フランスの伝統的なサッカー専門誌「フランス・フットボール」の2014年サッカー・ワールドカップ(W杯)特集号が今週発売されたが、黒色をベースにした不吉な表紙が話題を呼んでいる。24日付伯メディア(ウェブ版)が報じた。
鮮やかなゴールシーンや立派なトロフィーなどの美しい表紙で知られる同誌だが、「恐怖のW杯(Peur Sur le Mondial)」という見出しが付けられた最新号は黒色の背景に白文字だけのデザインが意図的に組まれた。
また「Mondial」の「O」の文字にブラジルの国旗が用いられているが、「秩序と進歩」と記されているはずの部分には葬式を象徴する黒だすきが掛けられて文字が見えなくなっている。さらにサブタイトルには「経済・社会的危機の影響下にある、国際サッカー連盟(FIFA)が想像するW杯開催国にはほど遠い苦悩まみれの地、ブラジル」と表現されている。
同誌はウェブサイト(www.francefootball.com)上で、ブラジル国内のネットユーザーには表紙だけが公開されており、全12ページにわたる特集内容は閲覧できないという。
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