ワラ アコ パキ アラム

日本語で言えば、「関係ない」かな。フィリピン人と日常朝から夜まで接している者は豹変するといって過言ではない喜怒哀楽、そしてあつかましい性格にかき回され人間不信になる場合が多いかもしれない。
仕事はとにかく怠ける。生産効率などを徹底して管理してもどこかで巧妙にサボることが多い。フィリピン人は勤勉だとよく言われるが、意味合いが全く違うようにも思える。
工場関係であればそれなりに勤勉なものもいると思うが、とにかく当てにならない社員が非常に多く見受けられる。
小規模な事務所。その会社の代表者が外出でもしようものなら、その態度が突然変わる。代表者がいる際には「サー」何を言われても「サー」見ている限りでは内容が伴わない仕事ばかりで首にならないようにゴマすりしているようなもの。
マカティによく訪れる事務所がある。この事務所、とにかく見ているととんでもない事務所だ。他人の事務所なのでどうなろうと別に関係ないのだが、その事務所の代表がいないと、事務所から５０ｍ離れていてもその声が聞こえる(相当オーバーに書きました。）くらい爆声のような声を出してバセドウシ病みたいな出目を大開きにして持論を唱えている事務所のマネージャー。電話の応対もとにかく滅茶苦茶、何を勘違いしているんか、自分が勤務する会社が世界一でかいように勘違いしているから始末に終えない。事務所へ行っても何しに来た？のような顔でにらみつける。
一般的にフィリピンの事務所は日本とは全く風が違うようだ。その会社の躾が出来ていない場合には、日本人が行けば吃驚するかもしれない。役職に付いた能無し人間が異常に威張りまくる。決して自分から先頭に立って問題解決などはする気もない。問題が起きれば「問題を起こしてわれわれに振ってくるな！」とまで言う。何のための責任者なのかわけが分からない。多少能力があると鼻にかけ、役職に付くまではそれなりのことをする。他の者がまったく意欲がないからにして、少し出来る者は特に目立ってしまうのかもしれない。このような者は出世も早いが、いざポジションに付くとふんぞり返ってしまう。
仕事内容は、事務所で作成する書類、きれいに仕上げ、汚れないようにするのが当然。このフィリピンは全くそのような心配り等はないようにも見受けられる。ステップらーで書類を纏める場合、縦横きちんと並べてからとめるくらいの配慮は日本人は持ち合わせている。このフィリピン、そのような配慮はまったく無い。止めてあれば良いくらいしか思っていない。作成中の書類の上で飲食までする。多少、汚れが付いても気にすることなく、その汚れを注意しても、全く気にもせず「大丈夫」予知能力欠陥人間の集まりみたいな事務所が多い。ないかのクレームが付けば気でも狂ったかのようにエキサイトする。決して問題を前向きに解決する考えなどないのかもしれない。自己中心的な配慮、考えで行動することが多いようだ。ミーティングを行っても、さほど積極的な意見交換もなく、代表者の一人相撲になってしまうことが多い。
様々な苦情を言えば、この会社は厳しい。従業員への配慮に欠ける。仕事量が多い。止めは「給料が安い」このような話が殆どかもしれない。
企業は人なり。世界中どこでも同じだと思うが、この国がいまだかつて伸びられない要因、自己の危機管理が全く出来ないからかも。カメレオンのような腹で収入にあった食事制限が出来る。気候は暑く、餓えさえ耐えられれば結構生きられる場所なのかもしれない。雇用契約が終われば、再契約もしくは転職。日給１００ペソくらいの仕事はあっても、そのような仕事はしたくない。そして口癖のように「フィリピンには仕事がない」
フィリピン人は自分の能力に見合わない要求ばかりが先走り、全く無計画な人生を送っているような気がする。
ことあれば問題解決は「ワラ　アコ　パキ　アラム」一言で責任転嫁してしまうようだ。