大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

暗黒シート

2023-01-21 09:30:00 | 日記

 光を反射することのないシートです。光の99.98%以上を吸収して
しまうシートなのだそうです。

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC185MS0Y3A110C2000000/

 カメラの内部には、昔からビロードの布を敷き詰めていました。
余分な光がカメラ内やレンズ内で反射すると、画像がくすんだよう
になってしまいますので、その余分な反射光をカットするのが目的
です。
 中学生の頃から、カメラを日常的に持ち歩くようになりました。
当時のフィルムの感度はASA100と言われといたもので、高校生の頃
にはASA300のものが発売されました。大学生の頃になると、自分で
現像することを覚え、現像の仕方によっては、ASA200のフィルムを
増感の現像操作して、ASA1600 程度までは感度を上げられるように
なりました。モノクロフィルムでの話ですがね。当時は100feet の
フィルムを購入し、短く切って使用していました。少し光を浴びる
だけで使い物にならなくなるので、暗闇の中で手探りでカットして
フィルムマガジンに詰めるのです。

 当時の被写体は主に鉄道車輛の下回り、床下の機器をターゲット
にしていました。モデルを造る際の参考にするためです。この辺の
情報は、鉄道雑誌には写真が載らないことが多いですから。よって
私にとっては、撮影に適した天候とは全くの曇天なのです。その方
が車体の下部に光が回り込みますから。普通のカメラマンとは少し
事情が違うのですがね。^^; 

 今のデジタルカメラは、常用でASA3200 程度でしょうか。場合に
よっては、ASA6400 相当かもしれません。最近のデジタルカメラの
センサは感度が高くなっていますからね。あ、今はASA ではなくて
JIS ですね。

 センサの感度が上がると問題になるのが、カメラやレンズ内での
余分な反射光なのです。僅かな光であってもセンサが感じてしまい
ますからね。これは、天体観測用のカメラにも言えることなので、
このような暗黒シートが必要なのです。当然、宇宙を探査する衛星
にとっても、重要なことなのです。