コーヒーの焙煎豆並びに挽き豆の今年1~2月の輸出額は前年同期比11・77%減の180万6000ドルだった。開発商工省通商局のデータを基にした農牧供給省生産・農業エネルギー局の報告書で明らかになったとして17日付伯メディアが伝えた。同時期の輸出量は前年同時期並みの201トン。1トン当たりの平均価格は1万184ドルだった13年1~2月期を11.77%下回る8985ドルだった。報告書によれば、主要輸出先である米国向けの輸出額は前年同期比17.45%減。フランス向けと日本向けの輸出額はそれぞれ4.7%、150.4%増えた。
コーヒー生豆の輸出額もまた前年割れした。今年1~2月期の輸出額は前年同期比15.62%減の7億116万ドルだった。輸出量が同21・13%増加、30万8901トンに上った一方で価格が下落。1トン当たりの平均価格は前年に比べて30.34%安の2270ドルに落ち込んだ。主要な輸出先15カ国の中で輸出額が拡大したのはスロベニア(39.61%増)、トルコ(15.29%増)、英国(14.57%増)、カナダ(13.98%増)、レバノン(11.60%増)、ロシア(0.62%増)の6カ国。日本(52.41%減)、スペイン(38.91%減)、イタリア(21.70%減)向けは大きく落ち込んだ。輸出量は、米国向けが前年同期比35・89%、ドイツ向けが同16.43%、それぞれ増加するなど、主要輸出先15カ国のうち日本とスペインを除く13カ国で拡大した。日本へのコーヒー生豆輸出量は37.82%、スペインへの輸出は13.80%、それぞれ前年同時期を下回った。
インスタントコーヒーの年初2カ月間の輸出額は前年同期比15.14%減の8937万7000ドル。量は同1.25%増の1万2262トン、1トン当たり平均価格は同16.19%安の7289ドルだった。主要な輸出先15カ国の中で輸出額が拡大したのは米国(4.46%増)、セルビア(1265%増)、トルコ(101.54%増)、マレーシア(19.65%増)、シンガポール(10.62%増)、ハンガリー(8.30%増)、カナダ(0.79%増)の7カ国。アルゼンチン(51.76%減)、ウクライナ(29.84%減)、英国(22.69%減)への輸出額は前年割れした。量では米国向けが19.54%の拡大を記録したほか、セルビア(1396%増)、トルコ(127.45%増)、ロシア(21.54%増)向けなどが増加。逆にアルゼンチン(51.27%減)、英国(35.61%減)、サウジアラビア(32.92%減)向けの輸出量は大幅に減少した。
サンパウロ新聞
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます