自分の中のイメージを形にする過程を大切にしています。一回に1つが2つの文字にじっくり向き合います。)
Aくんは粘土で頭の中にある仕事のイメージを具体的に作り上げていきます。
手を動かしながら、
「結構考えた結果、大工を作ることにした。」
「じいちゃんが大工仕事しているから〈仕事〉って聞いた時に大工さんと思いついた」と話してくれました。
漢字を粘土で作ります。
漢字が思い浮かばない時には、辞書を使って調べます。
この粘土文字を作りながら、
仕事の「事」と言う文字には、横棒が多くて覚えにくいと教えてくれました。
「大阪発達支援センターぽぽろ」は、大阪市鶴見区今津北にあります。
障害児の放課後や長期休業中の居場所づくりを目的とする放課後等デイサービス事業、療育支援を目的とする児童発達支援事業、の2事業を実施しています。
ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育部門です。
キッズ学習室のInstagramはこちら。アカウント名(poporokids)