南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2020 2/02 コロナ隔離担当内閣官房職員過労死か?インド相棒西輪1Iは立春にも準太陽合 NavIC東輪1E太陽合そろそろピークアウト お待たせ日本QZS-1太陽合は3月初頭か?

2020年02月02日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2020 2/02 わが国も恵方巻贅沢などは終わりにせざるをえない状況です。37歳の内閣官房職員が新型コロナ隔離先確保対応で忙殺されている中で、おそらく過労自殺により転落死されました。日本国内では肺炎感染の死者はまだ出ていない中で、先に過労死?による死者が出たらしいこととなります。国内もマスク売り切れ状況で週明けする中で、情勢激変に警戒すべきでしょう。

2月向けに太陽合グラフ図面を切り替えています。このフォームで2月末までQZS/IGSOのドラマを記録してゆく予定です。


南下してきたインドNavIC東輪1Eは太陽合ピークアウトしつつあります。そして立春には相棒のインドNavIC西輪1Iが準太陽合となるでしょう。また打上げ後10年目に入った日本レガシーQZS-1の南下データの太陽合は3月初頭となる模様です。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2020 2/02 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2020 2/02 QZS/IGSO軌道の3倍拡大アニメGIFを記録します。


衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。IGSO/QZSSの軌道運動位相差を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の分析が効果的といえるでしょう。

前年の同エポックと比較して同期差のズレの変化が、インドペアや中国三姉妹や日本QZSS各機において、どのようになるのかが興味深いところです。まずはしっかりとした2年目のデータを揃えることを目標とします。

インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。


平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
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