夏休みに突入したぽぽろ。(今年のぽぽろ番は忙しすぎて、夏休みへの体と心の構えもつくる暇もなくあっと言う間にドドドドッという階段をかけのぼる子どもたちの靴音に圧唐ウれている毎日です。)
毎日、元気な子どもたちの声が聞こえてきます。毎日がプール。(台風で学校が休業になった19日も午後からプールをしましたよ。)そして、虫取りの毎日。
さて、23日(土)のぽぽろの様子をのぞいてみましょう。
お~っ!すごい!プールが3つ。
実は一番大きい四角いプールはデビュー1日目にして穴が開いてしまいました。喜びのあまりビニールプールの上を誰かが噛んじゃったのです。アッというまでした。一度はフニャフニャになったプールも修理してみごと復活!!
さて、この日はどんなドラマがあったのでしょうか?(ぽぽろ番は出張のために午後はいませんでした。最近は忙しくてブログ投稿は若手に期待しています…乞うご期待!)
1枚だけ、下書きに貼り付けてあったバイトのMaくんからのどでかい写真をアップし、想像力をはたらかせて書いておきましょう。
みごと?年度末ギリギリに転校できたKちゃんは周囲の心配をよそに機嫌良く通学しているそうです。彼の「特性」をつかんで彼のペースを尊重すれば、この日のようにプール「参加」も可能です。
「誰もいないプールに一番に入ったらいけるんじゃない?」という作戦です。お弁当をさっさと食べて一番乗りしたKちゃんはスタッフのTさんとぽぽろでは今年初めて足まで浸かりました。
次入るときには膝かな?一気に腰までかな?次は違うスタッフと入っているかな?抑えられていた「自我」が今どんどん拡大して色々なスタッフとあそんだり、話しかけたりしているKちゃん。「ヨコへの広がり」を期待したいですね。
ぽぽろの児童デイは自閉症の子どもさんの利用が多いです。
「特性」「特徴」を踏まえることはとても大切なことです。
しかし、「特性」にとらわれないことも、固定的に見ないことも大切だと思っています。
Kちゃんの苦手は「大勢がキライ!」なのでも「一人がいい!」といっているのでもないと思います。やがていつかみんなの中でプール遊びを楽しむKちゃんの姿をお見せできればいいなぁって思っています。
この時に、「集団参加」を焦って背中を強く押したり手を引いたりすると、大人の意図を敏感に感じ取って退いてしまう(或いは拒否する)でしょう。かといっていつまでもマンツーマンで一番安全・安心のスタッフとばかり「参加」していると非常に狭い経験と関係に終わり、「折り合う」力も育たないでしょう。逆に、社会性が狭まることだってあると思います。まさに、スタッフが自らの意図や心の緊張をあらわにすることなく、飲み込み(ある時には消化)しながら、あそび・実践の中で子どもたちと折り合いをつけながら(駆け引きをしながらと言ってもいいかと思います)関わっていくことかなって思うのです。ぽぽろでは「周辺参加」「自己決定」という捉え方を大事にしてきたのもそういう意味からです。
これをどのようにスタッフ全体のものにしていくか、受け継いでいくのか、そして「障害特性」ばかりが強調される中で外に向かってどのように発信していくのかが問われています。
この日の遊びの中でも「周辺参加」だった子らが輪の中心に入ってきている姿を随所に見ることができます。
23日は退職スタッフMoさんとTaさんコンビによる月1回の「音楽あそび教室」でした。
始まりの「うたってドンドン」です。普段はなかなか入ってこないMaちゃん。始まる前には片づけたばかりの段ボール箱の牛乳パックをひっくり返していたずらしていたMaちゃんでしたが、この頃はまり込んでいる「腰みの」をつけると人が変わったかのように踊り出します。景気よくタンバリンを持って叩き出しました。
それを向こうで見ていたYoくんもタンバリンをバンバン。
今日一番にじいちゃんと来たRiくんも、スタッフのHiさんが事務所から誘い出しバンバン。(うるさいのが苦手で「周辺参加」組の中でも「避難組」です)
次は楽器は名前を忘れたので「シャラリン」とでも呼んでおきましょう。(昔勤めていた支援学校ではそう呼んでいた…)
一通り鳴らして最後はお立ち台です。Yoくんは一番!のりです。
Geちゃんもこの日は初めて来られたボランティアの学生さんと走り回りながら、やるべき時には自分からお立ち台に乗りしっかりやっていました。選んだのはタンバリンでした。
いつもは「周辺参加」のYoくんですが、この日は「お誕生日」の歌をアレンジした始めのあいさつの歌「きょうは 楽しい おんがくだ…」に合わせて名前を呼ばれると私と腕を組んで走って回りました。この「シャラリン」も最後にやってきて耳をすましながら軽やかな音を出してくれました。久しぶりに「ピンチコール」にこたえて跳んで来てくださった退職スタッフのKaさんが彼の演奏ぶりに感動して「とっても穏やか~な鳴らし方だったねぇ~」と穏やか~に言っておられました。
さぁ、ここからは「スリラー」です。ミラーボールが回ります。一応、本番を一週間後にひかえた今日は「前夜祭」です。
超恥ずかしがり屋のMoちゃんもここまで来ると大丈夫、日頃の「練習」の成果です。バイトのMaくんに誘われ踊り出しました。
パーティという感じですが、ミラーボールの演出効果もあって子どもたちが輪の中に少しずつ入ってきました。
FuくんとTさんが激しく踊って盛り上がっていました。踊りのうまいFuくんは本番にはいません。大舞台での彼の様子を見たかったなぁ…。
そして、最後は舞台上でもう一つやる予定の鳴子踊り。Moさんが用意してくれた鳴子は60個。Moくんが手を突っ込んでジャラジャラしましたが、残念ながら1回で終わりました。今日始めてきてくれた学生のボランティアくん(名前を聞いていなかったのでゴメン)はずっとこの姿勢(Moくん目線)でていねいに関わってくれたそうです。
Yoくんも自分で歩きながら鳴子を鳴らしていました。向こうではKoちゃんがブランコに乗りながら鳴子を鳴らしていました。
Kaくんがしきりに私を呼びます。みんなの輪の中に入り自分もやりたいのです。後方から介護して立位にもっていくのがどうしても皆さんこわいのかできません。今度、もう一度スッタフがリラクゼーションの方法をPTの方から学ばせていただくことにしました。その時に遊びに参加する多様な姿勢保持の方法についても教えていただきたいです。
久しぶりに登場した「ぽぽろ番」の最近の姿です。アト1ヶ月で還暦…、まずまず元気でしょう??えっ?笑顔がない!?
しゃぁけど、まだまだ、若いもんには負けへんでぇ!
バンダナが似合うって?そうなんです。髪の毛を振り乱して頑張っているのです。「ない!ない!」という声が聞こえてきそう…。
着ているのも「ぽぽろスクエア」建設募金のTシャツやで!みんな買ってやぁ~!ホンマはピンクが似合うけどなぁ~。洗濯しても首周りは丈夫でしっかりしてるでぇ~。
毎日、元気な子どもたちの声が聞こえてきます。毎日がプール。(台風で学校が休業になった19日も午後からプールをしましたよ。)そして、虫取りの毎日。
さて、23日(土)のぽぽろの様子をのぞいてみましょう。
お~っ!すごい!プールが3つ。
実は一番大きい四角いプールはデビュー1日目にして穴が開いてしまいました。喜びのあまりビニールプールの上を誰かが噛んじゃったのです。アッというまでした。一度はフニャフニャになったプールも修理してみごと復活!!
さて、この日はどんなドラマがあったのでしょうか?(ぽぽろ番は出張のために午後はいませんでした。最近は忙しくてブログ投稿は若手に期待しています…乞うご期待!)
1枚だけ、下書きに貼り付けてあったバイトのMaくんからのどでかい写真をアップし、想像力をはたらかせて書いておきましょう。
みごと?年度末ギリギリに転校できたKちゃんは周囲の心配をよそに機嫌良く通学しているそうです。彼の「特性」をつかんで彼のペースを尊重すれば、この日のようにプール「参加」も可能です。
「誰もいないプールに一番に入ったらいけるんじゃない?」という作戦です。お弁当をさっさと食べて一番乗りしたKちゃんはスタッフのTさんとぽぽろでは今年初めて足まで浸かりました。
次入るときには膝かな?一気に腰までかな?次は違うスタッフと入っているかな?抑えられていた「自我」が今どんどん拡大して色々なスタッフとあそんだり、話しかけたりしているKちゃん。「ヨコへの広がり」を期待したいですね。
ぽぽろの児童デイは自閉症の子どもさんの利用が多いです。
「特性」「特徴」を踏まえることはとても大切なことです。
しかし、「特性」にとらわれないことも、固定的に見ないことも大切だと思っています。
Kちゃんの苦手は「大勢がキライ!」なのでも「一人がいい!」といっているのでもないと思います。やがていつかみんなの中でプール遊びを楽しむKちゃんの姿をお見せできればいいなぁって思っています。
この時に、「集団参加」を焦って背中を強く押したり手を引いたりすると、大人の意図を敏感に感じ取って退いてしまう(或いは拒否する)でしょう。かといっていつまでもマンツーマンで一番安全・安心のスタッフとばかり「参加」していると非常に狭い経験と関係に終わり、「折り合う」力も育たないでしょう。逆に、社会性が狭まることだってあると思います。まさに、スタッフが自らの意図や心の緊張をあらわにすることなく、飲み込み(ある時には消化)しながら、あそび・実践の中で子どもたちと折り合いをつけながら(駆け引きをしながらと言ってもいいかと思います)関わっていくことかなって思うのです。ぽぽろでは「周辺参加」「自己決定」という捉え方を大事にしてきたのもそういう意味からです。
これをどのようにスタッフ全体のものにしていくか、受け継いでいくのか、そして「障害特性」ばかりが強調される中で外に向かってどのように発信していくのかが問われています。
この日の遊びの中でも「周辺参加」だった子らが輪の中心に入ってきている姿を随所に見ることができます。
23日は退職スタッフMoさんとTaさんコンビによる月1回の「音楽あそび教室」でした。
始まりの「うたってドンドン」です。普段はなかなか入ってこないMaちゃん。始まる前には片づけたばかりの段ボール箱の牛乳パックをひっくり返していたずらしていたMaちゃんでしたが、この頃はまり込んでいる「腰みの」をつけると人が変わったかのように踊り出します。景気よくタンバリンを持って叩き出しました。
それを向こうで見ていたYoくんもタンバリンをバンバン。
今日一番にじいちゃんと来たRiくんも、スタッフのHiさんが事務所から誘い出しバンバン。(うるさいのが苦手で「周辺参加」組の中でも「避難組」です)
次は楽器は名前を忘れたので「シャラリン」とでも呼んでおきましょう。(昔勤めていた支援学校ではそう呼んでいた…)
一通り鳴らして最後はお立ち台です。Yoくんは一番!のりです。
Geちゃんもこの日は初めて来られたボランティアの学生さんと走り回りながら、やるべき時には自分からお立ち台に乗りしっかりやっていました。選んだのはタンバリンでした。
いつもは「周辺参加」のYoくんですが、この日は「お誕生日」の歌をアレンジした始めのあいさつの歌「きょうは 楽しい おんがくだ…」に合わせて名前を呼ばれると私と腕を組んで走って回りました。この「シャラリン」も最後にやってきて耳をすましながら軽やかな音を出してくれました。久しぶりに「ピンチコール」にこたえて跳んで来てくださった退職スタッフのKaさんが彼の演奏ぶりに感動して「とっても穏やか~な鳴らし方だったねぇ~」と穏やか~に言っておられました。
さぁ、ここからは「スリラー」です。ミラーボールが回ります。一応、本番を一週間後にひかえた今日は「前夜祭」です。
超恥ずかしがり屋のMoちゃんもここまで来ると大丈夫、日頃の「練習」の成果です。バイトのMaくんに誘われ踊り出しました。
パーティという感じですが、ミラーボールの演出効果もあって子どもたちが輪の中に少しずつ入ってきました。
FuくんとTさんが激しく踊って盛り上がっていました。踊りのうまいFuくんは本番にはいません。大舞台での彼の様子を見たかったなぁ…。
そして、最後は舞台上でもう一つやる予定の鳴子踊り。Moさんが用意してくれた鳴子は60個。Moくんが手を突っ込んでジャラジャラしましたが、残念ながら1回で終わりました。今日始めてきてくれた学生のボランティアくん(名前を聞いていなかったのでゴメン)はずっとこの姿勢(Moくん目線)でていねいに関わってくれたそうです。
Yoくんも自分で歩きながら鳴子を鳴らしていました。向こうではKoちゃんがブランコに乗りながら鳴子を鳴らしていました。
Kaくんがしきりに私を呼びます。みんなの輪の中に入り自分もやりたいのです。後方から介護して立位にもっていくのがどうしても皆さんこわいのかできません。今度、もう一度スッタフがリラクゼーションの方法をPTの方から学ばせていただくことにしました。その時に遊びに参加する多様な姿勢保持の方法についても教えていただきたいです。
久しぶりに登場した「ぽぽろ番」の最近の姿です。アト1ヶ月で還暦…、まずまず元気でしょう??えっ?笑顔がない!?
しゃぁけど、まだまだ、若いもんには負けへんでぇ!
バンダナが似合うって?そうなんです。髪の毛を振り乱して頑張っているのです。「ない!ない!」という声が聞こえてきそう…。
着ているのも「ぽぽろスクエア」建設募金のTシャツやで!みんな買ってやぁ~!ホンマはピンクが似合うけどなぁ~。洗濯しても首周りは丈夫でしっかりしてるでぇ~。