大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

電池の進化

2024-11-01 09:30:00 | 日記
 初めての電池であるボルタ電池が発明された
とき、電解質が液体でした。やがて個体化した
ものが乾電池です。鉛蓄電池も、電解液は液体
なのです。

 最近の蓄電池は大量のエネルギーを蓄えます
から、衝突時に電池の筐体が破壊された際に、
蓄積している大量エネルギーが放出されるので
災害が大きくなります。しかし、電解質が液体
であるため、漏れることを防ぐのは困難なので
固体化に向かっています。

 それに、現在の蓄電池は化学変化により電気
を蓄えています。自ずと充電と放電にそれなり
の時間を要します。この辺を改善するためには
化学変化ではなく、物理的な変化、つまり電子
をそのまま蓄える法を見出す必要があります。

 セルロースナノファイバー(CNF)は、木など
の繊維を、ナノサイズに細かくしたものです。
その表面が凸凹しているので、表面には多くの
静電気を蓄えることがでるのです。静電気なの
だから、化学的な反応ではないので、充電の際
に時間を要しないのではないか、と素人ながら
に思うのです。
 日本の製紙業は、こういった CNFの製造など
は得意な分野だと思いますから期待できます。

 とはいえ、大量の電気的エネルギーを蓄えて
いるので、衝突事故などの際には、それなりの
エネルギーが放出される可能性がないとは言え
ません。そのような事態を考え、漏電の可能性
があるので、それなりの対策が必要ですがね。

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