フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

相変わらず

2025-01-15 | Weblog

レストランで朝飯を食べていた。

よそよそしいカップルが目の前の席へ現れた。

一緒にいたフィリピン人女性。どうみても20歳そこそこ。

男性は軍隊を退官後、フィリピンへ結婚目的で訪れたアメリカ人。

すでにフィリピンに2年ほど滞在し、この女性と結婚を考えたそうです。

一緒に同棲を始めてから、知り合った当時とだんだん性格が変わってきた。

そしてフィリピン人の生活が見えるようになり本国へ帰国することを決めたのだとか。

途中から女性が席を離れた。

男性が「Happy New Year」を声をかけてきた。

そして「口のように思うかもしれませんが、この国は私には合わない」と言いながら話し出した。

彼らの多くは、ただ働くのが好きではありません。彼らがしたいのは、レッドホースやSMB(サンミゲルビール)を飲んで、一晩中ビデオケを歌い、トンイツ(トランプ博打)をすることだけです。

  1. 40 歳になったフィリピン人は誰でも、自分は引退したのだから、たとえ子供が 10 歳や 12 歳であっても、子供に支えてもらうべきだと決める。
  2. 仕事を見つけるのは信じられないほど難しい。レジ係のような途方もなく簡単な仕事でさえ、大学の学位、健康診断、薬物検査、血液検査、X線検査、銀行口座、警察の身元確認、NBIの身元確認、出生証明書が必要で、まったくばかげている。
  3. 外国との競争を阻止する国家主義的な政策や、より高い賃金を支払う企業が存在するため、1日の仕事で200~300ペソしか支払われません。スターバックスのコーヒー1杯の値段も同じくらいです。(最低賃金法を守るのは外資系、大手企業、金融機関くらい)
  4. 予算意識が全くなく、自分の収入の範囲内でお金を使う。貧しいフィリピン人は、子供の誕生日パーティーに25000~30000ペソを費やす。
  5. 子供が多すぎる。4人から10人の子供がいる。計画性のない出産をする。

 

そして、金はいくら合っても足りない。

この国の一般的な給料は1ヶ月せいぜい16000ペソくらいだと思う。

私は彼女と同棲を開始した。毎日考えられない生活費を要する。そして毎月のようにイベント、つまり誕生日やら兄弟の祝い事があり、その費用は全て私が負担する。それが2年も続いた。

働いていた両親や兄妹は仕事を辞め、私の住んでいる家に居候にやってきた。

最初はS N Sなどで得た情報で、フィリピン文化と思っていた。

しかし、時が経過すると、毎日不動産屋がきて、家や土地の物件を紹介に来る。カーディーラーも毎日のようにくる。

食事も両親や兄妹、すでに結婚している兄弟までもが毎晩来るようになり、ほぼ毎晩酒盛りやカラオケで遅くまで、そして帰宅する際にはクルマ代まであげている始末。

両替する目的で毎日モールへ出かけ、ランチはモールで。夜は大家族の宴会。

隣近所からは、毎日のように借金申込が来るようになった。

最初はせっせと炊事洗濯をしてくれ、お金も節約派と思えるほどだった。出会い系で知り合った割には良い女性と巡り会えたと思っていた。

しかし、その気持ちも軽率にあったがゆえ、このような結果になってしまった。

と反省、毎月3000ドル以上の浪費で、この分では持っている蓄えも長いことは持たない。

言い訳として、アメリカの家族の問題が起きたので一旦帰国する。と伝えた。

おそらく2度とこの国へ戻ることはないと思うけど、何かペナルティがありますか。

と聞いてきた。

法律家ではないのでよく分かりません。結婚されていないのであれば別にペナルティなどの問題はないと思います。

多少はお世話になったのでしょうから多少のお金を置いていけば良いのでは。

親指を立てて「そうします。今日の午後の便でアメリカへ帰国するのでこのホテルへ宿泊しました。フィリピンは本当にお金のかかる国です」

しばらくして、彼女が戻ってきた。なるほどと思う雰囲気が漂っていた。

食事を終えThank youというアメリカ人の表情と後ろ姿には思い過ごしかもしれないが、晴々としたようにも見えた。

心なしか、今日は暗く爽快さのない夕日だった。

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