今、物流が問題にりつつあります。都市間の
輸送は、コンテナなどを列車で運べば何とかなる
ですが、宅配という「ラスト ワン マイル」問題
は解決できてはいません。
「ラスト ワン マイル」とは、多くのシステム
が最後の区間の処理に手間取る、コストがかかる
ということを指しています。電話回線の場合では
電話交換機と電話局から自宅までの設備のコスト
が掛かるということです。光回線では交換の手間
が省けますから、ずいぶんと楽になりました。
これは通信だけの問題ではなく、物流でも同様
で、都市間は大型トラックで輸送ができますが、
配達は一つ一つを戸別に配達せねばなりません。
実際には、この手間の掛かる配達では、再配達を
要するものが 3割くらいはあるそうです。これを
減らせれば流通コストや配達の手間が 2割くらい
は減らせるのではないでしょうか。
拙宅では宅配BOX もどきの袋(OKIPPA)にて、
不在時の荷物の受け取りができます。
今後の新築の住宅には宅配BOX を設置する動き
もあります。これらは、今は荷物を受け取る側が
自前で用意しています。これらの有無は宅配業者
には再配達しないで済むというメリットがあるの
かもしれませんが、受け取る側には、メリットが
ありません。これでは、宅配BOX が普及するのは
困難かもしれませんね。
これを促進するために、今流行りのポイント制
を導入したらいかがかと思います。宅配ボックス
で荷物を受け取ると 1ポイントを配達先のお宅に
付与するのです(シールで良いかも)。
溜まったポイントは荷物の発送時に使えるよう
にすれば、発送する顧客の囲い込みができるもの
と思います。ポイントがあれば、荷物を発送する
際にはその業者を使おうとしますよね。いわば、
顧客の囲い込みが出来ると思うのですがねえ。
prairie@mbh.nifty.com
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