ぽぽろキッズ学習室では、一般的な漢字の書き取りの反復練習はしません。
漢字の書き取り練習の直後には効果があらわれる時もありますが、長期的にはかえって不安や緊張を強めることになるからです。
キッズ学習室では、その日の課題文字に、じっくりと向き合います。
「イメージを形にする(粘土)」「文字を形にする(粘土)」「鉛筆で書く」
滋賀大キッズカレッジ方式の考え方を、以下に引用します。
〔 滋賀大キッズカレッジ方式(SKCメソッド)の基本は、読み書きに困難のある子どもがちの「漢字の書き指導」にあります。……指導の基本は、子どもたちに「安心と自尊心」を保障することです。……多くの子どもたちが、相談に来る前にストレスをため込み、二次障害を起こして不登校やイライラ、プライドの高さから困難さをみとめることができずにひたすら突っ張り、自分の殻に閉じこもっていきます。けれど、1対1の「何をしても大丈夫」という安心の中でじっくりと話を聞いてもらえる関係、イヤなことや嫌いなことはしなくてもよい、間違っても直さなくてよい、という基本的な関係ができると自分を解放していきます。(SKCキッズカレッジブックレット1「就学前からの1年生のひらがなの土台づくり」深川美也子著より引用) 〕
ぽぽろのスタッフは、滋賀大キッズカレッジ(SKC)で、研修を受けています。
<ぽぽろキッズ学習室について>
- 読み書き障がいのお子さんが対象です。
- 基本月2回、約1時間、個別でプログラムを通して向かい合います。
- プログラムは、NPO法人SKCキッズカレッジ(前滋賀大キッズカレッジ:読み書き障がいに関する研究や実践を行っているところ)と同じものです。
- スタッフはSKCキッズカレッジの研修を受けています。
- 漢字を覚える学習ではなく、プログラムを通して読み書きの困難さと向き合いながら自分の力で自分なりの方略(やり方)を見つけ出すことを目指しています。
「大阪発達支援センターぽぽろ」は、大阪市鶴見区今津北にあります。
障害児の放課後や長期休業中の居場所づくりを目的とする放課後等デイサービス事業、療育支援を目的とする児童発達支援事業、の2事業を実施しています。
ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育部門です。
ぽぽろキッズ学習室のInstagramはここ→キッズ学習室Instagram
アカウント名(poporokids)