新たに台風発生

台風２１号の死者・不明者、1,200人を超える

台風２１号が大被害をもたらしたこのフィリピン。セブでは、１１日から１３日まで、ＡＳＥＡＮプラス３（日中韓）首脳会議や、インド、ニュージーランド、オーストラリアを加えた１６カ国による東アジアサミットが開かれる。
その折、新たに台風２２号が発生した。
台風22号
2006年12月8日10時30分発表　台風22号は、8日9時にはフィリピンの東のにあって、西へ毎時35kmで進んでいます。中心気圧は990hPa、中心付近の最大風速は23m/sです。この台風22号は、9日9時にはフィリピンの東へ達する見込みです。10日9時にはフィリピン付近へ達するでしょう。11日9時にはフィリピン付近へ達する見込みです。この方面の船舶は、十分な警戒が必要です。(気象庁台風情報から）

２１号の被害さらに。

台風レミン(台風21号)による泥流などで死者・行方不明者の数は1,200人を超えた。
台風から1週間が過ぎた6日、孤立した集落のライフライン復旧に向け24時間態勢で泥や火山岩の除去作業が続けられていて、 ビコール地方では遺体の回収や被災者支援のための道路、電力、電話の復興が優先課題とし、復旧活動を進めている。
今回の大型台風21号は、マヨン火山周辺の700以上の集落を火山性堆積物の土石流が飲み、国防省災害対策本部の発表では、6日現在で死者が543人、行方不明者が740人に達した。レガスピ市郊外のサントドミンゴ村では、道路を埋めた泥と自動車ほどある火山岩を掘り起こし、救援物資を積んだ国軍トラックや、消えた村に戻る不安げな住民を乗せたバスが行き来している。ビコール地方の大部分は、現在も依然停電が続いて、一時的な電力回復はクリスマスイブごろになる予定とのこと。
　 台風による被害者は1,765の村落で160万人に上り、ビコール地方を中心におよそ8万4,000人が現在も避難生活している。

泥流に飲み込まれ大被害が起こったビコール地方。災害復旧が行われているさなか、新たに２２号が発生、今度は進路からしてどうやらサマール地方へ上陸しそうな気配。ビコール地方も強風圏内に入りそうな気配。二次災害が起こりませぬよう、早めに避難をされることを切望します。
そして、今すぐにでも熱帯性高気圧に変わることを祈念します。