退屈しているようなので
ダンボール箱で遊びましょうか。
(昨日とほぼ同じ書き出しです)
臆病者のCocoさんには苦手なものがたくさんありますが
ダンボール箱もそのうちの一つ。
こうして箱を立てて、
一番奥におやつを一粒入れておいても
怖くて取りにいくことができません。
この状態で、
箱の奥行きは25cmほどですが
顔を突っ込むのが、嫌なようです。
おやつを少し手前においてあげましょうか。
それなら食べられますね。
それではどれくらい奥にあるおやつまで
Cocoさんが食べに行くことができるのか
調べてみましょう。
ペースト状のおやつを、
手前から奥に向けて
五ヶ所に置いてみました。
早速食べにいくCocoさんです。
近いほうから食べていけば
気づかぬうちに奥まで頭を入れてしまうかもしれません。
そんなふうに予想していましたが
やはり奥のほうまでは
食べることができないようです。
手前から1、2、と食べて
3に差し掛かったあたりで
限界が来たよう。
取れないおやつは、
近くに座って待つことにしています。
家族の誰かが気がついて、きっと取ってくれるに違いない、
というのが、Cocoさんの信念です。
仕方なく、
引き戸の間に固定してあったダンボール箱を取り出すと
すかさず後ろに回りこんできました。
反対側から、
手に入れようとしたようです。
そんなところは
なかなか賢いCocoさんです。
しかし、箱の底は閉じられていますから
思惑ははずれてしまいました。
私が箱の蓋を大きく開いて
しっかり支えて見せると
ようやく安心して、奥のおやつを食べに行きます。
うっかりここで、手を離してしまったら
蓋は勢いよくCocoさんの頭を直撃し
Cocoさんの心に、不信感と恐怖の大きな傷跡を残すことでしょう。
気をつけなくてはいけません。
それでは次に
ダンボール箱の底も開いて
トンネルのようにして
向こう側にフードを置いてみました。
このトンネルを通り抜ければ
おやつがとれますよ。
しかし、やはり危険は冒さない主義のCocoさん。
じっと座って、取ってもらえるのを待ちます。
たった一粒のおやつくらい
もったいぶらずにさっさと取ってくれればいいのに。
心の中では、そう叫んでいます。
やがて、待ちくたびれたCocoさんは
おもむろに腰を上げました。
おっ。これはついに、
ダンボールのトンネルを通り抜ける勇気がわいたのか!
いやいや。
そうではありません。
Cocoさんは部屋を出て
廊下を回り
トンネルの向こう側から
おやつを食べることを選んだのでした。
頭を使ったおかげで、
危険を冒すことなく
おやつにありつくことができたのです。
ちょいと賢いところを見せた
Cocoさんです。
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