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心に残る映画🎥『27人の漂流者』

2021-06-17 15:27:35 | 日記

 

🎥『二十七人の漂流者』(1956)

SEVEN WAVES AWAY ABANDON SHIP

1957/04/22初公開  

 

沈没した豪華船の乗客が1隻のボートにすがって漂流するという異色の海洋アクション・ドラマ。「紳士はブルーネット娘と結婚する」のリチャード・セイルが脚本を執筆、監督も兼ねた。撮影は「魔神スヴェンガリ」のウィルキー・クーパー、音楽はアーサー・ブリス。主演は「愛情物語」のタイロン・パワー、「黄金の賞品」のマイ・セッタリング、「ロケットパイロット」のロイド・ノーラン。タイロン・パワーとテッド・リッチモンド共同のコーパ・プロ第1回作。

 

 

ストーリー

世界一周の豪華船が深夜、大西洋上で機雷に触れて沈没。1等航海士のアレック・ホームズ(タイロン・パワー)は、船の看護婦で恋人のジュリー(マイ・セッタリング)を助け、互いの無事を喜び合った。

そのふたりの眼に1隻の救命ボートが映る。やっとたどりついた救命ボートにはすでに、先ほどまで豪華客船の乗客だった大勢の漂流者たちが恐怖に震えながら死に物狂いでしがみついていた。

間もなく豪華客船の船長 ダロウは、ホームズに人々の指揮を託し息を引きとった。われさきに助かりたいと場所取りのためにいがみ合う乗客たちを前にホームズは、「自分の命令に従えない者はボートから降りろ」と命令した。

(👩2人いれば、どちらか1人がリーダーになる。赤十字や消防署ではきっとそう教えると思う。)

そんな矢先、怪我をした負傷者の傷から流れ出る血の匂いに気付いたフカ(サメ)がボートの周りに集まり漂流者たちを襲った。

点呼の結果、漂流者は27人に減っていた。

それでもまだ救命ボートには多くの人間が乗り過ぎていた。

「ボートに乗っている人数を減らすべきだ」と言うフランク・ケリー(ロイド・ノーラン)の言葉に、ホームズの心には恐ろしい考えが浮かんだ。

(全員で、ただ死を待つより、何人でもいいから生き残って、生き残るための力が無い者は、本当にに本当に申し訳ないがボートから海へ降りてもらう=それは「死」を意味する)という究極の選択をすることを思いついた……。

きっとその提案に反対するであろう看護婦のジュリーの、自分への信頼を失っても、そうしなければならない、とホームズは思った。

やがて海に漂う救命ボートに嵐が迫って来た。このままでは全員死んでしまう。

ホームズは、この「人数を減らして助かる」方法を実行しようと決意した。

まず意識不明になったスペンサー夫人をボートから降ろした。

(👩その光景はまるで「水葬」のようだった。)

その人間的でない行いに強く反対して、自ら海中に身を投ずる者、

ホームズに反抗して射殺される者など、

1人減り、2人減りして、救命ボートには選ばれた

15人の人間が残された。

 

「次は自分が海に投げ出される番、殺される番ではないか⁉️」

と、残された人々の心が感じ取るようになった頃、

漂流者の一人であるギャングのファロンは、ホームズと口論の末射殺された。その際ホームズ自身も負傷を負った。

嵐が静まり、負傷したホームズは、

「怪我している人間は皆を救えない。今度は自分が去るべき(海に入っていくべき)だ」

と考え、クラーリーに自分が死んで居なくなったあとの皆の指揮を頼み、自ら海中に飛び込んでいった。

しかし危機一髪でホームズは、ジュリーとクラーリーに助けられる。

その時である。遠くから汽笛を鳴らし、油槽船(ゆそうせん)である救助船が、自分たちのボートを目指してゆっくりと近づいてきたのであった。

その後、ホームズは裁判にかけられた。

 

 

👩📺テレビで母とふたりで観た、忘れられない映画だ。

観たのは何十年も前だし、あれ以来一度も観ていないし、手元に後日発売されたであろうDVDもない。

👧おかあさんにとって、この映画

🎥『27人の漂流者』は、

「宮崎 駿先生が描いた📺📖『アルプスの少女 ハイジ』」と同じ、

おかあさんが出会った、かなり高い位置にある、ある種の『原風景』なんだよね。

監督リチャード・セイル脚本リチャード・セイル

 

👩何十年も前の記憶だから、真剣に聴いてはなりません。

真っ暗な夜の海。揺れるボート。

「この男の子は将来があるからボートに残そう。

この人は足が悪い。この人は体が弱い。この人は歳とっている。この人は怪我をしている。この人の命は長くない。ボートの上では役に立たない。」 

そういう理由で、ある1人の人をボートから降ろそうとしたら、突然、

「わたしはその人より歳とっていて脚が悪い。今は皆さんの何の役にも立たない。わたしが先に逝きます」

と言って、豪華なドレスを着た1人の老婦人があっという間に海に飛び込んだ‼️

すると、彼女がいつも自分の子どものように可愛がっていた1匹のヨークシャーテリアのような小さな犬が、老婦人の後を追って、あっという間に暗い恐ろしい海に飛び込んで行った。

ボートの上のみんなが彼女を助けようと、必死になって海に手を伸ばしたが、

老婦人はどんどん遠くに流されていく。

犬が老婦人にたどり着き、

彼女は自分の元に飛び込んでまで追ってきてくれた犬のことを、二度とお前を離しはしない、といったような満足そうな表情で見つめ、

犬を自分の胸(かいな)にかたくい抱きながら

海に流されていき、

海にのまれ、

そうしていつしか見えなくなった。

 

👩👵ううっ、かみさま😢😢😢😢🌊🌊

😢🌊🌊🌊🌊👵🐕🌊🌊🌊🌊😢😢😢

🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊

 

 

リーダーのタイロン・パワー(ホームズ)も負傷し、彼は

「怪我をしている自分は(体力がなくなり)みんなを助ける力がない」からと言って自ら海に飛び込む。

が、みんなから助けられ、救命ボートのなかに戻される。

 

👩あの時、この映画を観ている自分は、ホームズのしたことは正しかったのではないかと思った。 

その理由は、海へ降ろす、結果的に死なす人を選ぶときも、彼はものすごく苦悩していたからだ。なぜ15人でも多いか❔というと、食糧と水が底を突いていたのだったと思う。

 

結果的に、みんなが思っていたより早い段階で救助船がやって来て、さあ、この責任、死なせた人の死の責任はどうする⁉️ということで、確か、ホームズは裁判にかけられ、有罪判決を受けた。

 

わたしがこの映画を観た感想を述べると、

①救助船が到着するのがもっと遅れていたらそれこそ救命ボートの乗組員は全員死んでいただろう。

 

②救命ボート上でのホームズのリーダーシップ振りは、外側から見ているわたしとしては感心に値するものだった。その理由は、残った者が生きるために、海に降ろす人を決めるとき、いつも苦悩に満ちていたからだ。

 

③だから、海へ降ろされ亡くなったかたの家族や関係者に裁判を起こされてホームズが有罪になったとき、

遭難した救命ボート上で、

ホームズのおかげで生き残ることができた人たちは

裁判でホームズのことを弁護してあげねばならないと思った。助かった人々の使命は、今度は自分たちがホームズを助ける番だからである。

 

④ホームズは、やりたくて人間を、寒く冷たい海に放り込みたくて放り込んだのではない。

これは究極の選択だったのである。

 

⑤しかし反対に、相手の立場から考えてみると、自分や自分の大切にしている人が、誰かによって海に放り込まれたとしたら、「それは仕方なかったですね」と、言って許せるかと聞かれれば、それはわからない。

 

⑥救命ボート上で会議を開くべきだったという結論になる。

⑦すると、みんなが生き残りたいとき、どうするのか?

まるで、💀今の地球、世界のようだ。

 

 

 

 

 

 

📖『誰も書かない中○進出企業の非情なる現実』

青木直人 著     祥伝社新書

 

 

 

レビュー

 

①1980年代から始まった日本企業の中○進出は年々増加しており、「世界の工場」への期待と投資は拡大する一方。だがその実態は汚職と粉飾にまみれており、カネは出さずに要求のみを突き付ける・縁故者のみで利益を独占する・契約などお構いなし、という無法地帯。「波に乗り遅れるな」と進出した日本企業のビジネスの多くが既に破綻しているばかりか、💀撤退さえも許されないという蟻地獄に陥っている。中国の経済発展に大きな貢献を果たし、中○政府から「井戸を掘って水を出してくれた」とまで称賛された全日空やパナソニックなどの日本企業さえもが恩を仇で返されている状況なのだが、大手メディアがこれを公表しないのはトヨタなど中○で利益を上げている企業がスポンサーであるという単純な理由によるもの。チャイナリスクを声高に叫ぶ中○ウォッチャーの青木氏が、法治国家ではなく法よりも血縁・縁故が優先する「人治国家」に進出する怖さを思い知らせてくれる本書は、前項の丹羽氏を始めとする歴代の中○大使の朝貢外交(ちょうこうがいこう)をも厳しく批判し、

🌕日本企業に中○ビジネスからの早急な撤退を迫る。

 

 

②中○市場は、人口の多さから魅力的かつ可能性の大きい市場と誰もが思ってきたなかで、こうした本書のような指摘は非常に興味深い。人脈ビジネス、献金、袖の下外交とビジネスの裏側、上手く利用される反日感情と運動の背景、そして余り陽の当たることのない多くの下層の人々の暮らし。粗っぽい記述と正確性に乏しい個所もあるが、重要なひとつの指摘だと思われる。

 

 

 

③中○進出企業に関する「事実の羅列」。処方箋を書いている訳ではない。

しかし、大手マスメディアが書いていない事実を書いていることに、この本の意味があると思う。

伊藤忠の丹羽宇一郎元会長が、中○に対してイケイケドンドンの姿勢であるのに対して、現社長の岡藤正広が「一人当たりGDPで見れば今の中○の水準は昭和40年代にほぼ同じで、今の日本の十分の一だ。長期的に見て、中○の抱える問題は一人っ子政策(最近二人っ子に変わった)などの影響で15年ごろから人口減少局面に入るとみられることではないか(略)成長の鈍化が次の課題として浮上する可能性がある。」

 

 

 

④青木さんの著書を読んだのは初めてです。他の作品も総じてチャイナリスクについて言及したものが多いようですね。

この本を読んで、ここまで本当にひどいのかな?と無知な私は思ってしまう気持ちもある。でも一方でなるほどだからなんや!と納得することもある。日本の歴代の中○大使のスタンスもこんなに日本よりというか中○よりなんだとびっくり。(青木氏の見方によるとね)

外務省のチャイナスクールのことは他の本でいくつか読んでなんとなくは知っていたけど。

山崎豊子氏の著書『大地の子』を読んだときも、中○方の無茶苦茶の態度、それに反して日本方の弱腰の応答もこの本を読むとなるほどそういう裏があったのかーと納得した。

 

防空識別圏の強引な設定で相当きな臭くなってきているなかで、私たちは中○という国とどうつきあっていけばいいのかね?

 

そんで、どうして私は今、中○語勉強してるんでしょ?分けわからなくなってきましたよ。

 

 

 

⑤ここ数年は反日暴動やレアアース問題、メリットだった人件費の高くなってきているため、中○以外の国に進出する企業が増えてきた。この本は、この10年近く先駆者となってきた企業について、順風満帆ではなく、さんざん中○にコケにされた事実が羅列されていた。 法律を順守して製造していた製品をある比突然法律を変え法律違反と言いがかりをつけたり、一度決まったことだからと、地盤沈下しているにも関わらず工事の中止が許されなかったり、中○政府が何かと建設に口出しをしてきたりと、あまり知られていなかった実態が紹介されていた。

 

 

⑥中○経済の危機がようやく言われ始めていますが、青木さんはずっと以前からチャイナリスクを警告しています。

もちろん、他にも中○経済の崩壊やチャイナリスクを指摘する人はいましたが、青木さんは裏付けと冷静な分析で解説してくれるので、説得力があります。

かなり突っ込んで書いてくれるので、読みごたえもあります。

 

🌕頭の中がお花畑な中○楽観論、感情的な中○批判とは一線を画する、濃い内容です。

 

 

 

青木 直人 (著)

許認可権濫用、賄賂・カンパ強要、労働争議、反日無罪…。多くの中○進出日本企業が破綻に瀕し、撤退すら許されない蟻地獄に陥っている。当該企業の口からはもちろん、マスコミも絶対に書かないその実態を紹介する。

 

👨中○から儲けたお金を持って帰れなくなったらどうしよう。勝手に法律を作ってしまうとは、リスクあり過ぎだ。

 

 

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