日本の鉄道の運行は時間に正確であることが
知られています。これを実現するための手法が
国際規格になりました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC247OM0U3A320C2000000/
正確な運行を支えるのは、単にダイヤが正確
というだけではなく、それを支える線路などの
施設の状況や車輛の整備状況、運行支援技術の
充実などが大事だとされています。当然のこと
として、線路や車輌の設計なども重要です。
新幹線がなぜ無事故で運行できているかは、
単に車輌の性能のみで決まるわけではなくて、
線路状況や設備の良し悪し、整備状況が重要な
ことです。
各国で高速鉄道の必要性が高まり、製造可能
な国が輸出に力を入れています。しかし、線路
を敷設し、高性能な車輛を輸出すればOKという
わけではありません。鉄道は運行を続けること
が必要で、正しいメンテナンスをきちんと行う
ことが大事なのです。
日本のインフラ輸出では、現地で材料の入手
や現地作業員の訓練などを重要視しています。
これは、そのインフラの維持管理が、問題なく
続けられるようにするためです。鉄道は単なる
輸送機関ではなくて、その国の基幹となるもの
です。より正確な鉄道運行が、その国の発展を
支えることになります。
今回の鉄道に関する国際規格制定は、総合的
な技術とかインフラも重要であるということが
認識されたということです。今後の鉄道輸出の
追い風となること思います。
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