これまで10機種以上のGoogle Nexus系などアンドロイドスマホで
U-centerやAndroiTSなどの定評アプリでGNSS衛星のSnapshotsやNMEA系ログを
モニタリングしてきて気づいたことをメモしておきたい。
QZS1号機の明示的なスマホ受信もLTE機ではASUS Zenfone2にとどまっているが、
わが国でのアンドロイドスマホの普及率が低いせいなのかどうかわからないが、
いわゆるGEO(静止軌道)GNSS衛星のスマホでの扱いにおいて
わが国のSBASは無視されているように思う。
BeidouのGEO(PRN:201-205ないしB1-B5)は明確にスマホは受信し
どのアプリでも上記のうち少なくとも3機は常にSkyplotに表示される。
わが国のGEO GNSSであるSBAS衛星には以下のようなPRN番号が
・MSAS:MTSAT-1
NMEA衛星番号:42 ← SBAS衛星(PRN)番号:129
・MSAS:MTSAT-2
NMEA衛星番号:50 ← SBAS衛星(PRN)番号:137
与えられているが、NMEAログでは87を引くことがあり
上記のようなNMEA衛星番号とPRNとの関係となっているとのことである。
改めてU-centerのPC版とアンドロイド版のNMEA+α版のログを
129, 137, 42, 50などをキーとしてサーチしてみた。
PC版UBXログ:
$GNRMC,111745.00,A,3545.12736,N,13924.05194,E,0.137,,100715,,,A*6C
$GPGSV,4,3,13,17,70,177,32,23,39,067,32,28,03,192,,42,49,179,*71
$GPGSV,4,4,13,50,48,170,*44
などが見つかる。
アンドロイド版UBXログ:
$GPGSV,3,1,09,31,66,352,12,26,51,266,25,29,51,075,22,14,46,169,40*72
$GPGSV,3,2,09,25,29,050,29,16,23,249,24,32,17,263,21,03,08,299,*76
$GPGSV,3,3,09,21,04,137,*42
などが同様に見つかる。
しかしスマホSkyplotのスナップショットに129, 137, 42, 50が現れたことは
この半年間では一度も経験がない。
ただPC版のU-centerのNFレベルグラフではレベル値はゼロだが
下側ラベルとしてS129,S137が用意されていることは
GPSモードのスナップショットに多数記録されている。
添付図を参照されたい。

しかしアンドロイド版U-centerではNFレベルグラフのラベルとしても
現れないようだ。
BeidouのGEO(PRN:201-205ないしB1-B5の少なくとも3機の)衛星系は
東京から見て南天に列をなしており、一日に1回ずつQZSはその壁を抜けるように
上昇ないし下降を繰り返している。
ー両者は南十字星のごとくあり(アニメGIFアップロードギブアップ)ー
[アニメやビデオの制限が少ないhttp://gnssqzs.blogspot.jp/に移行中]
わが国の2機のSBASが受信・表示されれば、同様な位置にあるはずである。
わが国のアンドロイド機への全般的関心とGNSS受信への関心が低いことが
こうしたことを引き起こしているのでは思われる。
世界では20億台を超えるとされるアンドロイド機でのGNSS受信について
もっと国内的な関心を高める必要性がある。
GNSS受信Skyplotアプリが公開されていないiPhone勢の奮起を期待する。
なにしろ世界平均とは反対にスマホの国内シェアの多数派を握っており、
わが国で稼いだ莫大なアップル社の利益の一部をわが国に還元すべき
喫緊の課題としてQZSを含んだGNSS受信Skyplotアプリを公開すべきだろう。
中学・高校生達がスマホを電波望遠鏡のように使ってGNSS天体を受信できる
ようにすれば、若い人達の衛星測位への関心が高まり、教育効果・人材育成に
大いに寄与できることは間違いない。
また在庫処分段階にあるASUS Zenfone2の後のQZSS対応後継のスマホ機が
アンドロイド側でも途絶えているので、国内メーカおよび各方面への
働きかけが緊急課題であることは言うまでもないと思う。
U-centerやAndroiTSなどの定評アプリでGNSS衛星のSnapshotsやNMEA系ログを
モニタリングしてきて気づいたことをメモしておきたい。
QZS1号機の明示的なスマホ受信もLTE機ではASUS Zenfone2にとどまっているが、
わが国でのアンドロイドスマホの普及率が低いせいなのかどうかわからないが、
いわゆるGEO(静止軌道)GNSS衛星のスマホでの扱いにおいて
わが国のSBASは無視されているように思う。
BeidouのGEO(PRN:201-205ないしB1-B5)は明確にスマホは受信し
どのアプリでも上記のうち少なくとも3機は常にSkyplotに表示される。
わが国のGEO GNSSであるSBAS衛星には以下のようなPRN番号が
・MSAS:MTSAT-1
NMEA衛星番号:42 ← SBAS衛星(PRN)番号:129
・MSAS:MTSAT-2
NMEA衛星番号:50 ← SBAS衛星(PRN)番号:137
与えられているが、NMEAログでは87を引くことがあり
上記のようなNMEA衛星番号とPRNとの関係となっているとのことである。
改めてU-centerのPC版とアンドロイド版のNMEA+α版のログを
129, 137, 42, 50などをキーとしてサーチしてみた。
PC版UBXログ:
$GNRMC,111745.00,A,3545.12736,N,13924.05194,E,0.137,,100715,,,A*6C
$GPGSV,4,3,13,17,70,177,32,23,39,067,32,28,03,192,,42,49,179,*71
$GPGSV,4,4,13,50,48,170,*44
などが見つかる。
アンドロイド版UBXログ:
$GPGSV,3,1,09,31,66,352,12,26,51,266,25,29,51,075,22,14,46,169,40*72
$GPGSV,3,2,09,25,29,050,29,16,23,249,24,32,17,263,21,03,08,299,*76
$GPGSV,3,3,09,21,04,137,*42
などが同様に見つかる。
しかしスマホSkyplotのスナップショットに129, 137, 42, 50が現れたことは
この半年間では一度も経験がない。
ただPC版のU-centerのNFレベルグラフではレベル値はゼロだが
下側ラベルとしてS129,S137が用意されていることは
GPSモードのスナップショットに多数記録されている。
添付図を参照されたい。

しかしアンドロイド版U-centerではNFレベルグラフのラベルとしても
現れないようだ。
BeidouのGEO(PRN:201-205ないしB1-B5の少なくとも3機の)衛星系は
東京から見て南天に列をなしており、一日に1回ずつQZSはその壁を抜けるように
上昇ないし下降を繰り返している。
ー両者は南十字星のごとくあり(アニメGIFアップロードギブアップ)ー
[アニメやビデオの制限が少ないhttp://gnssqzs.blogspot.jp/に移行中]
わが国の2機のSBASが受信・表示されれば、同様な位置にあるはずである。
わが国のアンドロイド機への全般的関心とGNSS受信への関心が低いことが
こうしたことを引き起こしているのでは思われる。
世界では20億台を超えるとされるアンドロイド機でのGNSS受信について
もっと国内的な関心を高める必要性がある。
GNSS受信Skyplotアプリが公開されていないiPhone勢の奮起を期待する。
なにしろ世界平均とは反対にスマホの国内シェアの多数派を握っており、
わが国で稼いだ莫大なアップル社の利益の一部をわが国に還元すべき
喫緊の課題としてQZSを含んだGNSS受信Skyplotアプリを公開すべきだろう。
中学・高校生達がスマホを電波望遠鏡のように使ってGNSS天体を受信できる
ようにすれば、若い人達の衛星測位への関心が高まり、教育効果・人材育成に
大いに寄与できることは間違いない。
また在庫処分段階にあるASUS Zenfone2の後のQZSS対応後継のスマホ機が
アンドロイド側でも途絶えているので、国内メーカおよび各方面への
働きかけが緊急課題であることは言うまでもないと思う。