サントリーが天然水ペットボトルの工場内でトレースするための
システムを構築したそう。
工場内の全ての工程で、通過するペットボトルの番号を付与し、
なにか問題があった場合、ペットボトルを個別に判定できるように
なるのだそうな。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC194PE0Z11C22A2000000/
異物混入などが発見されたとき、流通経路の店舗や顧客に、その
ロット番号(製造番号)を知らせ、市場ルート、顧客卓の手元から
排除する必要があります。それを個々のペットボトルに適用しよう
というもののようです。
排除すべき範囲を大きめに設定しているため、ロスコストも多大
な量になるので、個別に排除できれば、無駄な製品/食品の排除を
行わないことは有効なことでしょう。
しかし、実際に商品が市場に出てしまった場合、どうやって対象
商品をピックアップする場合に、どうして見えない番号が有効なの
か、わからない・・・目見見えないのだから、それ専用のマシンが
必要な気がします。
だったら、今普及しているQRコードの方がより有効ではないか。
QRコード読み取り機は、安価に販売されているし、工場内に幾つも
あるでしょうに。QRコードとシリアル番号をラベルに両方印刷して
おけば、QRコードリーダーが無くても、目視で発見できるでしょう
に。
なぜ、見えない番号が良いのか、理解できないのですよね。この
システムは、ペットボトルを個別に管理することこそが、キモなの
ではないか。番号が見えれば、目視でも判定ができますよね。