初期のフィリピン人のさまざまな文化や習慣は、今も残っている。
そのひとつに、男性の割礼がある。フィリピンでは「トゥリ」と呼ばれている。
乳幼児のときに行われることはほとんどなく、男子の割礼は幼少期に行われ、若者が10歳くらいのときに行われる。
割礼は伝統的に、痛みを麻痺させるための麻酔なしで行われる。
割礼を受けるという行為そのものが、男らしさへの通過儀礼と考えられている。
割礼しないフィリピン人男性は、時にかなり残酷に嘲笑されることが多い。
そのせいで「男以下」だからだ。
以前知り合いが割礼をしていない男性について酒の席で常にジョークを言っていた。逆上した割礼をしていない男性が多くの人の前で逆上、刃物を自宅から持ち出して刺したのを覚えている。
フィリピンの傾向として、包皮を切り落とされるのを怖がるような男は真の男ではないということだった。
最悪なのは、特に地方のコミュニティで、多くの少年が割礼を受ける。
満足に消毒もしない刃物、あるいは鉈のようなものや竹で作った鋭利なもので施術というか切り取る。青ざめた顔でブルブル震えながら施術受けるもの。中には激痛で気絶するものがいる。
バラン街などでは一つのイベント的なこともあり、施術を受けた男の子はズボンを履いた際、ちょうど一物のある部分の干渉を避けるため手で当たらないようにして歩く。
滑稽なことは、割礼しないものを嘲笑し、受けたものの格好を見て嘲笑する。
このような文化的慣習を目の当たりにするのは、かなりワイルドなことです。ユダヤ教徒やイスラム教徒、あるいは医学的な奇形がない限り、男性のデフォルトの状態は「無傷」のままである。
何千もの神経終末を持つ身体の一部を、外科的に切除するだけでなく、友人たちの前で非科学的に切除する。
凶悪な習慣としか言いようがない。
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