Naloko ng lolo （フィリピンジジィ御乱心）

フィリピンの道路交通法では運転中の携帯電話使用は禁止されています。
でも決して守るフィリピン。　ＷＡＬＡ！
このフィリピンは通話よりも、安いテキストメッセージを多くが利用している。一定額プリペイドで無制限テキスト送信もある。
裕福な連中曰く無制限テキストは貧しい者が利用する。等わけの分からないことをいう中途半端な金持ち気取った者が口にする。

とある会社の代表者とマカティ市内へ食事に出かけたときの出来事。
夜７時過ぎあたりは暗く、オスマニアハイウエイからマカティスクエアー方向へ向かい、パサイロード方向へ向かったガスりんスタンドのある交差点。
さすがこの時間帯は大渋滞。
フィリピンのジジィ殿、気になることがある。車を運転していて殆ど前を見ていない。当然急ブレーキが多い。最初は、実技試験を受けないで免許証を取得したので運転技術が覚束無いのかとも思った。が、このジジィ殿運転中に携帯電話でテキストしながら運転していた。
運転たるや超スローであったり気がついたように急発進。
足は床が抜けるように突っ張っている。
緩やかな坂を越え、変形交差点を過ぎたあたりにＭＭＤＡの巡視員が交通整理していた。
我々の乗った車の進行方向は「青」しかし、ジジィ殿全く前を見ていない。流れに乗って進んだ。「アブネー！！！」ジジィ殿以外の乗車していた者一斉に声を張り上げた。
バスッ！！！！！！肉でも切ったような異常音！！　その途端。そして急停車。

ＭＭＤＡ「アノバ！」
ジジィ殿「ドウシテミナサンオオキナコエダスデスカ？」未だ気付いていない。
ＭＭＤＡ「ホイ！貴方どこ見て運転している。アライ　コ　アライ　コ　ナ　グラベ！！！」
ジジィ殿「イッタイドウシタノ？」
ＭＭＤＡ「免許証見せてください。」
ジジィ殿「ナンデ？イソガシンダカラ　ドイテクダサイ！」未だジジィ殿だけが事態を把握していない。ＭＭＤＡ「アライ　コ！イカウタラガ！アノバ！！！アライ　コ」あれだけぶつけられて足引かれていれば誰でも痛い。
ジジィ殿「ナニカモンダイデモアルノ」
ＭＭＤＡ「貴様何を言っているか？どこ見て運転してるんだ？挙句の果てに俺にぶつけておいて何が問題ある？車からさっさと降りろ！！」見るからに足を引きずり「アライ　コ」の連発。やっとジジィ殿事態に気がついて
ジジィ殿「アイ　シェット！！」気がつくのが遅い。ＭＭＤＡ「人を引いておいて、いったいなんなんですか？」
ジジィ殿「アイ　ソーリー。直ぐに病院へ行きましょう。薬で済むのであれば直ぐに薬局へ行きましょう。ゴメンナサイね。痛いですか？」
ＭＭＤＡ「アライ　コ。本当に痛いよ！！この足見てみな。あんたの車のタイヤの跡ついているでしょう？」ジジィ殿窓から首出して確認。
ジジィ殿「本当にごめんなさい。直ぐに病院へ行きましょう。ゴメンナサイ。ゴメンナサイ。ゴメンナサイ。」車内では皆が心配ジジィ殿に病院へ行かせるよう即した。
ジジィ殿「このＭＭＤＡたいした怪我もしていないのに、金ほしくて痛いといってやがる。だからフィリピン人は本当バカ！」自分で人引いておいてそれは無いでしょう。
ＭＭＤＡ「本当いい加減に免許証出して車から降りなさい。」この一言が、身の程知らずのジジィ殿、
ジジィ殿「プタン　イナ　モ。これだけごめんなさいと謝って、医者に行きましょうといっているにもかかわらず、アライ　コだ！免許証出せ！貴様誰に向かって口聞いているんだ！」
ＭＭＤＡ「人を引いておいて何逆切れしてるんだ！アベコベダ！！どこの者だか知らないものになんでそのような仕打ちを受けなければいけないんだ！」コレクト。
ジジィ殿「未だぐずぐず言って嫌がるのか？その程度の痛さだったら１０分もすれば治る。」人の痛さが分かるのかな？
ＭＭＤＡ「口数の減らない運転手だね！早く降りて。警察へ出頭するから。」ドアを開けようとしたとき。
ジジィ殿「ホイ！お前本当にＭＭＤＡか？ＩＤ見せろ。引かれてもいないのに嘘言っていないか？」ジジィ殿貴方が確かに引きましたよ。
この会話を聞いていて我々はあきれ返り無言状態に。
ＭＭＤＡ「あんたとんでもない人だね。自分の遣ったこと全く理解していないじゃないの？」
ジジィ殿「見た限りたいした怪我もしていないようだな？」といってズボンのポケットから５００ペソを出し、ＭＭＤＡの胸ポケットへ入れた。
ＭＭＤＡ「何だこれは？」
ジジィ殿「後で塗り薬でも買って飯でも食えよ、バイ！」

足を引きつりながら半べそかいているＭＭＤＡの巡視員。直面した我々でも常態からして絶対に痛い。ズボンの中は結構ダメージが大きいかもしれない。
ジジィ殿、ＭＭＤＡの巡視員を無視加速して走り去ってしまった。

アチャー！ジジィ殿ひき逃げですよ。

日本人全員「ジジィ殿ひき逃げですけど。とばっちりは嫌ですよ。」
ジジィ殿「アッタク！フィリピン人　ズルデスネ。あんな所に立っているからぶつけられるんだ。良かった車壊れなくて。」

なんとなくチンプンカンプンン。ジジィ殿自分のしたことを全く分かっていない。ジジィ殿もフィリピン人では？

日本人全員「大丈夫ですかひき逃げして。」
ジジィ殿「モンダイナイデス！イマノジカンポリス　ワラ。」
日本人全員「ナンバープレート見られていますよ？」
ジジィ殿「ダイジョウビデス。フィリピン人ウソウマイカラ、ポリスアマリシンヨウシナイカラ。」
ＭＭＤＡの巡視員、テキストに夢中になっているジジィ殿に引かれ５００ペソ。逆切れしたジジィ殿に罵声浴びせられしかもひき逃げ。
夕食を終えて同じ場所を通った。巡視員は誰もいなかった。

この場所はパサイロード経由でドーシットホテルへ出向く時に良く通る道。気がついてみると、この交差点には殆どＭＭＤＡ巡視員の姿が見えなくなった？

運転中はテキストは止めましょう。前を良く見て運転しましょう。
接近した車見る前に運転手が何処見ているか良く見てわたろう道路。
引かれ損ですよ！！

(MMDA)-Metro Manila Development Authority

http://www.mmda.gov.ph/main.html