フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

うらみ

2007-06-05 | フィリピン
ある企業のグループリーダー。日本人の下で長年使われてきたせいか、ある程度日本の習慣なども理解している。
休日出勤しても無給。オーバータイムもなく、1ヶ月の給料12000ペソ。
実直に働くこの国では珍しい男。
とある日、その会社を退職したいとのことで相談に来た。
退職したい理由を聞いた。
勤務時間や無給の休日出勤、残業については問題ない。
では何故に退職したいのか。
連日のように嫌がらせのメールが。しかもその直属の人事担当者へまであらぬことが送信されてきた。
「わかるでしょう。このフィリピン人の性格。私は今、家族を実家へ帰し、一人で自宅から通勤しています。」
日本人がこのような話を聞いたら、何でそこまでしなければいけないのか疑問に思う。
INGGIT と言われる。直訳すると僻み。
これはこの国では非常に恐ろしいことなのです。
自分の職務内容を棚に上げて逆恨みすることが多いからです。
例を挙げると、
カラオケをうたっていたら下手とやじられナイフで刺し殺した。
仕事場で注意したら、帰宅途中待ち伏せ刺し殺された。
職域の長に就任、配置換えをしたら銃殺された。
勤務態度が悪く退職させたら、企業へ押しかけ銃殺された。
勤務態度が悪く、ミーティング会場で注意したら、自宅前でさされた。
前貸しを願い出たら高額になっていて断れた。担当者、帰宅時に銃殺された。
その他書ききれないほどのINGGIT事件が多いフィリピンです。
自分の女房が会社の金を横領、解雇処分したらその旦那が連日その企業の通用口で従業員を脅した。ノイローゼになった従業員が全員退社した事件もあります。
グループリーダーへの執拗な嫌がらせ。
最初にグループリーダーの人事課ん一番五月蝿い者へグループリーダーが企業のしなを泥棒している。から始まり、本人へは罵声やあることないことの脅かしが続き始めた。
人事担当者、その情報提供者の話を鵜呑みに当事者を呼び出した。
事情を話してもその人事担当者は情報提供者の話を鵜呑みに、首を縦に振らない。
当事者が送信されてきたメールを見せて初めて陰謀であることに気が付いた様子。
代表者、人事担当者、当事者の間で話し合いが持たれた。
代表者の偏った人の見方もあるのだが、当事者が横領や職務怠慢で配置換え、退職させられ、その僻みを「執拗な恨み」に変えて創作ストリーを送り始めた。
なんともくだらない話であるのだが、これがフィリピンで一番恐ろしいこと。
このグループリーダー。そのオーナーへフィリピンで起こりうることを話したのだが「まさかそんなことが?」の判断。外国人であればそう思うのが当然。

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3 コメント

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在日ピリピン人 (Gr.)
2007-06-07 00:11:01
殺人までは無いようですが?やはりこちらでもそれに近いものはあるように感じます。

特に夜の世界に身を置いてる日配アルバイト連中。

足の引っ張り合いですね。会ったことも付き合ったことも無い同士がチスミス大会。

上辺だけの豊さを嫉み、作り話に‥

また不思議にそれを真に受けるP関係ニホン人。



田舎なもんか、大半が本人に聞こえて来ます。

しかもよく考えれば話がおかしいだろ?って話も多々。

「お里が知れる」と言いますが、ハイ確かに彼の国の人です!
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同胞同士 (PP)
2007-06-07 06:24:52
>Gr.様 本当に鬼気迫るような話です。
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Unknown (いけちゃん)
2007-06-10 03:50:34
PPさんの日記をよんでいると本当に恐ろしくなってきます。
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