なぜ外国人、特に国外に住む人々のほうがフィリピン人自身よりもフィリピンの文化についてよく知っているように見えるのでしょうか?
確かにフィリピン人の多くは、といっても、実際に接するフィリピン人はおそらく50人もいればすごいことです。
その中の一握りの人へフィリピンの歴史を聞いたとて、中には素晴らしい歴史愛好家はいるかもしれませんが、おそらく「Hind ko alam po」わかりません。で会話が終わると思います。
尋ねた外国人が、不十分なサンプルという誤りを犯しています。
フィリピン国内で、フィリピンのあらゆるものの愛好家の人々に会ったことがありますか?多分ないと思います。
愛好家の記憶能力には驚かされることが多々あります。
なぜにこれほどまでに記憶してるのだろう。この一言です。
外国人が、1 億 1,500 万人のフィリピン人よりもフィリピンの文化についてよく知っているという結論に達した理由は、外国人のコミュニケーションがいかに浅いかということだと思います。
「あなたは外国人にも関わらずフィリピンの歴史に詳しいのですか?」ということだと思います。
おそらく、フィリピン文化に熱心な人たちに会ったことがあるのでしょう。
一般的には、フィリピンの文化や歴史に詳しい外国人は、歴史を研究している人以外、そんなに多くありません。自国の文化を知っているフィリピン人よりも多いことはまずありません。
しかし、外国人はそれに関する本を何冊か勉強したかもしれません。何冊かです。それに関する講義を見たりなど。モルモン教徒のように、宣教師として配属されるさまざまな国について学ぶために学校に通う人もいます。しかし、それでもまだたくさんいると思うなら、目を閉じて、地球上の適当な場所を指さし、その地域の人々に話しかけてみてください。そこへ旅行してみてはどうでしょうか?多分相手にされないかもしれません。
中国の真ん中、ロシアの真ん中、ブラジルの真ん中に行って、路上の一般の人に聞いてみてください。
「すみません、マノポとは何ですか?パサルボンとは何ですか?バヤニハンとは何ですか?」と聞いてみてください。
中国では「抱歉,我聽不懂你的語言,你能說中文嗎?」すみません。あなたの言っていることは理解できません。貴方は中国語で説明できますか?と答えるだろうと思います。
そしてロシアの真ん中で同じことを言ったとしたら、やはり彼らはこう答えると思います。「Что?」どうですか? Я тебя не понимаю и не знаю, о чем ты говоризь.”
YA tebya ne ponimayu i ne znayu, o chem ty govoriz'.”
貴方の言っていることは全く理解できません。
特にフィリピンは、一見、社交的に見えるだけで、実はシャイな点が多々あります。
特に国の歴史などに関しては、大学で専門に歴史を研究されている方以外、フィリピンの歴史は、①スペイン統治以前(1521年以前)、②スペイン統治時代(1521〜1898年)、③アメリカ統治時代(1898〜1945年)、④独立以後(1946年以後)の4つに大別できうことも知る余地もないと思います。
コモンウェルス(独立準備政府)初代大統領が独立の準備を進め1946年7月4日フィリピンはアメリカ合衆国から独立し、フィリピン共和国となりました。しかし、この独立記念日は、現在祝日にもなっておらず、あまり重要視されていません。
おそらく多くのフィリピン人は、独立記念日は休業日の6月12日と思っています。
フィリピンを本当に知るには、国立図書館はじめ、U P始めとする大学の歴史研究者から話を聞くのが一番手っ取り早いように思います。
100人以上の知り合いはいますが、多分興味を持っていないのか、現大統領の父親のことすら知らない人も多くいます。
これはおそらく日本もある程度同じなのかもしれません。
関わる国歴史を知る。大事なことですが、歴史より、お金のかからないコミュニケーション相手探しが難題の国です。
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