バナジウムを利用したものは開発されています
が、バナジウムの資源が偏在しているため、その
代替として劣化ウランを使用する研究がなされて
いるようです。
https://www.youtube.com/watch?v=Db4PhYOe0is
劣化ウランとは、天然ウランにはウラン238 が
殆どで、核エネルギーとして使えるウラン235 は
たった0.7%しかなくて、238 と235 の僅かな重量
の差(1%程度)を、遠心分離機で取り分けます。
この僅かな重量比で分離しなければならないので
遠心分離機の製造には、高度の精密さが必要で、
製造できる国は限られています。これがイランに
密輸出されたとして、十年くらい前に、事件にも
なりました。
で、残された238 を”劣化ウラン”といいます。
この名称自体が、ふさわしいとは思えないのです
よね。^^; ”劣化”と言うと、なにか悪そうな感じ
がしますよね。^^; そうではなくて、放射能力が
”劣化”している=少なくなっている、という意味
なんですよね。^^;
今の劣化ウランの用途としては、鉛(235 )や
鉄(56程度)より重いので、アメリカでは砲弾に
使用しています。日本では今の所はこれと言った
用途がないのでそのまま保管されています。一時
は、高速増殖炉の燃料(中性子を吸収して放射性
が付与される)とされていましたが、開発自体が
ストップしています。
で、この劣化ウランを バナジウムの代替物質
として注目されています。これが本格化すると、
”劣化ウラン”という名称から、左系のマスコミが
うるさくなるかもしれませんね。^^;
prairie@mbh.nifty.com
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