お気に入りのボールを咥えて
家の中を走る遊びが大好きです。
親友のぞうさんを咥えて
走り回るのも好き。
だから、ボールを持って楽しく遊んでいる途中で
ボールとぞうさんを
いっしょに持つことができたら、
どんなにいいだろうと
Cocoさんは考えます。
一生懸命頑張りますが、
ボールを咥えた口でさらに
ぞうさんを咥えるのは無理。
口は一つしか、ありませんからね。
やがてしぶしぶあきらめて
ボールを置いて
ぞうさんだけを咥えて
走っていきました。
こんなふうにCocoさんは
「口が二つあればいいのに」と思うことが
よくあります。
口が二つあれば
食べながらしゃべることもできますし
歌いながら笑うこともできます。
くしゃみをしながらあくびをすることだって、できますよ。
なんて便利なのでしょう!
しかしCocoさんが本当に
口が二つ欲しいと思うのは
持ち逃げした靴下や
持ち逃げした蛍光ペンを
大事に抱え込んでいるとき
「ほら。このおやつと交換しましょう」と
家族に提案されたとき。
ここでおやつに気を取られてしまっては
せっかくの獲物を奪われてしまいます。
ここはじっと、我慢しなくてはいけません。
口が二つあれば
お宝を確保したまま、
おやつだって食べられるのにねえ。
そうできないことが
Cocoさんは
残念でならないのです。
ランキングに参加しています
クリックよろしくお願いします
↓ ↓ ↓