冷蔵庫、エアコンも含め、屋内にある電気製品は
内部で直流に変換して動いています。電力会社から
は交流を受け取っていますが、冷蔵庫もエアコンも
直流で動いています。交流で動作するのは、扇風機
くらいでしょうか。それもサーキュレータともなる
と、風量が調節しやすい直流モーターが使用されて
います。それぞれの装置内で、直流に変換している
ので、その分、ロスが生まれてしまいます。^^;
もし、屋内のどこかで一括して直流に変換すれば
効率が良くなるのですがねえ。各装置の内部で直流
に変換するよりも、一括して変換して、屋内配線に
直流で供給した方が良いわけです。変換ロスがない
ですからね。
以前、屋内配電を直流にしようというアイデアが
ありましたが、実現には至っていません。その当時
は、供給する直流を何ボルトにすべきなのかの議論
がまとまらなかったように記憶しています。5V,12v
24v など、装置には様々な電圧のものが使用されて
います。どの電圧にすべきか、問題になったことで
しょう。
しかし、今やパワー半導体技術が発達しています
から、電圧変換するためのスイッチング電源の技術
などもあるので、大して問題にはならないものでは
ないかと思います。そのうちに装置自体の方が電圧
フリーになったりして・・・。
今後共、電力事情は逼迫するのが見えています。
交流/直流変換による損失は、日本全国で見ると、
莫大な電力損失になっているものと思いますがね。
大部分の車がBEV 化をしようものなら、バッテリー
充電のために、電力が逼迫する事態になることは、
間違いのないことです。使用エネルギーの大部分を
一つに集中してしまうと、何かことが起こったとき
混乱を起こす可能性が高まるので分散すべきです。
まあ、大部分の車がBEV になるとは思えません
が、今や機器の殆どが直流駆動になっています。
なお、電力会社間の電力融通も、新たに直流送電
が採用されました。ケーブルは海中又は地下に埋設
されるので、幾つもの山を超える送電線は、いつか
は無くなるのでしょうね。
今は、都会の空から送電線が無くなっています。
これらは、まだ直流化はしていないとは思います。
都市美観や災害対策を考えて、送電線を地下化して
いるのでしょう。
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