ホテルのロビー等で人を待っていると、結構声を掛けてくる日本人お方が多い。
多くの方が
「日本人お方ですか?どちらから来られましたか?」
「フィリピンは何回目ですか?」
「観光ですか?」
「女が五月蝿くて!コイコイばかりなんですよ。」
「日本に働きに来ていたときに知り合ったばかりに、大変な投資をしました。」
「本当に、気でも狂ったかのように嫉妬は凄まじいいですね。」等々
マラテのとあるホテルへ友人と待ち合わせ向かった。
名ばかりのロビー。こんな夜の時間なのにまるでディスコのように音楽が五月蝿い。客への配慮などは全く無関係のようにも思えるホテルにも思える。
一人の男性が、ソファーに座り携帯電話とにらめっこ中。
入り口のガードは居眠り中! 何のためのガードなのか?
待ち合わせの時間よりも速く到着してしまったので、待つことにした。
携帯電話とにらめっこ中のオヤジ殿やはり声を掛けてきた。
オヤジ殿「日本人の方ですか?」
ハイ。
オヤジ殿「昨日フィリピンへ来ました。飛行機に乗ったのも海外へ出かけるのも今回がはじめて。どうにか到着しました。世間知らずとはいえ、凄まじい空港ですね。何か聞けば何でも気持ちないですか。その都度千円といわれたので、海外はそんなものかと思い支払っていたら、空港到着からタクシーに乗るまで警察にだけ3千円。乗ったタクシーは600ペソ。ペソがないといったら2千円といわれました。ホテルへチェックインしたところへオネーチャンが来ました。渋滞が酷くて遅れた。兄を待っていたんだけど渋滞だからというので私だけできました。といっていました。日本にいるときには殆ど毎日のように逢い、仕事が終われば真っ直ぐ家に来るときもありました。フィリピンは本当に交通事情が酷いようですね。」
これでストーリーは全て分かって知ったのだが、警察へ3千円それは意味のない金。タクシー代は2千円。そんな馬鹿な。渋滞で兄を待っていたけど私だけで来ました。等といかにも貴方だけ。でもその兄はひょっとしたら旦那。等というのも野暮。返事は一言にした。
いや、大変ですね。
オヤジ殿「日本ではとにかく金を使いました。貯金も底つくほど。オネーチャン不法滞在していて、最近は危ないからといって帰国してくれたから助かりました。フィリピン人は簡単に他人の国で違法なことをするんですね?」
一概には言えないと思いますが・・・・・
オヤジ殿「フィリピンは携帯電波の事情が悪いようですね。日本からかけると日中の午後くらいは繋がりますが、夜になると全く繋がらないです。土曜日、日曜日は全く繋がらないです。オネーチャンがいうには自宅の電波事情が悪いからとか言ってました。」
どちらにお住まいなんですか?
オヤジ殿「パサイといっていました。電話してから2時間くらいかかってくるようなので、渋滞が酷いようですが結構遠いようです。」
この件は答えないようにした。パサイ、直ぐ近くで2時間もかかるような場所であればタガイタイかカビーテについてしまう?
まっているのも大変ですね。
オヤジ殿「昨日は日本から電話しておいたので、ホテルへついて30分くらいで来ました。お土産渡したら、お母さんが忙しいから一旦家に戻ってからもういちどきますといって、買い物終えたら帰りました。夕方7時頃に母親と一緒に来て夕食食べ、9時くらいに明日来ますといって帰りました。フィリピン人はフィリピンへ戻ると本当に家族思いなんですね。日本にいるときは帰りなさいといても私の家で寝てばかり。全く料理も出来ない人で、食事はいつも鶏肉。いつもセブンイレブンです。フィリピン人は野菜食わないんですね。」
いや、フィリピン人は野菜も結構食べますよ。
なんとなく腑に落ちない顔つきに変ってきた。
話をしていても携帯電話をしきりに気にしている。ボーダフォンだ。
オヤジ殿「昨日オネーチャンから言われたボーダフォンを持ってきました。シャープ製で探すのが大変でした。どうにか見つけて昨日大きなモールへ出かけ買い物をして持ってきたボーダフォンを携帯電話ショップが沢山ある場所でフィリピンで使えるようにしてもらいました。2000ペソも取られました。ついでに私の持ってきた携帯も。携帯を買おうかと思ったら本当に高いですね。5、6万円位するんですね。買おうかと思ったら、オネーチャンお土産にボーダフォン持ってきてあげて、もう一台ほしいようなそぶりなので、2台で10万円支払うのでは大変。日本で使っている携帯もここで使えるように出来るというのでこの電話も中のシムを入れ替えてもらいました。」
ボーダフォンはこの国でも使えるようになります。中には改造できない機種もあります。
オヤジ殿「今日は、午前中に来て一緒にデパートへ出かけ、洋服がないというので買い物して食事、夕方5時くらいに家に洋服取りに戻って、直ぐに戻ってくるといったのですが、この携帯壊れているのかな?何回かけても英語でわけの分からないこと言っているんです。フィリピンはこんな何時ながらないのでしょうか?改造したから具合が悪いのかな・・・・・・・」
携帯電話を借りてその番号へ電話してみた。やっぱり・・・・・・・電源が切ってあるようだ。メールも送ってみた。やはり・・・・
恐らく電源が切ってあるか電波のないところといっていますから繋がりませんよ。
オヤジ殿「日本からかけた場合は夜はこれと同じで全く繋がりません。いつもバッテリーがなくなった。電波がない。でも午後には直ぐにつながるんですよ?」
しきりに携帯電話を見つめるオヤジ殿。
オヤジ殿「この辺に深夜でも食事できる店がありますか?」
どうしてですか?沢山ありますけど。
オヤジ殿「オネーチャン戻ってくるといったので、戻ってきたら一緒に食べようかと待っているのですが。一人で食べてしまうと、帰ってきたときお腹すいたといわれると可哀そうだから待っていました。でもさすがに遅いな・・・・・・・・」
5時から現在11時。6時間も待っているオヤジ殿。帰ってきたときにお腹すいていると困るから。なんとも気の優しい良き日本人。携帯電話があるのだから大概は連絡が出来るはず。しかも初めてフィリピンへ呼んでおきながら、「兄」恐らく旦那なのかも?
天井を見上げるオヤジ殿の顔には悲壮感が漂っているようにも見えた。
こんな心優しいオヤジ殿をこのような対応をするオネーチャン。こういう輩がいるから、おかしな感情で見られてしまうことがあるのだが。
友人が来た。オヤジ殿に速くご飯を食べてお休みになったほうがいいと思います。
と声掛け我々はとある場所へフラフラと出かけた。
パサイまでは、オヤジ殿の心情を知れば、ここから直ぐですなどとは決していえません。正直なことを言えずに大変失礼しました。
今年も、もう直ぐ、これから多くの日本人が来比されます。くれぐれもつまらない旅にならないように良いたびを。
多くの方が
「日本人お方ですか?どちらから来られましたか?」
「フィリピンは何回目ですか?」
「観光ですか?」
「女が五月蝿くて!コイコイばかりなんですよ。」
「日本に働きに来ていたときに知り合ったばかりに、大変な投資をしました。」
「本当に、気でも狂ったかのように嫉妬は凄まじいいですね。」等々
マラテのとあるホテルへ友人と待ち合わせ向かった。
名ばかりのロビー。こんな夜の時間なのにまるでディスコのように音楽が五月蝿い。客への配慮などは全く無関係のようにも思えるホテルにも思える。
一人の男性が、ソファーに座り携帯電話とにらめっこ中。
入り口のガードは居眠り中! 何のためのガードなのか?
待ち合わせの時間よりも速く到着してしまったので、待つことにした。
携帯電話とにらめっこ中のオヤジ殿やはり声を掛けてきた。
オヤジ殿「日本人の方ですか?」
ハイ。
オヤジ殿「昨日フィリピンへ来ました。飛行機に乗ったのも海外へ出かけるのも今回がはじめて。どうにか到着しました。世間知らずとはいえ、凄まじい空港ですね。何か聞けば何でも気持ちないですか。その都度千円といわれたので、海外はそんなものかと思い支払っていたら、空港到着からタクシーに乗るまで警察にだけ3千円。乗ったタクシーは600ペソ。ペソがないといったら2千円といわれました。ホテルへチェックインしたところへオネーチャンが来ました。渋滞が酷くて遅れた。兄を待っていたんだけど渋滞だからというので私だけできました。といっていました。日本にいるときには殆ど毎日のように逢い、仕事が終われば真っ直ぐ家に来るときもありました。フィリピンは本当に交通事情が酷いようですね。」
これでストーリーは全て分かって知ったのだが、警察へ3千円それは意味のない金。タクシー代は2千円。そんな馬鹿な。渋滞で兄を待っていたけど私だけで来ました。等といかにも貴方だけ。でもその兄はひょっとしたら旦那。等というのも野暮。返事は一言にした。
いや、大変ですね。
オヤジ殿「日本ではとにかく金を使いました。貯金も底つくほど。オネーチャン不法滞在していて、最近は危ないからといって帰国してくれたから助かりました。フィリピン人は簡単に他人の国で違法なことをするんですね?」
一概には言えないと思いますが・・・・・
オヤジ殿「フィリピンは携帯電波の事情が悪いようですね。日本からかけると日中の午後くらいは繋がりますが、夜になると全く繋がらないです。土曜日、日曜日は全く繋がらないです。オネーチャンがいうには自宅の電波事情が悪いからとか言ってました。」
どちらにお住まいなんですか?
オヤジ殿「パサイといっていました。電話してから2時間くらいかかってくるようなので、渋滞が酷いようですが結構遠いようです。」
この件は答えないようにした。パサイ、直ぐ近くで2時間もかかるような場所であればタガイタイかカビーテについてしまう?
まっているのも大変ですね。
オヤジ殿「昨日は日本から電話しておいたので、ホテルへついて30分くらいで来ました。お土産渡したら、お母さんが忙しいから一旦家に戻ってからもういちどきますといって、買い物終えたら帰りました。夕方7時頃に母親と一緒に来て夕食食べ、9時くらいに明日来ますといって帰りました。フィリピン人はフィリピンへ戻ると本当に家族思いなんですね。日本にいるときは帰りなさいといても私の家で寝てばかり。全く料理も出来ない人で、食事はいつも鶏肉。いつもセブンイレブンです。フィリピン人は野菜食わないんですね。」
いや、フィリピン人は野菜も結構食べますよ。
なんとなく腑に落ちない顔つきに変ってきた。
話をしていても携帯電話をしきりに気にしている。ボーダフォンだ。
オヤジ殿「昨日オネーチャンから言われたボーダフォンを持ってきました。シャープ製で探すのが大変でした。どうにか見つけて昨日大きなモールへ出かけ買い物をして持ってきたボーダフォンを携帯電話ショップが沢山ある場所でフィリピンで使えるようにしてもらいました。2000ペソも取られました。ついでに私の持ってきた携帯も。携帯を買おうかと思ったら本当に高いですね。5、6万円位するんですね。買おうかと思ったら、オネーチャンお土産にボーダフォン持ってきてあげて、もう一台ほしいようなそぶりなので、2台で10万円支払うのでは大変。日本で使っている携帯もここで使えるように出来るというのでこの電話も中のシムを入れ替えてもらいました。」
ボーダフォンはこの国でも使えるようになります。中には改造できない機種もあります。
オヤジ殿「今日は、午前中に来て一緒にデパートへ出かけ、洋服がないというので買い物して食事、夕方5時くらいに家に洋服取りに戻って、直ぐに戻ってくるといったのですが、この携帯壊れているのかな?何回かけても英語でわけの分からないこと言っているんです。フィリピンはこんな何時ながらないのでしょうか?改造したから具合が悪いのかな・・・・・・・」
携帯電話を借りてその番号へ電話してみた。やっぱり・・・・・・・電源が切ってあるようだ。メールも送ってみた。やはり・・・・
恐らく電源が切ってあるか電波のないところといっていますから繋がりませんよ。
オヤジ殿「日本からかけた場合は夜はこれと同じで全く繋がりません。いつもバッテリーがなくなった。電波がない。でも午後には直ぐにつながるんですよ?」
しきりに携帯電話を見つめるオヤジ殿。
オヤジ殿「この辺に深夜でも食事できる店がありますか?」
どうしてですか?沢山ありますけど。
オヤジ殿「オネーチャン戻ってくるといったので、戻ってきたら一緒に食べようかと待っているのですが。一人で食べてしまうと、帰ってきたときお腹すいたといわれると可哀そうだから待っていました。でもさすがに遅いな・・・・・・・・」
5時から現在11時。6時間も待っているオヤジ殿。帰ってきたときにお腹すいていると困るから。なんとも気の優しい良き日本人。携帯電話があるのだから大概は連絡が出来るはず。しかも初めてフィリピンへ呼んでおきながら、「兄」恐らく旦那なのかも?
天井を見上げるオヤジ殿の顔には悲壮感が漂っているようにも見えた。
こんな心優しいオヤジ殿をこのような対応をするオネーチャン。こういう輩がいるから、おかしな感情で見られてしまうことがあるのだが。
友人が来た。オヤジ殿に速くご飯を食べてお休みになったほうがいいと思います。
と声掛け我々はとある場所へフラフラと出かけた。
パサイまでは、オヤジ殿の心情を知れば、ここから直ぐですなどとは決していえません。正直なことを言えずに大変失礼しました。
今年も、もう直ぐ、これから多くの日本人が来比されます。くれぐれもつまらない旅にならないように良いたびを。
もしご覧になっていらっしゃいましたらPP宛早急にメールを御願いいたします。
agad_mnl0716@capricorn.livedoor.com
>honeybabe様 わりと準備しないで来る方が多いようです。その大きな要因「フィリピンへ来たら任せない。」これは初来比される方には大きな勇気付けかもしれませんね。
>Cavite様 何度体験されても同じ事を繰り返す方もいます。騙されていると分かっていても、それが楽しみという方もいるようです。警鐘はひょっとしたら聞こえないのかも知れません。愛は盲目。ここフィリピンでは愛は難聴なのかもしれません。
個人の勝手、後で愚痴言わないように何処の国でも気をつけましょう。
皆様コメント有難う御座いました。
こういう事は一度自分で体験しないと分からないものなのでしょうか、それとも警鐘の鳴らし方が足りないのか。
人ごとではありません。私も充分注意したいと思います(笑)。
初海外旅行。・・・準備や調査等されなかったのでしょうか?
私事、初海外は27年前のLAでした(cafeではありません(^_^))。ガイドブック、英会話ブック、トラベラーズチェック等々準備も万端にしたものです。
当時、NYほど治安は悪くないようでしたが警戒して夜はホテルから一歩も出ませんでした。
渡比の際、初心を忘れずを自分に言い聞かせていますが南国特有の雰囲気が緊張感をゆるめてしまいます(-_-;)