Potter's Diary

私の生活諸々と陶芸作品の紹介(ヒューストンより)

辻井伸行さんのコンサート

2009-09-27 | 音楽

Van Cliburn International Piano Competitionでゴールドメダルを獲得した、辻井伸行さんのコンサートに行ってきました。正直なところ、最初は「盲目のピアニスト」ということが妙にひっかかって、そういう興味本位で行くわけではないけれど、なんだかそんなふうにも見えそうな自分がいやで、チケットを買うのをちょっと躊躇しました。とはいえ、ラッキーなことにちょうど仕事が休みになった娘も参加して、夫と三人で聴きにいきました。最初はベートーベンのソナタ「月光」そして「熱情」。演奏が進むにつれて、音がどんどん澄んでいきました。そして休憩後はショパン。最初のバラードの一番と、最後のポロネーズは私のとても好きな曲なのですが、それを彼はほんとうにとても美しく演奏してくれて、涙が出そうなほどでした。昔、ショパンコンクールで優勝したブーニンのコンサートを、最前列で聞いたときの音を思い出しました。あの時のブーニンの音も美しかった... でも彼は目が見えていたにもかかわらず、よく音をはずす人でした。でも辻井さんはほとんど、いえ全く音をはずしません。いったいどんな練習をつんできたのだろう。才能はもちろんのことだけれど、それだけではあれほどのピアニストにはなれない。楽譜を全部耳で覚えるって、並大抵なことではないし。Cliburnのコンクールではコンチェルトを演奏したそうだけれど、いったい指揮者とオーケストラとどうやって合わせるのだろう。フツーの人間の私にはとても想像がつかない天才なのね、彼は。われるような拍手と、スタンディング・オベーションがそれを証明していました。
コンサートは午後2時からだったので、ちょっと早かったけれど帰りにレストラン・ヒューストン(ボストンにもあるけれど、ホントはやっぱりここが本店なのかしらねぇ)で夕食をして、三人でコンサートの余韻を楽しんで帰って来ました。辻井さんのコンサートは、いつもの日曜日の午後をとてもすてきなものにしてくれました。
機会があったら、是非みなさんにも彼のコンサートを聴きに行っていていただきたいです。
(Houston)


Birthday Party

2009-09-27 | 生活

今日は我が家の近くに住む友人、イヴァとスタンレー夫妻の家のパーティーに招待されました。二人の誕生日のお祝いパーティだったのですが、彼らの家が一軒まるごとどこかのホテルのレセプションルームのように変身していました(まぁ、彼らの家そのものが、パーティーのために作られたような家なのですが)。

ボールルーム(巨大な玄関ホール)にはバンドが入り、ワインが赤白それぞれ2ダースくらい、その他のいろいろな飲み物も1ダース以上、そしてそのグラスがズラ~リ、ジャジャーンとホール横のテーブルに用意されていました。

キッチンのほうでは、どこかのレストランからケータリングしたのかと思うほどの料理(でも全てイヴァとスタンレーが二人で3日間かけて作ったそうな..)が並び、いったい何人くらいの人が集まったのやらたぶん50人以上はいたかしら。イヴァたちがポーランド人なので、そこに来ていた人はほとんどがポーランド人だったらしく、よく飲み、よく食べ、よくしゃべり、ダンスも老若男女、みんな驚くほど上手でした。(なぜ??)

 

いくつもあるめずらし~ぃケーキの一つに花火のようなキャンドルをつけて_。誕生日のお祝いの歌も、よくある「ハッピバ~スデ~・トゥ~ユ~...」というのではなく、ホーランド独特の誕生日の歌をみんなで大合唱。なんだかさっぱりわからない意味不明の歌でしたが、ほとんどの人が知っていて、やたらと楽しそうに歌ってました。

なんとも明るい華やかなパーティーで、主催したイヴァ本人たちも踊って飲んで、参加者み~んなが楽しめる、ほんとにステキないいパーティーでした。ポーランド語の会話がとびかう中、私たちも食べて飲んで踊って、しっかり楽しませていただきました。いやぁ~、なんだかやっぱりヨーロッパ人って違うなぁ。
それにしても、このパーティの後片付けは大変だろうなぁ...
(Houston)