♪『昭和ブルース』
作詞:山上路夫 作曲:佐藤 勝
歌:天知茂
うまれた時が悪いのか
それとも俺が悪いのか
何もしないで生きてゆくなら
それはたやすいことだけど
この世に生んだお母さん
あなたの愛につつまれて
何も知らずに生きてゆくなら
それはやさしいことだけど
なんにもせずに死んでゆく
おれにはそれがつらいのさ
とめてくれるな可愛い人よ
涙ながれてくるけれど
見えない鎖が重いけど
行かなきゃならぬおれなのさ
だれも探しに行かないものを
おれは求めてひとりゆく
おれは求めてひとりゆく
👨♪『昭和ブルース』の歌詞にあるように、「何も知らずに生きてゆくなら、それは」安易で簡単なことだけど、
👩知ってしまったら自分の良心にうそをついて、スマホとか趣味で気を紛らわして生きてゆくことはできない。
👴自分の良心が自分を許さない。
👧だから、『ウイグル人権弾圧』に反対します👎
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「非常のライセンス 昭和ブルース」
公開日:2018/03/21
会田刑事(会田 健 警部補)役の天地茂が歌った。
👩天知 茂さんは、丸山明宏(美輪明宏)さんと、🎥『黒蜥蜴』(くろとかげ)という江戸川乱歩の推理小説作品のドラマ化シリーズに出演し、天知さんは明智小五郎探偵役、美輪さんは美貌で謎の女怪盗役を演じ、お二人ともそれはそれは美しく色っぽかった。キスシーンもあり、美輪さんは普通のそこいらの女性より色気があった。(三日三晩、眠れないくらい印象深かった。)
🎵『怨み節』
作詞:伊藤俊也 作曲:菊池俊輔
歌:梶芽衣子
花よ綺麗と おだてられ
咲いてみせれば すぐ散らされる
馬鹿な バカな 馬鹿な女の 怨み節
運命哀しと あきらめて
泣きをみせれば また泣かされる
女 おんな 女なみだの 怨み節
憎い口惜しい 許せない
消すに消えない 忘れられない
尽きぬ つきぬ 尽きぬ女の 怨み節
夢よ未練と 嗤(わら)われて
覚めてみせます まだ覚めきれぬ
女 おんな 女ごころの 怨み節
真赤なバラにゃ トゲがある
刺したかないが 刺さずにゃおかぬ
燃える もえる 燃える女の 怨み節
死んで花実が 咲くじゃなし
怨み一筋 生きて行く
女 おんな 女いのちの 怨み節
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「梶芽衣子-怨み節(1973)
MEIKO KAJI-URAMI BUSHI」
公開日:2017/04/03
👩『ウイグル人権弾圧』の中●共産党・習●平 氏の方策の1つとして、耳を疑うようなあくどいやり方がある。それはこうである。
①ウイグル人の家族のなかの首長である夫を、「ウイグル人だから」という理由にならない理由を付けて強制収容所に送り込む。
自分の親である老夫婦も強制収容所に入れられてしまっている家族もある。
②そうすると、そのウイグル人の家庭には妻と子どもたちが残る。妻と子どもたちしか残らない。
③そこに漢人の男性、「自分はお前たちの新しい家族だ」と洗脳された男がやって来て、まぁ、無理やり夫が留守で不在の妻と暮らし始める。
④子どもが生まれる。
👨えっ😱💥
👴⑤これが中●共産党と習●平 氏のやり方で『民族浄化』と言い、民族、ウイグル人の血とアイデンティティーを薄めていく策略。
👩ウイグル人の夫が戻って来ると、生まれた赤ちゃんは漢人の男との間に出来た子どもで、夫の子どもではないよ。
パパだったらどうする❔
👨自分の不在期間に、自分の家庭で起きた出来事をあれこれ想像してしまい、その結果ボクは弱いから、君に冷たい態度を取ってしまうかもしれない。口もきかなくなるかもしれない。もちろん赤ちゃんのことも愛せるはずがない。
本当に鬼で悪いのは中●共産党と習●平氏なのに‼️そんな簡単なことは誰がみてもわかりきっているのに、何の罪もない君を憎み、何の罪もない赤ちゃんを抱く気にもなれないだろう‼️
💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀
お釈迦様「かわいそうに」
🚪ギィ👿👨👿
👨ハァ💨ハァ💨
👿👿👟ズシャア
👿お前が見たことをだれにも話すんじゃないぞ
でないとまたこれだ
👿バチン✋
👨😭あう
あ〃あ〃あ〃あ〃~~~~
ぎゃあああ
👿どん👊 バチン💥 バチン💥
👨あああ あああ
自分の国の象徴としての城「かわいそうに」
👨悲しさははかりしれない。
一年近く尋問され
思想教育を受け
最後には断種手術までやられて
やっと釈放された。
今の私の姿を見て
妻のニーナは
なんと言うだろうか
かわいそうにと
言って泣いて
くれるだろうか
数々の拷問
👩ぎゃああああ
👿バチン💥どん💺バチ💥バチン💥
👿仏陀はどうした
👿ボカッ💥ボカ💥ビシ💥
👩ゴボ🚰ゴボ🚰
👿俺の聖水はどんな味だ
👿ワハハハハ
👿バチ💥
👿ホラどうだ
👿もっと奥に入れてやれ
👿バチ💥バチン💥
👩ぎゃああ
釈迦の声「かわいそうに!」
👿仏に助けを求めてみろ
👨尼さんに対して
なんてひどいことをするんだ
👿心配すんな
次はおまえの番だ
🐶ドーベルマン ワウ
👨うわあ
👨ハッ💨ハッ💨
釈迦の声「かわいそうに!」
👿💅ズブッ
👩ぎゃあああ
👿💋バチン💥
👿野球の🦇ドゴッ
👿ゴツ
👿どうだい
仏様を
裏切る気に
なったかい
👨はい…
お願いだから
便所に
行かせてください
釈迦の声(世界中の皆さん、)「どうか哀れみを」
👨ハァ💨ハァ💨
📖👈これは経典じゃないか
あいつら
これで
尻を拭いているのか
便器のなかに仏画⁉️
なんてことを❗
(鉄格子の窓から)
| | | |
👩 👩 👩 👩
🦶🦶 🦶🦶 🦶🦶 🦶🦶
--------------床
外へ出された👨は、
かわいそうな人達だ と思う。
人間を殴ったり蹴ったりしている役人を見て思う。
👨いつからそんな
獣(けもの)の心を持ったのだ
上司に命令されたから❔
出世のため❔
給料のため❔
やらないと自分がやられるから❔
それとも楽しかったのか❔
修羅の世界の喜びに
心を打ちふるわせたのか
餓鬼畜生の世界で
興奮や快感は
苦しみにそっくりではなかったか⁉️
哀れな人達(漢人)よ
☁️☁️☁️☁️☁️☁️⛰️
☁️☁️☁️☁️☁️⛰️⛰️⛰️
☁️☁️☁️☁️⛰️⛰️🏢🏢⛰️
☁️☁️☁️⛰️⛰️🏢🏢🏢⛰️⛰️
☁️☁️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️
☁️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️
私の村
懐かしい私の村だ
商店は軒並み
大華人の経営になってしまった
看板も大華文字
ばかりじゃないか
👨ニーナ
👩あなた
ごめんなさい
ごめんなさい😢😢😢😢🌊🌊🌊🌊
あなたが連れ去られた後
大華兵たちがやってきて……
👨ニーナ
👩何人にも何人にも
犯されて❗
中絶は絶対に許されなかったの
あなた
お願い
私を許して
ガンボ(夫の名前)❔
👨(私は断種させられ
不能になった
そして愛する妻は
大華兵の子を産む)
すまん…
外の空気
吸ってくる
👩あなた
愛してるって言って
👨(妻のニーナ(のこと)は愛している
(自分は)一瞬にして許した)
しかし私は
あの赤ちゃんを
赦せるだろうか
ひっく😢ひっく😢
ニーナと一緒に
家庭を築けるだろうか
おえーーーっ(木の根本に吐く)
子どもを愛せない父親になるくらいなら
私は消える
かわいそうに
かわいそうに
あの子
だれからも
愛されないあの子
断崖絶壁にたたずむ男性(ガンボ)
完(または続く)
👩以上は、業田良家 氏のマンガ📖『独裁君』♣️小学館BCS2188のなかに掲載されているマンガ❇️『慈悲と修羅』からの引用です。
👧『慈悲と修羅』は、山の頂(いただき)にそびえる建物の形から「中●共産党と習●平によるチベット人尼僧と、既婚のチベット人男性と、既婚のチベット人女性への残虐で醜悪な弾圧と見て取れました。
👩中●共産党と習●平氏によるウイグル人への人権弾圧も、これに近いものではないかと想像しました。
👨マンガでガンボ氏が独白する言葉は、僕の家族の皆が感じる思いとそっくりです。
👑ポタラ宮(きゅう)(チベット世界遺産)
チベットの文化の中心地ラサの象徴であるタボラ宮は、ラサ旧市街地の西部にあるマルポ・リ(チベット語で赤い山を意味し、紅山とも呼ばれる)の南斜面に立つダライ・ラマの宮殿で、その規模は高さ115m(山を含む)、東西360m(👩東京~熱海間の距離が105kmだから、ひぇ~、広大な敷地だ❗)、南北300m、総面積41km2にも及ぶ。1994年にユネスコの世界遺産に登録された。
現代のチベット
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャンツォは、青埋め省で生まれ、1939年にダライ・ラマ13世の転生者として認められ、翌春に登位した。
1947年にインドが独立すると、チベットでも独立の機運が高まった。しかし1949年10月に成立した中●人●共●国は、チベットは中●の領土であると主張し、チベットへ侵攻し、1959年3月、ついにラサで大暴動が起こり、ダライ・ラマ14世はインドへ亡命した。これ以後、チベットは中●政府の統治下に入り、1965年にはチベット自治区として、中●人●共●国の自治区となった🏴☠️
👑~🏴☠️までは
📖『地球の歩き方2018~19 チベット Tibet
』(ダイヤモンド社 ダイヤモンド・ビッグ社)より引用。
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「ザ・ゴールデン・カップス 18
泣かずにいられない」
公開日:2021/06/04
👩カバー元のバンド=ザ・ブルース・プロジェクトの歌と演奏を凌駕(りょうが)するザ・ゴールデンカップスの『アイ・キャント・キープ・フロム・クライン・サムタイム』です。
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「I Can't Keep From Crying Sometime」
公開日:2018/11/01
The Blues Project(バンド名)
🎵『時には母のない子のように』
作詞:寺山修司 作曲:田中未知
編曲:山屋 清
歌:カルメン・マキ
時には母の ない子のように
だまって海を みつめていたい
時には母の ない子のように
ひとりで旅に 出てみたい
だけど心は すぐかわる
母のない子に なったなら
だれにも愛を 話せない
時には母の ない子のように
長い手紙を 書いてみたい
時には母の ない子のように
大きな声で 叫んでみたい
だけど心は すぐかわる
母のない子に なったなら
だれにも愛を 話せない
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「カルメン・マキ 時には母のない子のように(1969年)」
公開日:2021/04/21
👩でも泣いてばかりはいられない❗(キリッ❗)
しっかりしなくちゃ❗
👨そうだよ、ママ‼️
👧いっちょう、景気のいい歌を歌おう❗
👴そうして神棚にかしわ手を叩こう❗
👵中●共産党と習●平氏に浄めの「塩、撒(ま)いておくれ‼️」ソーレ、ソレソレ、『(G7)捕り物』だーい‼️
👩あっ⁉️お母さんっ‼️
👧👶おばあちゃんっ😢😢🌊🌊
おばあちゃんはいつも「くれぐれも中●産には気をつけて‼️」って言っていた。💀「毒入り餃子」の頃からずっと。「中●産は、一切食べちゃダメだって。これからも「食品」に気をつけて‼️」って。
本📖『中●食品動乱』
食の中●依存にどう対処すべきか
日本政策投資銀行調査部課長 小森正彦 著
東洋経済新報社
💀餃子事件の教訓
需要構造、生産地情報等を、独自調査で克明に解き明かす。
われわれは、何に怯(おび)えているのか。
そして今、(われわれは)何を知らなければならないのか。
▼安く便利は大丈夫なのか⁉️
▼中●への依存体質という時限爆弾
▼沿岸部にひしめく日系食品産業
▼日系企業の進出多い中●北東部
▼日本の食をどう守るか⁉️
▼食のグローバル化でますます不安定になる世界
▼日本に何ができるのか⁉️
▼消費者としてできることは何か⁉️
本📖『現地化する中●進出日本企業』
👩現地をきちんと視察するどころか、日本企業は中●から撤退すべき時が来たと感じる。有事が起きて捕虜になったらどうします⁉️
👨あり得ない‼️そんななの中●共産党とは⁉️
👧「一粒の麦も死なずば」の国だよ。
中●は長期を展望している。自分の時代に出来なかった事でもしっかり次の時代に引き継ぐ。
それが世界にとって善いことならいいのだが。違う。
だから用心に用心を重ねて早め早めの対処を‼️
👴進出企業の投資資本は回収できない。
👨えーっ😢😢🌊🌊
🎵『銭形平次』
作詞:関沢新一 作曲:安藤 実親
歌:舟木一夫
男だったら 一つにかける
かけてもつれた 謎をとく
誰が呼んだか 誰が呼んだか 銭形平次
花のお江戸は 八百八町
今日も決め手の 今日も決め手の 銭が飛ぶ
野暮な十手は 見せたくないが
見せて聞きたい こともある
悪い奴らにゃ 悪い奴らにゃ 先手をとるが
恋のイロハは 見当つかぬ
とんだことさと とんだことさと にが笑い
道はときには 曲がりもするが
曲げちゃならない 人の道
どこへゆくのか どこへゆくのか 銭形平次
なんだ神田の 明神下で
胸に思案の 胸に思案の 月を見る
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「銭形平次/舟木一夫(歌詞付き)」
公開日:2021/04/29
👩わたしのブログで紹介している楽曲自体と、『ウイグル人権問題』は無関係です。
しかし、さまざまな問題を知るたびに、さまざまな楽曲の歌詞が脳裏に浮かんでくるのです。
本📖『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』
安田峰俊(著) 角川書店
読者のレビュー・コメント
1)
1989年6月4日に起きた「天安門事件」、それは現代中国最大のタブーである。今も中●政府は「六四」「八九六四」元の金額の送金すら許さないという。当時、民主化を叫んだ若者たちを訪ね、その肉声をまとめた。事件は、ある意味で「祭」だった。そして、40年以上が経つ今、多くの人々はそれぞれの立場で「祭りの後」を生きていた。
2)
安田(著者)さんすごい。尊敬。いつかこんなものが書ける大人になりたいんだけどなれますか。
🌕新聞に染まりすぎて❇️「著者の感想が表に出る文章」を長らく書いてないけど、❇️やはり筆者の考察が挟まれた方が読み物っておもしろい。❇️一方でそれは明確に「これはあくまで筆者の考えです」とわかる書き方で書かれている。つまり❇️「これが事実だ」という押し付けがましさがない。
かつて(1989年6月4日の天安門でのデモに)参加したけど今は現状の中国をそれなりに肯定する知識人(体制の受益者)、かつて参加したor後年目覚めた危うい一般人、今も気持ちがある少数の一般人、今もまじめに活動してる少数の活動家…
ざっと類型化するとこんなところか。
香港も台湾も今は何も影響を受けていないように見えるけど、台湾のひまわり運動は天安門の悪かった点をそのままプラスにして成功させたという筆者の見方が面白い。
ああ、中●。なんて大変で、なんて興味深くて、なんて人を飽きさせない国なんだろう。一生愉しませてくれるんだろうな。
(👨自分にとっては他人の国だけど、住んでる人たちにとっては生死を決める一大事だろうな、特に「民主化」は。)
3)
かなり面白かった。
当時を振り返って、現在の中●人だけでなく日本人にもインタビュー。彼らは身分も、「八九六四」に対する意見も様々で、「あれは失敗だった」と悔悟する者もいれば、今なお運動を続ける者もいる。
天安門事件とは何だったのか。何となくフワ〜っと始まったデモが、体制の武力行使によって鎮圧されたというのが事の顛末らしい。それによって大半の若者たちの心は折られてしまい、今なお傷痕を残している。
4)
日本の学生運動と同じで、一般の人々も巻き込んだ運動にならなければ大きな変革はなし得ない。
日本人もそうだが、一般の人々が現状を大きく変えてまで変革を求めていない以上、第二の天安門事件は起きない。
中●共産党はそのためにも、経済を発展させていくことに必死で、それが失敗した時には何か起きる可能性もあるのだろう。
5)
🌕中●の民主化を求め、天安門でデモを起こした学生たちが
💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀
政府により虐殺された天安門事件。
あれから30年経ち、経済大国の1国となっている中●で
再び天安門事件が起きるのか、という取材を
中●大陸、香港そして在日中国人にしたもの。
結構前に買ったような気がしたけど意外と最近だったんだな。
いろんな考え方、境遇の人に取材をしていて、
中●に住んでいる私も肌で感じる中国人の考え方や方向性と合っていて
そうだろうなぁ、と納得のできる一冊。
🌕結局、ハングリーさというか、貧しかった時代で「自分が変えなければ!」という
モチベーションが国民全体にあれば世界が変わるかもしれないが
今は規制は厳しいとはいえ、経済も成長し安定し、
全国民に豊かさが行き渡りつつあるなかで(そして更なる成長に希望を持てる中で)
人間というのはやはり安定を愛し、変化を嫌うようになるんだろうなぁ、と。
変化したところで自分が幸せになる確証もないし
むしろ歴史的にはやっと手に入れた安定。
🌕現在の香港の状況も天安門に絡めて書いてあるので勉強になった。
6)
👨1989年6月4日に勃発した、世界の歴史に残る『天安門事件』を、中●の国民にだけ風化させる事に荷担・成功させた現在の中●政権の罪は非常に重い。世界の人々が『天安門事件』で中●政権がデモの大学生たちにした罪を知っているのに、中●の若い世代や地方に住む人々だけが知らない。頭隠して尻かくさずな中●だ。また、中●国民をなんとしても「民主化させまい」とする中●政権のやり方があまりにもあざとい。
7)
1989年に天安門広場に集まった大学生たちは、国のエリート候補である自覚を持ち、親である共産党政府に甘える子供のような気分だった、というのはわかる気がする。
それを打ち砕き、近代史に残る事件としたのは、共産党内部の権力争いの結果だった。
集会に参加したエリート候補たちは、その…続きを読む
8)
"そこ(天安門広場)"にいた人もいなかった人も、いまだに熱い思いを抱く人も冷めた目で見ている人も、さまざまなインタビューから紡ぎあげられる天安門事件はそのイメージが一つに集約されるわけでなく、歴史は様々な側面があることを肌感覚で知ることができる。
また、最近の香港における反送中プロテストの背景も垣間見ることもできた。
天安門事件の詳細な経緯などは他の書籍に譲るとして、インタビュー各人毎に節が構成されており、一人ずつ毎日少し読んでも飽きが来ないし、話の流れが途切れることもないので、気軽に読めるところが本書の良い点でもある。
9)
香港情勢を理解する上で役に立つかな?と手に取った天安門事件の「後」を生きる人々のインタビュー集。一言でいうと「世知辛い」。🌕自由より民主制より繁栄。💀豊かさを与えれば大衆は独裁に従順になる…。
10)
天安門事件から30年が経過した現在に、関与した人たちへの入念なインタビューをまとめたドキュメンタリー。
🌕現在でも中●政府は天安門事件に関して規制しているため、既に中●人の若者たちは🌕天安門事件を過去の出来事として詳細に知ることも出来ない。🌕さらに事件に関与した学生たちも、多くの人たちが🌕現在の地位を脅かされることを恐れて、🌕当時のことを語ろうとせず、🌕事件は風化しつつある。
そのような中で、🌕著者は粘り強く取材を重ねて、様々な形で事件に関係した人たちへのインタビューを行い、それらを本書にまとめられた。
さらに、🌕現在の中●では経済成長に成功したこともあり、🌕当時のように中●を変えようとする意識も低くなり、🌕活動家たちも一致団結する状態からは程遠い。
しかし、💀当時事件に関与したことで現在でも監視されている人物が自由な生活ができないという事実や、💀中●政府によって監視が日々強化されていることで、🌕真の自由を得られていないことに中●人たちはいつまで耐え続けられるのだろうか。
また、ちょうど🌕香港では大規模なデモが連日続いているが、🌕このデモが同じような惨劇に見舞われることなく、平和的に自由の扉を開くきっかけになることを願う。
11)
「“その事件”を、口にしてはいけない」
1989年6月4日、中●の“姿”は決められた。
(👩民主化は人民を殺してさえも許さない。)
中●、香港、台湾、そして日本。60名以上を取材し、世界史に刻まれた事件を抉る大型ルポ!!この取材は、今後もう出来ない――。
天安門事件の学生指導者の筆頭であり、いまも中●民主化運動の……
(👧ウアルカイシさん。2021年6月4日、天安門事件から32年の2021年6月4日の産経新聞にウアルカイシさんの大きな写真とコメントとプロフィールが掲載されていた。)
12)
今年、偶然にも、ウアルカイシの名前を思い出す機会があった。そうそう、かっこい男がいたよな、と遠い昔の記憶を呼び戻す作業に一苦労したけど、そう、1989年の六四天安門事件から、今年で30年だ。
彼の名前をすぐ思い出せなかった反省の気持ちも手伝って、6月ころに本書を読もうと図書…
13)
気がついたらノンフィクションで複数の賞を取ってしまい、なかなかレビューしづらくなってしまった。著者の得意とする「足で情報を稼ぐ」という古典的とも言える方法と、ネットを使った情報収集が組み合わさった結果として得られた傑作である。
14)
今年、発生から30年ということで、🌕ニュースに取り上げられることも増えた天安門事件。🌕日本では「中●共産党が民主化運動を武力で鎮圧した事件、すなわち悪」とした取り上げ方が大半です。この事件で天安門広場を占拠した当事者に、🌕❇️30年を経過した今の視点から当時の運動を再評価してもらうインタビューをまとめたのが本書です。
🌕天安門事件の当事者は北京周辺の大学に通う当時の大学生が主体でした。🌕30年前の中国で、北京に住んで大学に通うというのは相当なエリート予備軍です。🌕彼らにすると、自らの既得権益を守ってくれる政治体制に対する反抗という位置づけになります。🌕差別された貧困層が蜂起したわけではないのですね。
そういう背景もあって、様々な見解が引き出されています。🌕当時のエリート層は事件後に器用に生きる術も持ち合わせている人が多いので、現在も経済的に成功した地位にある人が多く「あのまま共産党体制が倒れていたら、今の繁栄はない」と肯定的にとらえている人が多いのには驚きました。ソ連や東欧諸国の体制が崩壊して相当に国内が混乱し、国際的な地位や影響力が低下したことを引き合いに「ああならなくて良かった」と考える人が多いのです。
🌕一方で、当時の考えをそのまま抱き続けて社会運動を継続している人(当然、現在の習近平体制では相当に厳しい監視がつけられている)、知識層の大学生の運動を「知識人の知識人による知識人のための運動」と冷めた視線で見つめていた庶民の存在も描かれています。
💀中●共産党は天安門事件の存在自体を否定するような教育を進めている状況で、💀天安門事件を意味する「八九六四」という数字を想起させる「六四」元や「八九六四」元のスマホ決済ができないというほどにネット上の規制をかけています。💀語る事さえタブーとされる今、「この取材は今では無理。🌕天安門事件の最後の記録となるだろう」との本書の帯の文言は、決して誇張でないと思います。
🌕天安門事件の当事者は30年前の大学生。🌕すなわち私と同年代です。🌕当時のニュース報道を思い出しながら、興味深く読みました。🌕第50回大宅壮一ノンフィクション賞受賞のしっかりした内容のノンフィクションです。
15)
天安門事件に対し、中●人の見方はさまざま。「民主化すべきだった」という意見に、「あのとき民主化すれば現在の繁栄はなかった」という意見。デモの参加者もどこか牧歌的だったところはあるし、子が親に反抗するような、そんな感じのデモだったという。多くの中●人が出てくるが、聞きっぱなしや書き…
16)
著者の別の本をたまたま読んだ流れで本書も読んでみた。なかなか読み応えがあるルポ。
彼の国ではタブーなこのタイトルの数字にピンとくる日本人は、よほど時事に詳しいか、極端に左か右の人でしょう。
(👩そうかしら?右翼でも左翼でもなく、ごく普通よ。中●を学んでいけば必ず『天安門事件』にぶち当たるわ。)
17)
いや、素直に面白かった。僕より一回り近く若いこのノンフィクション作家の作品は、初期の「和僑」というのしか読んだことなかったのだが、それが今一つというかどうも口に合わず、その後読んでなかった。この作品はひょんなことから手に取ったのだが、取り上げた題材と切り口がうまく当たったのか評価…
(👧わたしはこの本は娯楽のために読むのではない。読むだけで「民主化は無理」として終わらせたくないと感じたよ。)
18)
【紅き乱宴の後に】1989年に起こった天安門事件によって何らかの影響を受けた人々のその後の人生を取材した作品。🌕当時のリーダーは,民主活動家は,そして血気盛んな学生をかばった教授たちは,今いかなる思いを抱えて生活しているのか......。🌕著者は,中●に特化したルポライターとして活躍…
(👨そうだ、『天安門事件』当時の大学の教授や政府のなかにも大学生たちの気持ちがわかる人たちも存在したんだ。中●政府が、そういう人たちと大学生をことごとく弾圧した罪は重い。)
19)
1989年6月4日に発生した中●の天安門事件。中●の正史上、なかったことにされており、口にすることはおろか、6月4日が近づくとWeChatPay等の送金アプリで8964元・64元という金額を送金することすら禁じられるこの事件について、🌕政府に立ち向かった学生運動家や市井の住民、逆に政府側として鎮圧に関与した警察学生など当時を知る人々や、🌕天安門事件以降の世代として香港の反政府デモである「雨傘運動」に関与した一連の運動家など、🌕60名を超える人々へのインタビューをまとめた大型ルポルタージュ。
まず一読して、歴史的事実として認識している天安門事件(私自身は幼少の時代であり、ほぼこの事件に関する記憶はない)について、🌕実際の現場で何が起きていたのかということを自分が何も知らなかったということを痛感させられた。
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本書では、事件当日、軍部が発砲を無闇に繰り返すことで流れ弾で死ぬ市民の存在など、メディアでは公にされない激しい流血の様子が複数人のインタビューから克明に浮かび上がってくる。
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習●平就任後の中央集権化と抑圧的な諸政策は、近年の経済成長を背景として、現在のところは何とか国民の不満を抑えることに成功しているように見える。一方でこうして天安門事件を今振り返ると、経済成長が失速したときに何が起きるのか、薄ら寒くなるのも事実である。
20)
天安門関係者に話を聞いて回った著書。ステレオタイプではない生の声が満ち満ちている。転向し出世した者、一貫して反政府の態度を貫き続ける者、後年にネットで「覚醒」し活動をはじめたことで人生を狂わされた者、日本人の目撃者、元リーダーとしての十字架を背負い続ける者と十人十色。
これだけたくさん話を聞くと散漫な印象に留まりがちだが、🌕著者の豊富な知識に基づいた思考が、地の文としてところどころ記されているため、大変に読みやすい。
🌕ワンテーマで何かを記そうとするとき、書き手はイタコとしてふるまうだけではなく、🌕話し手の思考をしっかり理解し、分析しながら、書き進めること。🌕それがなにより大事なのだということを知った。🌕同業者として、今後の作品作りに大いに参考にしたい。
🌕本の帯には「この取材は今後もう出来ない」と記されているが、💀聞き手の安全は担保されているのかが気になった。💀著者は最早、中●に入国することは無理かも知れない。
🌕ネット検閲が強まる2015年(2014年と記していたかも)より前に取材を終えて、ギリギリ書き切ることが出来たと記しているが、💀確かに中●のネット検閲はエグい。💀それは私も取材を通して感じている。
21)
数々のインタビューに基づいて,六四天安門事件を描き出した好著。
左右双方から距離を置いた紋切り型でない取り上げ方がとても良かった。さまざまな思想背景,さまざまな人生遍歴が見えてくる群像劇。事件に少しでも興味のある人は必読だと思う。
22)
悲しい副題:「天安門事件」は再び起きるか
売るためには仕方がないか。
『論語』子罕:子貢曰:有美玉於斯,韞櫝而藏諸,求善賈而沽諸。子曰:沽之哉!沽之哉!我待賈者也。
23)
天安門事件をめぐる同時代人の回顧録。多くの人の振り返りが紹介されていて、当時の運動への感情、現在の中国への目線が赤裸々に綴られている。
相反する二つの考えがあるとすると、かつて追い求めた理想と今の現実、前者は運動を弾圧する政府に怒りを燃やし、運動へ邁進したが、後者経済発展が進んだ中●を目の前にし、それを受け入れる、そういう感情を持つ人が多く、まあそうだよなと納得。
♪『別れのサンバ』
作詞・作曲:長谷川清志
歌:長谷川清志
何んにも 思わず
涙も 流さず
あなたの 残した
グラスを みつめて一人
みんなわかっていた
はずなのに
心の奥の淋しさを ああ
わかってあげれば
別れも知らずに すんだの
きっと私を つよくだく時も
あなたは一人淋しかったのね
あなたの 愛した
この髪さえ 今は泣いている
今は泣いている 今は泣いている
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長谷川きよし-「別れのサンバ」2012
公開日:2012/08/18