アンテナ専門を謳っている業者は信用できないと改めて思った工事です。
埼玉県春日部市に伺いました。
頂いたメールの内容が理解できない為、伺って直接話をお聞きすることになりました。
現況を他人に理解させるように文章にまとめるのは非常に難しいです。専門家同士でもすれ違いが有りますから。。。。
複雑な場合は直接お聞きするようにしています。
大きな家ですが人に貸していて現在は空き家になったそうです。
この2年の間で2度テレビが映らないという事が有ったそうで1回目はブースター交換で復旧し2回目は原因が分からないという事で
配線工事をやり直したそうです。
全部をやり直すのは大変なので3か所だけテレビが見れるように配線したようです。
これはリビングですが元々BS用の配線を途中で繋ぎ替えて地デジ用として使っているそうです。
屋上が有る2階建ての家でブースターとボックスが2階ベランダに有りました。
中に3分配器を付けてここから3か所に配線したようです。
ブースター電源部のランプが点いていません。
「テレビが映っている部屋も有る・・・」と聞いていましたが。
このようにテレビを見たい部屋のテレビ端子まで直接配線して中で繋ぎ替えているようです。
テレビ端子はそのままで中で繋ぎ変えているようです。
この部屋と同じようにもう1部屋も繋ぎ替えています。
リビングのアンテナ線はBS用のアンテナ線が有ったのでここで繋いで地デジ用としたようです(最初の写真)
今回はリビングのエアコン穴から出ている配線を直したいのと見れなくなっていた全部の部屋でもテレビが見れるようにしたいそうです。
配線を調べている中でブースター電源は特に故障していないことが分かりました。
室内のコンセントから電源を供給すると普通に動作します。
この屋外コンセントが原因のようです。
電圧を確認すると何か変です。
そういえば室内の変なところにスイッチが有ったな・・・と思ったのですがこれは関係有りませんでした。
用途が分からないスイッチがホールに有りました。
このスイッチの1個がブースターの所のコンセントに絡んでいるようです。
元々屋外のコンセントはブースター用ではなく照明用のコンセントだったみたいです。
現在使用している照明のスイッチだけにしました。
ブースターの電源を差しました。
元々の新築時の状態に配線を戻していきます。
OKです。見れるようになっています。
見れなくなっていたテレビ端子も使えるようになっていました。
不要になった外のアンテナ線を撤去します。
凄い量のアンテナ線で撤去後はすごくスッキリしました。
これでお客様が抱えていた問題は解決となりました。
誰がどのタイミングでどのように処置をしたか分からないのですが1回目見れなくなったのは多分ブースター故障だけでそれは
問題無かったようです。
2回目のトラブル時に頼んだ業者がアンテナ専門で電気工事の知識がなかった為、余計なアンテナ配線工事になったようです。
記事内で記載していないことがいくつかありますが後で深く考えても2回目に来たアンテナ専門業者の対応は不誠実で正しい処置では
無いように思えます。
アンテナ工事をやるだけなら電気工事の資格は不要ですが場合によっては今回のように電気配線が絡むトラブルに当たることが有ります。
そうなったときに間違った処置をされては余計な時間と費用が掛かってしまいます。
アンテナ工事を依頼するなら電気工事も出来る会社に頼むのが良いでしょうね。
電気工事をやっている会社かどうかは会社概要を見れば普通は記載されています。
記載が無かったり曖昧だったりする場合は依頼しない方が良いでしょう。
因みに登録番号は県に申請すれば誰でも閲覧可能です。